2019年・ごまめの落語・・・BEST30
今年もなかなか行けず、都合39回・170演目の落語などと出会い。
近くの落語会が多く、「呂好勉強会」「アーバン落語in堺筋本町」「ヴィアーレ」
「和泉ワンコイン」など・・・でも、東京の「圓朝祭」へ鶴二さん追いかけて、応援に。
今年は、松之丞さん、三回七演目、勢いのある芸はよろしおます
来年は、伯山襲名。
例年のごとく、一人の噺家さん、ベスト、一演目にしております。
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1、笑福亭鶴二、「女の子別れ」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目
最高、最高、最高の高座。 東京の大舞台の高座。
緊張の分だけ、鶴二さんの落語は締って、爆発。
これほど本格的な落語やる噺家、大阪に、笑福亭におられるとは
東京の方、びっくりでおますやろ。
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2、柳家権太楼、「心眼」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目
良かったですな、権太郎さんの「心眼」。
良かったですな、権太郎さんの「心眼」。
目が見えないとみえるもの、目が見えると逆にみえないもの。
人のこころとは、いかに卑しいものか・・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/38/b0bd60b1ea058b7cbfa1034f2b17a105.jpg)
3、神田松之丞、「安兵衛の掛け付け、婿入り」・・・(8・18)〜松之丞独演会
今年、たくさん聴いた中での一番はこれ。
安兵衛の掛け付けと婿入りをくっつけて長編に・・・勢いと笑いがあって好き。
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4、笑福亭生喬、「百年目」・・・(5・6)〜リスペクト兄弟会
よろしおましたな、師匠のを彷彿させる生喬さんの「百年目」。
旦那の云われ、栴檀のくだりでキマリですな。
旦那の云われ、栴檀のくだりでキマリですな。
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5、桂南天、「いたりきたり」・・・(5・4)〜南天・雀喜の奉天落語会
d大師匠、枝雀さんの作。「ねがったり、かなったり」
d大師匠、枝雀さんの作。「ねがったり、かなったり」
哲学的なこんなとこ、好きですな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/0f/8663034363ed98da8bcfd6afd0496681.jpg)
6、ナオユキ、「スタンダップ・コメディ」・・・(4・14)〜わもん寄席
あのナオユキさんの“つぶやき”を40分も聴けるなんて、幸せの限り・・・。
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7、桂雀太、「代書」・・・(3・10)〜質屋寄席
今、「代書」といえば、雀太さん。三代目、枝雀さんとも違う。
上手な落語より笑える落語とは、雀太落語の真髄ですな。
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8、柳家喬太郎、「紙入れ」・・・(6・9)〜柳家喬太郎独演会
喬太郎さんの女将さん、色っぽい。いやらしい妖艶さ。
喬太郎さんの女将さん、色っぽい。いやらしい妖艶さ。
これぐらいの官能さなければ・・・「ねぇ、新さん〜」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/15/12b04e9a0ce03618abdeb3aa4de8fe8b.jpg)
9、柳家三三、「お血脈」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目
筋があって無いような噺。
筋があって無いような噺。
噺家の実力、センスが発揮された三三さんの「お血脈」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/59/7ca06925603f69a4ef37b0b44bf9c092.jpg)
10、桂九雀、「茶の湯」・・・(1・31)〜アーバン寄席in堺筋本町
良かったですな、九雀さんの「茶の湯」。古典を継承しながらモダンに味付け。
スマートに笑いのセンスを加えていく。
良かったですな、九雀さんの「茶の湯」。古典を継承しながらモダンに味付け。
スマートに笑いのセンスを加えていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/09/2e36f38b7375ee237d1b9befe52897ea.jpg)
11、笑福亭松喬、「抜け雀」・・・(5・6)〜リスペクト兄弟会
先代松喬さんのDNAが形違えど随所に伝わってくる芸。
先代松喬さんのDNAが形違えど随所に伝わってくる芸。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/eb/1a19a9882f8485f9ae4fb31ce6b0de76.jpg)
12、笑福亭呂好、「箒屋娘」・・・(12・21)〜呂好辞苑①
呂好さんのニンにあっている。登場人物のキャラが活き活きと輝いている。
呂好さんのニンにあっている。登場人物のキャラが活き活きと輝いている。
呂好さんも、キラキラ輝いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c3/0ddd23d71b25a3f84fdc00787176a2ab.jpg)
13、桂吉弥、「試し酒」・・・(9・16)〜ヴィアーレ落語会
吉弥さんの権助さん、良かったですな。呑むところの仕草、
吉弥さんの権助さん、良かったですな。呑むところの仕草、
丁寧にやればやるほど、噺が締まりますな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/58/623a2d3ae007fab657c45e94dea7e931.jpg)
14、桂雀五郎、「けげんしゃ茶屋」・・・(11・27)〜船場で落語
この嫌味な噺。雀五郎さんならではの、さじ加減味加減、よろしいな。
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15、桂文華、「井戸の茶碗」・・・(2・25)〜船場寄席
一本気な文華さんと相まって、気持ちよくできればこう生きたいと思う噺。
よろしいな文華さん。
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16,桃月庵白酒、「馬の田楽」・・・(3・12)〜鈴本演芸場三月中席
声のメリハリ、言い回し、風格あるが滑稽さもたっぷり。
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17、桂坊枝、「天王寺詣り」・・・(3・10)〜質屋寄席
よろしいな。天王寺さんのガイドブックでおます。お彼岸の一席。
よろしいな。天王寺さんのガイドブックでおます。お彼岸の一席。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/c7/92c1133a985ded1e94646da039f42b1a.jpg)
18、柳亭市馬、「道具屋」・・・(7・11)
大看板の真打さんが、間の出番で。15分ですが、噺のおもしろさは凝縮。
こんな雰囲気が、定席寄席のおもしろさですな。
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19、笑福亭呂鶴、「三人上戸」・・・(12・21)〜呂好辞苑①
弟子の晴れ舞台、ゲストの師匠も嬉しそう。
弟子には、まだまだ負けられんと元気いっぱいの高座。
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20、桂千朝、「鹿政談」・・・(4・29)〜ヴィアーレ落語会
三都の名物、奈良の名所から奈良の早起きの長いマクラから、
米朝一門の格調高い「鹿政談」へ。
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21、松旭斎天蝶、「浮かれの蝶」・・・(2・24)〜笑福亭鶴二独演会
手品の名門「婦天斎」のお家芸「浮かれの蝶」。
良いもの、本物は、感動を生みますな。
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22、桂雀三郎、「野崎詣り」・・・(4・29)〜ビアーレ落語会
三代目とは違った、雀三郎さんの味付けたっぷりの「野崎詣り」
違うアングルで撮った映画みたいでおます。
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23、笑福亭伯枝、「へっつい盗人」・・・(8.17)
泥棒に出るまでのくだり、たっぷりと。
泥棒に出るまでのくだり、たっぷりと。
病み上がりの伯枝さん、お身体、お大事に・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/49/6dc398c8d9027ab770a2c33a1df3931b.jpg)
24、笑福亭銀瓶、「宿題」・・・(10・14)〜ロコウ・モーション
イ今や多くの方が手がける「宿題」。
銀瓶さんの十八番というべきおもしろさですな。
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25、桂米團治、「稽古屋」・・・(4・29)〜ビアーレ落語会
日本舞踊の仕草たっぷり入っての見ごたえたっぷりの独特の「稽古屋」に。
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26、音助、「権助の芝居」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目
圓朝祭の開口一番を任されるぐらいの上手さ、充実の高座。
圓朝祭の開口一番を任されるぐらいの上手さ、充実の高座。
初めての演者、初めての演目、との出会い、よろしいな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/a4/b86521c967057e7723ab00923bd8e154.jpg)
27、林家菊丸、「湯屋番」・・・(7・29)
今年、話題の吉本興行所属の菊丸さん。この日も会社との面談があったそう。
今年、話題の吉本興行所属の菊丸さん。この日も会社との面談があったそう。
吉本で一押しの落語家さん、実力発揮ですな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/eb/1a19a9882f8485f9ae4fb31ce6b0de76.jpg)
28、英華、「女道楽」・・・(12・21)〜呂好辞苑①
どんと節から最後は踊りの「かっぽれ」を・・・。
色っぽいし、いつまでもお若く、お洒落ですな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/ed/3d14a9ae59befbb870e0b034fbee2ddd.jpg)
29、桂華紋、「ふぐ鍋」・・・(3・10)〜質屋寄席
華紋さんの十八番、上手いの一言。嫌味がなくさらりとしているが、
華紋さんの十八番、上手いの一言。嫌味がなくさらりとしているが、
滋味のある味。 師匠の良いとこ、盗んでますな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/eb/1a19a9882f8485f9ae4fb31ce6b0de76.jpg)
30、笑福亭智丸、「西行・鼓ヶ滝」・・・(12・21)〜呂好辞苑①
よろしおましたで。詩人疋田龍之介さんらしい、和歌にまつわる一席。
今年、一年、“ごまめ〜の〜いちょかみ”をご覧いただきありがとうございました。
来年も、いっちょかみ、らしく、“落語”、“読書”、“うどん”
そして“暇活”として、更に色んなものにいっちょかみしようと思っています。
来年の、初笑いは1月5日繁昌亭“らくごなう”の予定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/22/7719fb9dc4996b1119e960020d7c8492.jpg)
皆様、良いお年をお迎えください。