ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

動楽亭昼席~2024.09.17

2024-09-17 17:17:17 | 笑福亭鶴二

動楽亭昼席~2024.09.17

一、桂天吾・・・「時うどん」
南天さんのお弟子さん、随所に師匠の匂いがちらほら。自由にしながらもきっちの「時うどん」。ああ、南天さんのは、二人でうどん屋をひやかす形ですな。

二、桂米輝・・・「長短」
奇才、米輝の落語。ここまでお話崩してしまってよいのか、原型率60%。辛うじて骨組みは残っているが、自由に気ままな二人がユニーク。おもしろいと思えるものは何でもデフォルメしての演出が米輝さん。
でも、もう一度聞きたくなるのは、なんなんでしょう。麻薬みたいな米輝さん落語、要注意ですな。

三、桂よね吉・・「皿屋敷」
これもまた、自由に遊ぶよね吉さんの「皿屋敷」。原型率80%。でもお二人見ていると、どこかの時点で自分の落語に置き換えても良いようで、でもそれは進化するか退化するかはかけですな。

四、笑福亭瓶吾・「化け物使い」
瓶吾さんの十八番「化け物使い」。もう、これで4回目の「化け物使い」。やはりいつもほっこりする安心、安定の一席出おました。

五、桂春蝶・・・「権助提灯」
艶っぽいですな。「紙入れ」といい、女を演じさせたら上方一の色っぽさ。よろしいな。「江戸落語」を上方へと、「命の落語」のシリーズと、多岐に渡って活躍中。毎年、年末の岸和田での落語会楽しみです。

六、笑福亭鶴二・「藪入り」
贔屓の鶴二さんの登場。独演会ように練り上げている最中の「藪入り」。饅頭のあたり何度聞いてもほろりとしますな。丁稚奉公、藪入り、すべて無くなってしまったんですな。それと共に、お金のありがたみ、親子の情愛なんぞも消えてしまったのか・・・決して裕福ではないが、良き時代ですな。

動楽亭昼席
2024年9月17日(火)午後2:00開演
動楽亭

一、桂天吾・・・「時うどん」
二、桂米輝・・・「長短」
三、桂よね吉・・「皿屋敷」
四、笑福亭瓶吾・「化け物使い」
中入
五、桂春蝶・・・「権助提灯」
六、笑福亭鶴二・「藪入り」




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴二喬龍落語会・此花千鳥亭~2024.09.08

2024-09-08 16:16:16 | 笑福亭鶴二

鶴二喬龍落語会・此花千鳥亭~2024.09.08

今日は蛍池から千鳥橋へ鶴二さんと喬龍さんのコンビを追っかけ。
初めて入った此花千鳥亭ですが、予想通りのアットホームな会場。お客様も温かくて、全員が寛いだ雰囲気。

一、笑福亭喬龍・・・「笑福亭茶丸師匠の話」
喬龍さんが昔の引退された落語家さんを訪ねていく話しなんですが、実話と思って聞いていたらすべて創作。なんとも気色の悪い師匠なんですが、こんな人もありと違和感を抱かせないのが、笑福亭。よう考えると、そこが怖いですな・・・新作ホラー。

二、笑福亭鶴二・・・「平の陰」
軽いところで「平の陰」11月の独演会の演目の一つ。ぼちぼち、高座に掛けて仕上直しですな。

三、鶴二&喬龍・・・「対談」
喬龍さんの今風の、先輩への接し方、特に鶴二さんには少し横柄か・・・。まあ、師匠の松喬さんにはよく怒られているようですが。見た目もやることもすべてが今風ですな。

四、笑福亭鶴二・・・「二番煎じ」
これも、独演会の演目。これから、あちらこちらでかけて、練っていくんですな。冬のネタは良いのが沢山あって、楽しいですな・・・。

五、笑福亭喬龍・・・「三年目」
色気のある話、ラブロマンスか。幽霊になっても、好きな人なら会いたいという男。やはり惚れていたのか・・・。でも、三年ほったらかしとは辛いですよね。喬龍さん、優男ぶり、いろんな噺に挑戦できますな。


次回は12月22日(日)の予定です。

ほのぼの鶴二喬龍落語会
2024年9月8日(日)午後2:00開演
此花千鳥亭

一、笑福亭喬龍・・・「笑福亭茶丸師匠の話」
二、笑福亭鶴二・・・「平の陰」
三、鶴二&喬龍・・・「対談」
四、笑福亭鶴二・・・「二番煎じ」
五、笑福亭喬龍・・・「三年目」







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑福亭鶴二落語会・蛍池~2024.09.08

2024-09-08 10:10:10 | 笑福亭鶴二
笑福亭鶴二落語会・蛍池~2024.09.08

今日は幼稚園からの幼馴染さんからのご依頼による、「鶴二・喬龍さんの落語会」。マネジャー代わりに、阪急梅田駅で落ち合ってから、蛍池の会場へご案内。立派なホールに600人の会員様。

私は、横のモニター室から、一番太鼓、出囃子(石段、独楽)、バレ太鼓のキュー出しのお手伝い。裏方で聴く笑いは初めてで会場とは違う良い経験になりました。

二時から千鳥橋での「鶴二・喬龍ほのぼの落語会」があるので、喬龍さんは先に飛び出し、鶴二さんと私は一時過ぎに高速をタクシーで駆けつけ、滑り込みセーフでした。

私は、単なる移動だけででしたが、鶴二さんも喬龍さんも昼過ぎから立て続けに三席ずつ、お誠にご苦労さまでした。

追加、鶴二さんの「藪入り」大好評でした・・・・で。

笑福亭鶴二落語会・蛍池
2024年9月8日(日)12:00開演

一、笑福亭喬龍・・・「時うどん」
二、笑福亭鶴二・・・「藪入り」






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑福亭鶴二・春の独演会~2024.5.12

2024-05-12 18:18:18 | 笑福亭鶴二
笑福亭鶴二・春の独演会~2024.5.12

大チョンボ、ちゃんと6時に起きたのに何を勘違いしたのか、家を出るのを10時50分と思ってデスクで本の整理をしていたら、あれ今日って朝の部は11時開演では? 気が付いたのが9時50分、チケットを代わりに予約受けて方々に「各々事情をお話して係りの人から受け取って欲しいと」連絡しながら、最寄りの駅へ。

駆け足でかけつけたら、鶴二さんと呂好さんお対談中。鶴二さんの一席目には辛うじて間に合って、一息つく・・・。

“そこつ”ではなく“うっかり”、でも“うっかり”で済まして良いのか、完全なる認知症のはじまりなのか少しショックを受けたのでございます。

でも、そんな憂いも吹き飛ばしてくれた鶴二さんの独演会でございました。

【あさの部】11時より
一、笑福亭呂好・・・「青菜」「コザック・ダンス」
そういうことで残念ながら、呂好さんの「青菜」は聞けず、しかしかくし芸の「コザック・ダンス」はしっかりと見せてもらいましたで、お見事。

二、笑福亭鶴二・・・「粗忽長屋」
本日の秀逸。東京の喬太郎さん、志らくさん、小痴楽さんでも聴いたことのある「粗忽長屋」。私はどなたのものより鶴二さんのが一番好き。
5年前のネタおろしの時とは数段違う「粗忽長屋」。どこかとぼけた味が丸くなって、粗忽もんの鶴二さんのほんわかとした味付けに。噺家さんて凄いですね、時を経てばたつほど熟成させるものなんですな、まあすべての落語家さんがそうではないと思いますが、鶴二さんはそれを成せる秀逸の落語家さんですな。

三、パピヨンズ・・・「漫才」
安定感のある、パピヨンズさんの漫才。解かっているハナシでも、楽しく聞ける。自然体で話しているようで、熟した干し柿のような芸。随所に旨味が増してくる。海原のやすとも、ハイヒール、などの吉本勢に負けぬよう頑張ってほしいですな。

四、笑福亭鶴二・・・「猫の忠信」
これも米朝一門の匂いがする演目、「猫の忠信」。「義経千本桜」の通し狂言することになった稽古屋へ通う連中。「猫の只飲む」吉野家の常吉で「よしつね」駿河屋の次郎吉で「駿河の次郎」、静御前が「おしず」さん、常盤御前で「おとわ」さん、歌舞伎や文楽で「義経千本桜」が有名だったので、こんなパロディが活きてくるんですな。まあ、私の場合は落語で先に知った逆バージョンでおますが・・・。

【ひるの部】15時より
一、桂治門・・・・・「普請ほめ」
あっさりと、牛ほめまで行かずに普請で止めた「普請ほめ」。池田の猪買いといい、池田というのは大阪からは片田舎だったんですな。でも、昔は世話焼きの甚兵衛さんが居ったり、ちょっとした小使いかせぎとかいうのがあったんですな今や両方とも死語直前で住みにくくなりましたな。

二、笑福亭鶴二・・・「口入屋」
今でいう、派遣屋さん、でも美人の女子衆が来ただけでてんやわんや。
でも。膳棚を担げる手の先の仕草のきれい事。ドガチャガの噺が下品にならないのはやはり鶴二さんの芸でおますな。「稽古屋」「紙屑屋」「口入屋」は最初に鶴二さんに惚れこんだ、三屋でおますな。

三、チキチキジョニー「漫才」
相撲好きのおふたりが、狭い舞台で相撲の取り組みを・・・。次世代の女性漫才コンビ。まだまだ、粗削りながら、その勢いが魅力か。月曜日にラジオを聞くと長時間お二人の声が聞こえてましたな。喋りでのくんずほぐずれの好取組期待してまっせ。

四、笑福亭鶴二・・・「竜宮界龍の都」
これもいたってレアな演目。通称「小倉船」。途中から竜宮城での立ち回りの際、後ろのお客様から、「踊りしたはるから、きれいやわ」とおほめのお声。最初の謎解きところから、フラスコに入っての竜宮界龍の都への旅までたっぷりのファンタジーの旅。今日は,いろんな色の違った四席、十分楽しませてもらいましたで・・・。

秋の独演会は、11月3日(日・祝)で開催決定。
阿倍野区民センターで、ゲストは内海英華さん。

笑福亭鶴二・春の独演会
2024年5月12日(日)
DAIHATSU心斎橋角座

【あさの部】11時より
一、笑福亭呂好・・・「青菜」「コザック・ダンス」
二、笑福亭鶴二・・・「粗忽長屋」
三、パピヨンズ・・・「漫才」
四、笑福亭鶴二・・・「猫の忠信」

【ひるの部】15時より
一、桂治門・・・・・「普請ほめ」
二、笑福亭鶴二・・・「口入屋」
三、チキチキジョニー「漫才」
四、笑福亭鶴二・・・「竜宮界龍の都」




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第四回・大阪落語祭・立春大吉寄席~2024.02.12

2024-02-12 22:22:22 | 笑福亭鶴二


第四回・大阪落語祭~立春大吉寄席~

今日は鶴二さんが大トリで登場。その前のモタレが談春さん。東西の落語が火花を飛ばします。

一、桂文五郎・・・「普請ほめ」

まずは、文珍さんのお弟子さん、文五郎さん。もう既に10年選手。若手と言いながらそこは充実の高座。でも、このような大舞台の経験がどんどん芸を大きくしていくんでしょうな。すっきりとした好感度抜群の文五郎さんの一席。

二、笑福亭たま・・「鉄砲勇助」

頭脳明晰のたまさんが落語界のパワハラを理不尽でありながらこれが落語の世界、芸能界と分析してのマクラ。落語は途中で、「噺変えましょか」と客に向かって聞くぐらい、まさに鉄砲勇介状態。でも、自由気ままに見えながら、考えつくされたたまさんの落語、奇想天外おもしろくてそれでいてパワフル。
たまさん、まさに上方落語界の「鉄砲勇介」でおますな。

三、桂南光・・・・「つぼ算」

本日の南光さんは、キッチリと落語を「つぼ算」。先日の文枝さんの「宿題」といい、この「つぼ算」といい。数字、算数って、よくよく考えたらおかしなもんですな。裏金疑惑で、事務方の会計責任者が3000万の不記載で起訴。実際の資金使用者が50億とか言われているのにお咎め無し。政界には「つぼ算」以上に買い物上手、詐欺上手がいるんですな。

四、立川談春・・・「宮戸川」

宮戸川の前半部分。最近では「お花半七」と言われたりしている。後半になると心待ちの悪い展開となるが、最初のなりそめの部分はお花も半七も可愛い
でもある人に言わせると、主役はお花半七よりも霊岸島の叔父夫婦だと。そういう意味では、たっぷりと本筋で楽しませてくれた談春さんの「宮戸川」でおました。

五、笑福亭鶴二・・「らくだ」

良かったですな。鶴二さんの「らくだ」。カンカンノウでは普段入らない歌が英華さんの声で応援。にぎやかな死人のカンカンノウ。大阪の臭いが濃厚でまさに笑福亭、まさに松鶴の「らくだ」。鶴二さん、これ一席で松鶴さんの間違いなく継承者でおますな。

「かんかんのう、きうのれんす、きゅうはきゅうれ、さんちょならへ・・・」

第四回・大阪落語祭~立春大吉寄席~
2024年2月12日(月・振休)午後3:00開演
国立文楽劇場

一、桂文五郎・・・「普請ほめ」
二、笑福亭たま・・「鉄砲勇助」
三、桂南光・・・・「つぼ算」
仲入
四、立川談春・・・「宮戸川」
五、笑福亭鶴二・・「らくだ」



第四回・大阪落語祭・立春大吉寄席~2024.02.12






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴二・紫二人会~2023.11.23

2023-11-23 16:16:16 | 笑福亭鶴二
鶴二・紫・二人会~2023.11.23

前回に続いて、楽しみにしていた“鶴二、紫、二人会”へ。小屋の大きさといい、席亭さんの温かさが心地よい。早めに着いたが、落語ファンの女性にお声かけしていただき、楽しく色んなお話をしている間に開演。

一、笑福亭鶴二・・・「ハンカチ」

今、落語講座でお稽古している「ハンカチ」。録画したいところですが、それは失礼なので、キッチリ目に焼き付ける。主人公は45歳の設定ですが、それでも元気ある表情と動き。現代の噺なので、少しオーバー目に動きをつけてメリハリつけた方が良いようなので、大いに参考に。

笑いの中に、少しほんのりさせてもらえる鶴二さんの「ハンカチ」、やっぱりよろしいな。途中で拍手もらえるような落語に仕上がるか、今から稽古でおます。

ニ、露の紫・・・・・「狼講釈」

大阪を代表する女性として、大阪中之島美術館のイベントに選ばれた紫さん。今日はその取材にスタッフが来られているなかでの高座。
紫さんらしい、勢いのある「狼講釈」、最後には阪神優勝万歳まで飛び出す。五目が挟み込むことができる「狼講釈」、紫さんの手に掛かればますます磨きがかかりますな。

【女性画家たちの大阪】の関連イベント【桂三扇・露の紫の落語会】
2023年12月23日(土)14時開演・大阪中之島美術館1階ホール

三、鶴二&紫・・・・「トークコーナー」

この落語会の名物の「トークコーナー」。沢山の落語家さんのお名前が登場。
露の都さん、桂文鹿さん、笑福亭喬龍さん、笑福亭喬介さん、鶴二さんの周りには話しやすいのかいろんな方が集まってこられます。そして、紫さんも、英華さんも・・・人寄り場所には笑いもいっぱいですな。

四、露の紫・・・・・「長短」

気の長い男と人気に短い人男が友だち。気の合うとはこんなんもの。そうです、あまりににも性格がぴったり同じだと、気心が分かりすぎて逆に重く感じてしまう。長短見ていたら、鶴二さんと鶴志さんが浮かんできました。でも紫さんの気の短い男の迫力、凄いですね。落語って、ちょっと針が振れ過ぎるぐらいが良いんですよね・・ますます、楽しみな紫さんの「長短」でおました。

五、笑福亭鶴二・・・「二番煎じ」

まだ、ネタおろしして間もないという「二番煎じ」。昔は町内での「火の用心」の見回りってありましたな。でも何かと頼られ、濡れ衣着せられて呼ばれる「宗助はん」、そういえば、延陽伯にも出てきますな。町内にこのような人
は必要ですな。鶴二さんの冬らしい噺「二番煎じ」もよろしおますな。

鶴二・紫・二人会
2023年11月23日(木・祝)午後1:00開演
門戸厄神 J-SPACE

一、笑福亭鶴二・・・「ハンカチ」
ニ、露の紫・・・・・「狼講釈」
三、鶴二&紫・・・・「トークコーナー」
四、露の紫・・・・・「長短」
五、笑福亭鶴二・・・「二番煎じ」





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑福亭鶴二独演会~2023.10.22

2023-10-22 22:22:22 | 笑福亭鶴二
笑福亭鶴二独演会~2023.10.22

今回は初めての阿倍野区民センターの小ホール、天井も高く300人定員の落語会には丁度良い大きさの会場です。

一、林家染八・・・・「二人癖」
頭を割愛して、「つまらん」と「のめる」の口癖を直したいと甚兵衛さんと良い知恵を教えて欲しいというとこから始まる。でもこの詰め将棋、ほんとに詰めることができんのでしょうか、藤井八冠でも。でも口癖って誰にでもありますな・・。

二、笑福亭鶴二・・・「遊山船」
なぜか夏の噺。この喜六、清八の名コンビ。昔は夕涼みや川床に屋上のビアガーデンもありましたな。でも昨今の猛暑では夕涼みも死語になりそうですな。でももう一度浴衣を着ての夕涼みや縁日、遊んでみたいですな。

三、露の都・・・・・「ハルちゃん」石山悦子・作
よろしいな、都噺みたいな噺。都さんそのものの主人公「ハルちゃん」。タクシー乗っての運ちゃんとの楽しい漫才みたいな掛け合いに。男性の酔っ払いも困りますが、わがまま放題の女性も困ったもんですな。
でもこの「ハルちゃん」、病院編、緑の窓口編、テレホンショッピング編などどんどんシリーズ化して欲しいですな。まあ、落語ではないがお茶かお花でのお稽古編もおもしろそうです。来年は噺家50周年の都さん、ますますお元気でおます。

四、笑福亭鶴二・・・「ねずみ穴」
本日のメインの「ねずみ穴」。ご贔屓さんのリクエストに応えての演目。まあ、どちらかというと兄貴の憎たらしさなんぞ、鶴二さんのニンとは異質のキャラ。でもそこは笑いの少ない噺ながら、グッと締めて聞きごたえのある噺に。重い空気で一度中入りでご休憩に。

五、鶴二&都・・・・「対談」
ガラリ変わって、楽しい対談。落語教室でのお二人の教師ぶり。落語の覚えで苦戦されてる都さん。一回りの歳違いですが後輩の鶴二さんを頼りにされる都さん。良きお弟子さんにも囲まれて、ますます充実、来年は50周年、誇るべき落語人生ですな。

六、笑福亭鶴二・・・「愛宕山」
これは、春の噺。四季に跨っての落語会でおます。これも、ネタおろしの噺。前半の一八と繁八の山登りのシーンをたっぷりと、最後は見ている方も力が入ってきて、思わず拍手が。ここでこれだけ楽しませて貰ったら、かわらけ投げから小判投げと傘で飛ぶ処はおまけに見えてきますな。
最後は鶴二さんらしくにぎやかにお開き、楽しい、愉しい、独演会でおました。

笑福亭鶴二独演会
2023年10月22日(日)午後1:00開演
阿倍野区民センター小ホール

一、林家染八・・・・「二人癖」
二、笑福亭鶴二・・・「遊山船」
三、露の都・・・・・「ハルちゃん」石山悦子・作
四、笑福亭鶴二・・・「ねずみ穴」
中入り
五、鶴二&都・・・・「対談」
六、笑福亭鶴二・・・「愛宕山」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会~2023.09.03

2023-09-03 13:13:13 | 笑福亭鶴二
門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会~2023.09.03
 
今日は初めての、門戸寄席へ。笑福亭鶴二と露の紫の二人会、どんな噺が飛び出すか、楽しみでおます。
 
ふたりで喋ると終わるんかいなと心配になった長い、長いたっぷりの「トークコーナー」と落語四席でなんと3時間10分の落語会。楽しい、愉しい、落語会、見っけでおます。
 
一、露の紫・・・・・「つる」
この時期は毎年、「彦八まつり」の開催のとき。毎年雨や台風で気がもんだ上方落語のファン感謝ディです。今年は無し、来年は五月に開催予定とか。落語会での開口一番、前座さんの重要性を熱っぽく語ってから前座ネタの「つる」へ。この噺、米朝一門ではまず最初にお稽古する噺とか、すべての基礎が含まれているとか、こういう前座ネタで爆笑とれるようになったら真の真打と。
どこか、繰り返しの部分も上手く割愛しながらの「つる」、やはり15年目の真打さんの経歴、すべて紫さんの落語「つる」になってましたな。
 
二、笑福亭鶴二・・・「鼠穴」
来月の独演会にもかける「鼠穴」。笑いの少ない噺ですが、辛抱してお付き合いを・・・。
噺は、兄貴のいやらしさもそれほどエグくはなく、人情噺ながらやはり鶴二さんらしくさらりとして聴きやすい。でも親子も嫌ですが兄弟で揉めるのも更に嫌ですな、あたしは「鴻池の犬」のあの兄さんのクロが好きですな。「鼠穴」、独演会までには、あと二回ほど聞く機会がありそうなので磨かれていく過程が聴けて楽しみでおます。
 
三、紫&鶴二・・・・「トークコーナー」
何と一時間もの「トークコーナー」、自由きままに鶴二さんの師匠連との対応、失敗談というよりは可愛がられてた修行時代の数々のお話。聴き出し役の紫さんも絶妙。途中からいつになったら終わるんかいなと心配になったぐらい長講。でも、愉しい「トークコーナー」、この二人会のメインでおますな。
 
四、笑福亭鶴二・・・「平の陰」
師匠、六代目松鶴の命日が9月5日。そこで松鶴らしい噺をと「平の陰」を。そういえば15年250席ぐらい鶴二さんの落語聴いていますが、「平の陰」、初めてでおます。でも聴いてると途中から主人公が鶴二さん、ご隠居が鶴志さん、になってまさに二人で語ってるよう。でも鶴志さんの「平の陰」良かったですな。
 
五、露の紫・・・・・「転宅」
ひと言で言うと、まさに紫さんの「転宅」、良かったですな。主人公がアホの盗人から色気のあるお妾さんに移ってここは女性を活かしての逆転の演出。「悋気の独楽」「猿後家」そして5年前に聴いた「船弁慶」、またどこかで聴いてみたいですな。まさに真打、紫さんの落語ますます楽しみでおます。
 
門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会
2023年9月3日(日)午後2:00開演
門戸寄席 J:SPACE
 
一、露の紫・・・・・「つる」
二、笑福亭鶴二・・・「鼠穴」
中入り
三、紫&鶴二・・・・「トークコーナー」
四、笑福亭鶴二・・・「平の陰」
五、露の紫・・・・・「転宅」
 
次回の「門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会」は、
11月23日(木・祝)午後1:00開演、早速予約しましたで。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴二の一声~2023.06.25

2023-06-25 16:16:16 | 笑福亭鶴二

鶴二の一声~2023.06.25

鶴二の一声

2023年6月25日(日)午後2:00開演

DAIHATSU心斎橋角座

 

角座復活。あのにぎやかな、角座の高座が戻ってきました。でも、連れが角座というと、道頓堀の角座が頭にあったようで、開場時間に「迷うてます。どこかわかりません」と電話が・・・。そういえば、道頓堀にも通天閣の下にも、そしてB1角座という時代もありましたな。でも、満席になった今の角座、客席との一体感ができて熱気がムンムン、丁度良い大きさでおますな。

前説、シブオンプ

まず、前説でシブオンプさんが登場。結成二年目らしいが、フレッシュで初々しくて好感。これから、色んな番組のレポーターなんかで売り出していくんですな。拍手の練習には参りましたが・・・。

一、笑福亭喬龍・・・・「みかん屋」

今はやりの、イケメン若手の落語家、喬龍さん。来月の和泉のワンコイン寄席にも来られるとのことで、わざわざ楽友さんからチェットの購入の依頼ありましたが納得。噺っぷりは、落ち着いていて上品で、こりゃ女の子はイチコロでおますな。噺は「みかん屋」、すっきりとしてコンパクトに、これもいつかモノにしたい噺のひとつですな。

二、笑福亭鶴二・・・・「馬の田楽」

この噺。15年前、私が鶴二さんに初めて出会った時の記念すべき落語でございます。「寅ンコはんに芳松っつあん、そして梅ヤラはん。」この子供たちのかわいいこと。昔は道端でこうして集まっていろんな遊びしてましたな。缶ケリにデンつき鬼ごっこ、だるまさんがころんだ、ひょうたん島とか、兄弟一緒に学年違う子もなかよく遊んでましたな。大阪の堺筋の良き大阪が見えてくる、鶴二さんの「馬の田楽」は秀逸です。

三、笑福亭喬介・・・・「仏師屋盗人」

どこか「打飼盗人」とごっちゃになってしまってる「仏師屋盗人」。一両二分の金、持たずに出ていく盗人。どこか、ほのぼのしている盗人とのやりとり。この噺、喬介さんに合ってまっせ。「へっつい盗人」「おごろもち盗人」「書割盗人」「転宅」「穴泥」など盗人噺はたくさんありますが、「花色木綿」はやはり挑戦してみたいですな。

四、森脇健児・・・・「漫談」

さて、何を話されるんか、興味津々の森脇健児さんの漫談。いまや、マラソンとどっきりしかお声掛けが来ないですが、かつては27歳でレギュラーが12本、年収1億越えと、過去の栄光も嫌味なくご披露。でも、今日は自ら「絶好調!」というぐらいのパワーアップ全開の舞台。やはり松竹芸能一筋、筋金入りの芸人さんは一味も二味もちがいますな。

五、笑福亭鶴二✖森脇健児・・・・「対談」

昔の思い出、角座の楽屋風景を赤裸々に語る。家に居るより楽屋で過ごす時間が多かった昔の芸人さん。そういう強者に鍛えられ、可愛がられた鶴二さんと森脇さん、いつの時代も客席の前に楽屋内に愛される人は人気者になるんですな。

六、笑福亭鶴二・・・「船弁慶」

よろしいな・・私の鶴二さん、お薦めの夏の噺「船弁慶」。雷のお松、雀のお松とアホの喜ィ公のほたえてる仲の良さ羨ましいですな。ハメモノたっぷりの噺、下座からのはやしや薫子さんのええ声聞かしてもらいましたで。あと夏というと「遊山船」に「青菜」に「次の御用日」「千両みかん」「夏の医者」などこれらが聞けると夏到来でおますな。

 

そして、秋の「笑福亭鶴二独演会」開催決定。

2023年10月22日(日)13:00開演

阿倍野区民センター・小ホール

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑福亭鶴二・春の独演会~2023.04.09

2023-04-09 21:21:21 | 笑福亭鶴二
笑福亭鶴二・春の独演会~2023.04.09
 
鶴二さんの独演会、今回も繁昌亭なので所狭しと二階席まで満員御礼。お顔を存じ上げてる鶴二さんファンも多く、開演前に多くの方にご挨拶させていただく。
 
一、桂文五郎・・・・「商売根問」
達者ですな、文五郎さん。鳥捕りの部分だけで十分楽しい噺に。鳥がこぼれ梅食べて酔って歌い出すところだけでも、今風の歌を挟み込みオリジナル性抜群、堂々とした落語の基礎の上に若さの溌剌さを加味、他の古典もどうアレンジされるのか、文五郎さんの高座たのしみですな。
 
二、笑福亭鶴二・・・「蛸芝居」
 
鶴二さんの、「蛸芝居」。踊りの素養がるだけに、身のこなしがなんとも綺麗、鶴二さん。そして、お連れさんが思わず「鶴二さん、綺麗な手」と感嘆。見れば色白でシュッとしていて女の人みたいなお手。すべてが品の良い、「蛸芝居」でおました。
 
三、桂福團治・・・・「長屋の花見」
 
上方落語、最長老の重鎮、福團治さんの登場。よろしいな水墨画みたいな落語。無駄がなく墨一色ながら、濃淡とぼかしだけで落語の世界を描く。
 
上方では「貧乏花見」ですが福團治さんのは江戸の「長屋の花見」。いちばんの違いは江戸のは大家が行こうとしぶる店子を連れ出すが、上方は長屋の連中が自主的に花見でも行こうと、あの「気で気を養う」、あのハチャケルのは「貧乏」とついてるだけ上方が上、ここら、あたりが噺の骨組みがちょいと違うようでおます。
 
でも、今日は思い出に残る「長屋の花見」、福團治さんでじっくり聴かせてもらいましたで。
 
四、鶴二&福團治・・「対談」
 
若い時に、よく福團治さんに可愛がられた鶴二さん。九州などの地方の仕事にいつもお誘いを頂き同行。そのエピソードはどれも、鶴二さんをオモチャに、それが嫌みやなしでやっぱり可愛いんですな。我が弟子には厳しい福團治師匠、「鶴二は一門やないから・・、そんな風にほたえてたら、師匠(春団治)に怒られるやないか」・・・そういう芸人の遊び心をキッチリお教え願ってるんですな。
直接師匠(松鶴)とのご縁は短かったようですが、福團治さんをはじめ、鶴二さんの周りにはたくさんの師匠がおられるんですな。周りの師匠の方々や兄弟子に愛されるって大事なことですな。
 
そんな、ほのぼの対談でおました。
 
五、笑福亭鶴二・・・「らくだ」
 
よろしいな本日の「らくだ」、大ネタの匂いがせずに気楽に聞ける「らくだ」に豊熟。
最初に鶴二さんの「らくだ」を聞いたのが12年前の「新丸八寄席」。あの時、演じる鶴二さんも聞く私たちも、凄いネタとなぜか身構えていた「らくだ」。今回で鶴二さんの「らくだ」、数えてみるとなんと9回目でおます。でも、聞く度ごとに新鮮、・・・落語というものは不思議、ワインみたいなもので上手に保管しとくと、時がどんどん熟してくれるんですな。
 
五年後、十年後の鶴二さんの「らくだ」大いに楽しみですな。
 
笑福亭鶴二・春の独演会
2023年4月9日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭
 
一、桂文五郎・・・・「商売根問」
二、笑福亭鶴二・・・「蛸芝居」
三、桂福團治・・・・「長屋の花見」
中入り
四、鶴二&福團治・・「対談」
五、笑福亭鶴二・・・「らくだ」
 
 
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第三回大阪落語祭・立春大吉寄席~2023.02.01

2023-02-01 21:21:21 | 笑福亭鶴二

第三回大阪落語祭・立春大吉寄席~2023.02.01

一、桂弥っこ・・・「いらち俥」

弥っこさんの十八番「いらち俥」、なんと弥っこさんの落語三回目だが、すべて「いらち俥」。さすがに上手い。こなれていて面白い。上方落語の若手の勢いそのままで、鮮やかな高座、お見事です。

二、桂二葉・・・・「つる」

これまた、今一番勢いのある二葉さん。最高におもしろい。これだけ新鮮に活き活きしてる「つる」ありませんな。今年は旬の二葉さん、見逃してはあきませんな。

三、桂文三・・・・「転失気」

これまた、ご陽気な文三さんの高座。「転失気」がこれほど爆笑噺になるとは、演者さんの力はやはりすごいもんですな。文三さんのおかしさたっぷりのご陽気な落語、やはり落語はこれでないとあきまへんな

四、桂春若・・・・「三十石」

粋で見せる春若さんの高座、今日のまくらの小噺は特に秀逸でおましたな。そして一転して落語は、ゆったりと舟唄まじりに朝方の機織り唄にお百姓の唄までの夢の通い路・・やはり十八番はよろしおますな。

五、笑福亭鶴二・・「御神酒徳利」

英華師匠とで売り出し中の鶴二さん。マクラで出てきて欲しそうなそぶりを見せるが、英華さんは出てこず・・木曜のラジオそのままのマクラから、「御神酒徳利」へ。この噺、そろばんのはじく音だけで笑いと拍手が来るとシメたもんですな。勢いで突っ走った鶴二さんの「御神酒徳利」でおました。

六、桂南光・・・・「ちりとてちん」

よろしいな南光さんの「ちりとてちん」。ご隠居の茶目っ気が前面にでて、座敷の楽しさがありありと伝わってくる。ええな、落語の楽しさ大満喫。こんな隠居になりたいですな。

やはり、大舞台での落語会、各人他流試合の意気込みで臨むだけに、落語の楽しさが炸裂してましたな。PARCOはあと4日の二公演連続で、今から楽しみでおますな。

第三回大阪落語祭
立春大吉寄席~上方落語だらけの九日間~
2023年2月1日(水)午後6:30開演
心斎橋PARCO・SPACE14

一、桂弥っこ・・・「いらち俥」
二、桂二葉・・・・「つる」
三、桂文三・・・・「転失気」
四、桂春若・・・・「三十石」
仲入り
五、笑福亭鶴二・・「御神酒徳利」
六、桂南光・・・・「ちりとてちん」










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アホの喜ィ公toカミナリのお松の会・in繁昌亭~2022.12.23

2022-12-23 21:21:21 | 笑福亭鶴二

アホの喜ィ公toカミナリのお松の会・in繁昌亭~2022.12.23

今日は楽しみにしていた「アホの喜ィ公toカミナリのお松の会」。
寒い寒い中、池田の猪買いみたいに、家にあるもんミナ着て出かけましたで。
詳細は、あとで・・・。

一、笑福亭呂好・・・「平林」
あまり落語に馴染みのない地方でやった「平林」でのお客さんとのヤリトリをマクラに。あまりのおもしろさで全日空寄席にもマクラだけ活かされてるようです。それで今日は時間のつごうもあり、その時トラブってできなかった途中からと「平林」を・・・マクラが良すぎると本番の落語でそれ以上というと辛いですな‥オードブル、前菜はほどほどがよろしいようでおますな。

二、桂三扇・・・・・「シルバーウェディングベル」(三枝作)
寒いクリスマスイブイブの本日。福知山から出て来れれた三扇さん。師匠の三枝さんの作の84歳のお婆さんの結婚披露宴を・・・。
高齢化時代、こんなこともあるでしょうな、いつまでも前向きに突き進む、やはり恋心って大事ですな。
あと20年経った時の実年齢に近くなった三扇さんの「シルバーウェディングベル」聴いてみたいですな・・・今から楽しみです、そのためには私も長生きしなければでおます。

三、内海英華・・・・「女道楽」
英華さん、粋で華やかでおますな。「さわぎ」「さのさ」「のんき節」「淡海節」「やぐら太鼓」と唄も三味線も語りもどれも逸品。そして、「さのさ」では下座の呂翔さんらに細かく指示とボケを教え込む、こんなのも舞台での実践での講座でおますな。そして、「のんき節」での吾妻ひな子さんと鳳啓介さんの話や、「淡海節」での藤山寛美さんの話など昔の楽屋の風景を思い出しながら紹介してくださる、英華さん、まさに上方落語の生き地獄、いや粋字引でおますな。

四、鶴二&英華・・・「トークの時間」
ラジオ大阪の「hanashikaの時間」が繁昌亭から中継されたようなおふたり。まさにアホの喜ィ公tとカミナリのお松、そのままで糸の切れかけた凧みたいに空に漂う鶴二さん、それを手元に戻そうと操る英華さん。昔の寄席の夫婦漫才、人生幸朗・生恵幸子さん、敏江玲児、蝶々雄二さん、唄子啓介さん、大助花子さん、見てるようで、なぜか懐かしくなりますな。

繁昌亭の手ぬぐい二枚組を六人の方にプレゼント、それを仕切るのも英華さん。当った方に二階席に一階席と走り回ったのが呂翔さん。そばに立っているいるだけの鶴二さん、いいキャラ、楽なキャラ見つけましたな。

後半は、呂好さんに三扇さんに近藤綾香さんまで出てきてのにぎやかな高座。この楽しさが、このお二人のキャラでおますな。

五、笑福亭鶴二・・・「蛸芝居」
二十年ぶりに、英華さんのリクエストでの「蛸芝居」。蛸までが芝居好きというバカバカしい噺。あの蛸の墨で暗闇になるとこ好きですな・・・。来春の独演会にはこの「蛸芝居」と「らくだ」とか、楽しみでおますな。

アホの喜ィ公toカミナリのお松の会・in繁昌亭
2022年12月23日(金)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭呂好・・・「平林」
二、桂三扇・・・・・「シルバーウェディングベル」(三枝作)
三、内海英華・・・・「女道楽」
四、鶴二&英華・・・「トークの時間」
五、笑福亭鶴二・・・「蛸芝居」
三味線・はやしや薫子、鳴り物・林家染八・呂翔、お茶子・近藤綾香

①、天満天神繁昌亭

②、アホの喜ィ公toカミナリのお松の会
③、鶴二、三扇さんの二枚看板

④、トークの時間
「Hanashikaの時間」そのままのおふたり。

⑤、出番が終わった呂好さんと三扇さんも

⑥、本日お茶子役の近藤綾香さん
「Hanashikaの時間」の水曜日のアシスタントされてます

⑦、繁昌亭の緞帳
天神祭りでおます。

⑧、クリスマスイブイブプレゼント
英華さんオリジナルの缶バッチ・嬉しおます。
⑨、終演後におすそ分けに頂いたお花
早速花瓶に入れましたで・・・。


⑩、次回は2月3日(金)角座で開催。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鰻谷寄席・10月度~2022.10.21

2022-10-21 16:16:16 | 笑福亭鶴二


鰻谷寄席・10月度~2022.10.21

たっぷり三時間半の落語会。
詳細は後日に・・・・。

開口一番、笑福亭喬明・・・・「牛ほめ」
可愛い喬明さんの「牛ほめ」。三回目だが聞く度ごとに師匠の喬介さんに似てくる。主人公のアホ声を発するだけで大きな笑い声が・・・。
いいですな、師匠の明るさが120%に輝いていますな。

一、笑福亭伯枝・・・・「源平盛衰記」
得意の夢グループの通販のマクラから、源平盛衰記へ。途中笑いの約束事も入れながら楽しい高座。時間切れで「扇の的」までいかず、途中で終わる。
「このあとは、来月の独演会へ」とさらりとお知らせもして、この後掛け持ちの繁昌亭へ急がれましたな。

二、桂福留・・・・・・「平林」
初めての出会い、福留さん。入門してまだ二年目だが飄々とした味がある福留さん。こういう落語家さん、どっかで化ける時があるんですな。

三、笑福亭恭瓶・・・・「真田小僧」
恭瓶さんの子供、そんなに憎たらしくなく多少おとなしめ、こんなところに恭瓶さんの優しさがふんわりでてくるんですな。父親に小遣いねだる子供、いまそんな子供見ないようになりましたな。

四、ブルーウェイブ・・「漫才」
初めてですが、どこがおもしろいのか消化不良のまま終わってしまった漫才。
辛いですな、落語は一人、漫才は二人、倍で辛いですな。

五、笑福亭生寿・・・・「これこれ博打」
よいですな。前回の「幽霊の辻」といい、このようなレアな落語を披露してくれる生寿さん。毎回、どのような落語をしてくれるのかワクワク。
さすがは、若手咄家グランプリ優勝者、これからのご活躍ますます楽しみでおますな。

六、桂春若・・・・・・「三十石
得意のマクラのショート落語は無しに即落語に。今や十八番の「三十石」。
伏見の宿屋の部分も、乗ってからのやり取りもカットしながらのショートバージョン。右上の時計が気になるようでちらちら、やはり「三十石」はゆったりとしたの刻の流れが欲しいですな。

七、代走みつくに・・・「漫談」
初めて見ました代走みつくにさん。すごいですよね。跳んだり跳ねたり、奇天烈な高座をピンで務めるとは。まだまだ、いろんな芸をお持ちなようで、強烈過ぎて失礼ながら怖いもの見たさで次回の出会いが今から楽しみでおます。

八、笑福亭松五・・・・「蝦蟇の油」
またまた、枯れた落語の松五さん。勢いで押しまくる「蝦蟇の油」もなぜかセピア色で昔の匂いがプンプン。結構。松五さんの落語、嵌まってるんですな

九、笑福亭生喬・・・・「紐落とし」
これまた、生喬さんらしい、めずらしい噺を。子供成長を祝う「紐落とし」、「七五三」は辛うじて残っていますな。子供の成長を願うのは、今も昔も変わりませんな。

十、酒井くにお、とおる「漫才」
よいですな。安心して楽しめるくにおとおるさん。解かっていてもでてくる「とおるちゃん」、その一声だけでほっこりしますな。笑いとは緊張と緩和と言いますが、緩和の連続に浸るのも良いものでおます。

十一、笑福亭喬介・・・「家見舞」
喬介さん、「祝いの壺」ではなく「家見舞」と言われてます。でも、こんな噺でも喬介さんにかかると大いに笑える噺に。でも、聴いていると喬明さんとそっくり、弟子に似てきたと思える師匠の一席でおました。

十二、笑福亭鶴二・・・「らくだ」
あの一時間の「らくだ」を敢えて鰻谷寄席で。25分ぐらいですか、それでも噺のエッセンスは凝縮しての落語。でも、落語ファンとしては、勿体ないと思えてやはり「らくだ」はじっくりよ聞きたいもんですな。
鶴二さん、来年4月9日に繁昌亭で独演会の開催が決定、その時は「らくだ」をフルバージョンでされる予定とか、今から楽しみでおますな。

安くて楽しい三時間半の鰻谷寄席、最低毎月は一度通いたいですな。

10月度・鰻谷寄席
2022年10月21日(金)午後1:00開演
心斎橋・角座

・、笑福亭喬明・・・・「牛ほめ」
一、笑福亭伯枝・・・・「源平盛衰記」
二、桂福留・・・・・・「平林」
三、笑福亭恭瓶・・・・「真田小僧」
四、ブルーウェイブ・・「漫才」
五、笑福亭生寿・・・・「これこれ博打」
六、桂春若・・・・・・「三十石」
七、代走みつくに・・・「漫談」
八、笑福亭松五・・・・「蝦蟇の油」
九、笑福亭生喬・・・・「紐落とし」
十、酒井くにお、とおる「漫才」
十一、笑福亭喬介・・・「家見舞」
十二、笑福亭鶴二・・・「らくだ」





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑福亭鶴二独演会~2022.09.17

2022-09-17 21:21:21 | 笑福亭鶴二
笑福亭鶴二独演会~2022.09.17

夕方は、笑福亭鶴二さんの独演会。


一、月亭秀都・・・・・「桃太郎」
秀都さんすごい。「桃太郎」がこんな斬新な噺に変身するとは、いまの若い方の感性は凄い。昔々で年号になって「大化」から始まって「令和」までをいっきにそらんじたり、旧の国名もそらんじたり、賢い子供をいっきに膨らます。
SNSが普及されてる現代、子供の生意気さも形を変えてきますな。
落語も、どんどん、形を変えていくんでしょうな。
秀都さん、注目でおます。

ニ、笑福亭鶴二・・・・「酒の粕」
軽い噺。これも今年仕入れたようで。酒飲みというより下戸の落語。でも「酒の粕」というと、私は落語講座仲間の楽園さんのが頭に深く残っています・・・。

三、笑福亭鶴笑・・・・「パペット落語・立体西遊記」
このパワー。鶴笑さんの十八番「パペット落語・立体西遊記」。今回で五回目、でも何度聞いても楽しい。子供に戻ったようで、動かぬ人形や動物、乗り物のおもちゃを手に持ってガチャガチャと遊んだ子供の時を思い出す。一緒に遊んだという満足感でいっぱいになる、鶴笑さんのパペット落語でおました。

四、笑福亭鶴二・・・・「質屋芝居」
桂米団治さんにお稽古していただいた「質屋芝居」。米団治さんは六代目の松鶴さんにつけていたので、ぐるっと回って笑福亭へお里帰りの「質屋芝居」。
途中の芝居は思わず、見とれてしまっていると「もぉし、裃どないなったぁんねん」で目覚める。
九割五分がキッチリした芝居仕立て、残りの五分で笑いと、決め球「もぉし、裃どないなったぁんねん」、肝心の勝負球だけに緊張しますな。
芝居も踊りも、仕草のキレイ鶴二さん、見ごたえのある一席でおました。

五、鶴二&鶴笑&英華・「対談」
途中から、山本能楽堂を終えて飛び込んでこられた英華さん。二人の断線してどこへ行こうとしているのか目標の定まらない対談をさりげなく導く英華さん。木曜日の「噺家の時間」が漫才からトリオに変わったような雰囲気、時計を見上げながらタイムキーパーしていたのがスペッシャルゲストの英華さん。
まさにラジオ番組、生で見ているようで、得をしたような対談時間でおました。

六、笑福亭鶴二・・・・「南瓜屋政談」
鶴二さんこれは、福團治さんにお稽古していただいた「南京屋政談」。福團治さんは東京の志ん朝さんからの噺。脈々とつながっていくのは嬉しいですね
お定まりの道楽三昧の若旦那。そう言う若旦那だから、初商いの売り上げを気前よく全額長屋の女に置いてきてしまう。これだけ見ると、若旦那も与太郎も変わりはないようで、人間純粋に生きるとは・・・凡人からは羨ましい限りの行動になるんですな。今の政治家さんあたりからこんな話聞いてみたいです・・・。

笑福亭鶴二独演会
2022年09月17日(土)午後5:30開演
淀屋橋・朝日生命ホール

一、月亭秀都・・・・・「桃太郎」
ニ、笑福亭鶴二・・・・「酒の粕」
三、笑福亭鶴笑・・・・「パペット落語・西遊記」
四、笑福亭鶴二・・・・「質屋芝居」
仲入り
五、鶴二&鶴笑&英華・「対談」
六、笑福亭鶴二・・・・「南瓜屋政談」

①、満席の朝日生命ホール
②、開場待ちに長蛇の列
③、いつの間に?松竹芸能スタッフになられた辻さんと・・。

➃、笑福亭鶴二独演会
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鰻谷寄席・八月席~2022.08.25

2022-08-25 10:10:10 | 笑福亭鶴二



鰻谷寄席・八月席~2022.08.25

本日は鰻谷寄席。お目当ての落語家さんが勢揃い。

一、笑福亭喬明・・・「牛ほめ」

可愛い喬明さん。声も、姿も、落語も、かわいい。
ユーチューブでは師匠の喬介さんとの掛け合い、楽しみに見ておりましたが、生落語ははじめて。マクラの「チキンラーメン」の歌は、思いのままでしたが、落語になると失礼ながらいたって真面目に、師匠そのままの「牛ほめ」。
出だしも「落語、始めます」の師匠のキャッチフレーズ、そのままにスタート、時々の師匠そっくりの叫び声に、クスリと笑ってしまう。

楽しみな、落語家さん、一人見っけでおます。

二、笑福亭呂翔・・・・・「江戸荒物」

可愛さでは負けていない呂翔さん。やはりここは年季の違いがありありと。江戸荒物というと、呂竹、呂好さんと呂鶴一門の今や十八番でおますな。

三、桂梅團治・・・・「シャッターチャンス」

SL写真好きの梅団治さん。趣味全開のSL落語。趣味を高座で話せるとは、落語家さんって恵まれた職場、愉しい仕事ですな。

四、笑福亭喬介・・・「皿屋敷」

喬介さんワールド全開の「皿屋敷」。登場人物が全員、わちゃわちゃと愉しそう。お弟子さんができて、何か変化があると思いきや、なにも変わらず喬介落語に更に磨きがかかるとは、頼もしい限りでおます。


五、アルミカン・・・「漫才」

雷が落ちた箒頭の赤坂さんと、結婚したところの高橋さんの女性コンビ。既婚と未婚の言い争いなど、これからネタの幅も広がって面白いかも、この頃ネタがどんどんコントなどで実生活から離れていく傾向ですが、逆に昔の漫才に戻って、舞台か実生活か境目がわからなくなるような漫才も目指してほしいいですな。

六、森乃石松・・・・「猫の茶碗・踊り河太郎」

味ができた石松さん。好きでおますどことなく、飄々としてのんびりとしたのどかな落語が聴けるので、案外はまってしまう。そして、最後にひと踊り。
踊りは「河童の、河太郎」お上手なのか下手なのかわかりませんが、こんな、おまけ、サービス精神あふれる高座にチャレンジする石松さん、やはり好きでおます。

七、笑福亭松喬・・・「禁酒関所」

安定した面白さ、松喬さんの落語。どこもいらわず本寸法の「禁酒関所」。
何もせずに、キッチリ演じるだけで面白いように、落語って先人が練りに練った作品、商品なんですな。今も、昔も、七ふくのおもしろさですな。

八、パピヨンズ・・・「漫才」

元、蝶美、蝶子さんの漫才コンビ。もう還暦とか、でも若々しいですな。あの「てーぃ」のツッコミは不変、十年後も二十年後も聞いていてたいですな「てーぃ」。

九、桂咲之輔・・・・「七段目」

久しぶりですが、あまりの変化に驚き、感動。出だしから、いいぞ、ええぞ、と心で叫びながら聞かしてもらいました。さすが今松竹が売り出している若手落語家ユニット「五楽笑人」の一人。実力の芸がどーんと伝わってきましたな。若手噺家グランプリに優勝した生寿さん、メディアに重宝されてる鉄瓶さん、実力派で創作も手掛け始めた呂好さん、弟子もいるしすでに我が道、いつも明るい高座の喬介さん。そして、咲之輔さん。この五人、おもしろおますな。

十、笑福亭恭瓶・・・「風呂敷」

色っぽい噺。焼餅妬きの亭主に勘違いされたら困ると兄貴分の家に飛び込んできた嫁さん。その兄貴分の機転で無事、押し入れに隠れてた男を出すことができたんですが・・・さて、この嫁はん、ほんまに何もなったんでしょうか。「紙入れ」でもそうですが、案外、女の方が度胸座ってるもんでおます・・・ああ、こわっ」。

十一、酒井くにお・とおる・・「漫才」

レジェンド。もう、まさに、骨とう品。解かりきったセリフですが、それがまた心地よい。「とおるちゃん」「いま、笑うとこですよ」「油断したら駄目ですよ」「バタバタしいな」・・・と、決め台詞、連発で、うれしくなってくる。見れるだけで、幸せになる、くにお・とおるさんの漫才、この一席だけでも、鰻谷寄席、価値ありまっせ。

十二、桂治門・・・・「目薬」

珍しい軽い噺。「目薬」、鶴二師匠につけてもらったのか。こんな、なんとも言えん軽い、バカバカしい噺もよろしおますな。出番によって色んな噺、用意しとかんならんとは、落語家さんも大変ですな。

十三、笑福亭鶴二・・「質屋芝居」

大トリの鶴二さん。噺は来月の独演会に掛ける予定の「質屋芝居」。もともとこの「質屋芝居」は松鶴師匠が米団治さんに、今回その米團治さんに稽古をつけてもらった鶴二さん。ぐるっと回って大師匠から帰ってきた噺ですな。
中身の大半は、芝居仕立て、いかに歌舞伎さながらに演じるか。途中下座から声が掛かりますが、今日は啐なくええ声で聞こえてきましたが、さてどなただったんでしょうな。
独演会は、来月の9月17日朝日生命ホールで17:30開演。ゲストはパペット落語の鶴笑さん、鶴二さんのあと二席は「酒の粕」と「南京屋政談」と楽しみでおますな。


鰻谷寄席・八月席
2022年8月25日(木)午後1:00開演
心斎橋・角座

一、笑福亭喬明・・・「牛ほめ」
二、笑福亭呂翔・・・・・「江戸荒物」
三、桂梅團治・・・・「シャッターチャンス」
四、笑福亭喬介・・・「皿屋敷」

五、アルミカン・・・「漫才」
六、森乃石松・・・・「猫の茶碗・踊り河太郎」
七、笑福亭松喬・・・「禁酒関所」

八、パピヨンズ・・・「漫才」
九、桂咲之輔・・・・「七段目」
十、笑福亭恭瓶・・・「風呂敷」
十一、酒井くにお・とおる・・「漫才」
十二、桂治門・・・・「目薬」
十三、笑福亭鶴二・・「質屋芝居」







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする