![]() | 人は仕事で磨かれる (文春文庫) |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
☆☆☆
あまり、ビジネス書の感想は書かなかったのですが、
一番最近読み終えたのがこの、かつて伊藤忠を甦らせた経営トップ
丹羽宇一郎氏の本。
大きなビジネスを行えと「お前たちは世界中でネズミばっかり追いかけている。
ネズミをいくら捕まえてもゾウにはならないぞっ」、この言葉は有名になって、
金額の少ない投資案件は「ネズミ」と社内で呼ばれたらしい・・・・。
そして、M&A(企業の合併、買収)の良さは、
人材の確保であり、それができれば、技術も手に入る。
本当に欲しいのは働いている人たちとその技術だ・・・・と。
そして、徳川家康の言葉も紹介「不自由を常と思えば不足なし」
常に経営者は倫理観をもって仕事を遂行しなければ・・・
丹羽さんは常に「クリーン、オネスト、ビューティフル」でなければと、
これって宝塚の「清く、正しく、美しく」と同じ。
「能力というものは、自分で評価するものではなく、他人が評価するものだ」と、
ビジネスの世界においては、自分の評価など何の足しにもならないと切り捨てる。
そして報酬には「見える報酬」と「見えざる報酬」とがある。
見える報酬とは給料であり、見えざる報酬とは自分の成長だと・・・。
最後に、読書は想像力の源である。
ただし、娯楽の為の読書は雑草を育てているようなもの、
太い幹をつくろうと思うなら、考えながら本を読むことだと・・・。
軽い本、大好きな、私にとって、耳の痛いハナシですな。
ちょっとは、考えながら読まして頂いた、丹羽宇一郎さんの本でおました。
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