文鹿・鶴二・落語会~2020.07.26
一、笑福亭夢ニ・・・・・・・・「東の旅・発端」
夢二さんの発端、四回目、流石に安心して聞いていられるが、
途中で伊勢参りの方が出てくる際の、CDが鳴らず、STOP
下座見てなんとかしての表情、・・・・・「今日の道中は静かですな」とか、
「本日はサイレントで」とか、自分で歌うとか、アドリブでなんとか乗りきろうとは・・・なし。
待ちの姿勢・・・・。
でも、入門して三か月、そのあと大きな失敗もなく、最後までやり遂げたのは、優秀。
一つ、一つ、が経験、勉強になるんですな。
ニ、桂白鹿・・・・・・・・・・・・「転失気」
ご自分の入門当時の師匠文鹿さんのこと・・・禅問答みたいで、
どう生きるかという、大きな課題を与えられて悩んだとか。
でも、もう六年目、堂々の高座、師匠の骨太の良さ引き継いでおられますな。
三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・「ごっつあんです」
コロナ禍での生活、落語会の状況、でも台本教室や、
いろいろと積極的に動いておられますな。
こんな時こと、ピンチがチャンスと日ごろの動きで後々の芸にも影響しそうですな。
師匠文福さんのつながりで、相撲界の関取、谷町の豪快なエピソードをマクラに、
関取と贔屓の食事会の様子を落語に・・・・
いつもながら、サラリーマンの身の丈サイズの落語で聞きやすく、楽しめる。
今年は印度行けず、国内産の新作、どんなのかきいてみたいですな。
四、文鹿、夢ニ・・・・・・・・・「初対面爆笑対談」
初対面爆笑対談、初対面戸惑うのはお互い様ですが、
より戸惑って見えたのは文鹿さんか・・・。
何を聞いても夢二さん返事なく沈黙、思わず「アウトやな」。
「答えの良い悪いは別にして、即反応、返事せんとあかんな」。
わが弟子ならもっと怒られるだろうが、公開死刑みたいなだけに、
遠慮がちに、それでもありがたい温かいお言葉を夢二さんへ。
最期に、カラオケ得意の夢二さんの歌、聞けましたが、
年寄りには知らない歌だけに、上手いのか下手なのさっぱりかわかりませなんだ。
五、笑福亭鶴ニ・・・・・・・・「猫の災難」
最期はきっちり、お酒のお噂で・・・「猫の災難」。
「らくだ」に「替り目」と鶴二さん、お酒の噺は抜群でおますが、
笑福亭の十八番、「市助酒」や「一人酒盛」なんぞも聴いてみたいですな。
文鹿・鶴二・落語会
2020年07月26日午後2:30開演
高津宮・高津の富亭
一、笑福亭夢ニ・・・・・・・・「東の旅・発端」
ニ、桂白鹿・・・・・・・・・・・・「転失気」
三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・「ごっつあんです」
四、文鹿、夢ニ・・・・・・・・・「初対面爆笑対談」
五、笑福亭鶴ニ・・・・・・・・「猫の災難」
高津の富亭
三十人限定の客様
程よい広さに、程よい入りで、聞き易い環境。