ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

口ごもるコンピュータ~岡田美智男

2014-02-27 00:01:00 | 本の少し
口ごもるコンピュータ (情報フロンティアシリーズ)
クリエーター情報なし
共立出版

☆☆

朝日新聞の土曜版のフロントランナーで、著者のロボットの研究を紹介。

この研究所に並ぶロボットは
それも、何でもできる精度の高いロボットではなく
「ひとりでは何もできなくて、人間の助けや働きかけがあると何かができる」
人とのコミュニケーションを必要としている「弱いロボット」。

「あのね~今日ね~」と話すが、聞き手が目線をはずすと
聴いてないのかと、話をやめてしまうロボット。


あまりのおもしろさに、図書館にないかと検索してみると、
その、「弱いロボット」は、なかったが、もうひとつの「口ごもるコンピュータ」という本が
あったので、借りて読む。

でも、これって、情報処理学会編の“情報フロンティアシリーズ”の本で、
内容は学術的ともいうべきもので、難解というより、
難しく、解り難く、捻くり回した表現で書かれている。


期待したような内容が記述されているのは、最後の10ページ足らず。

そこでは、自販機からの「ありがとうございました」の叫びは、
決して「感謝」とか「お礼」といった行為として感じられないし。

104の電話番号案内で・・・・実際の番号を読み上げる合成音の
「ばんごうは、れい、よん、ろく、さん、・・・・」の突き放された様な味気ない声。

「口」というのは、発語という行為をもたらすシステムと同時に
知覚システムの一部を構成している。思考の道具にもなっている・・・・と。

ということは、考えながら喋るというのが本来の言語であり、そういえば

商談でも恋愛でも、電話より会って面と向かって話す方がどれだけ楽か・・。

敢て著者は、結論めいたことは避けているが、精度を高めれば高めるほど、
音声ロボットは「口ごもる」ものになるということか・・・・。

人間らしいロボットを作るとすれば、
究極、ときにはすねて動かなくなるということ・・・・
・・・・・・人間って、やっぱり複雑なんですな。



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道頓堀太郎寄席~南天の会

2014-02-25 23:59:44 | 南天(こごろう)の会




一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「寿限無」

初めての出会いと思いきや、調べてみると3回目。

口調は、どこか江戸風の「寿限無」
上手なのか下手なのか、落ち着きはらった、おっとり感が持ち味か。
どんな風に化けるのか、想像がつかない愉しみな落語家さんですな。

オチは、寿限無が大人になって、なぜ2階住んでいるのかと聞かれて
「表札があまりにも長いので・・・」でおました。


二、桂南天・・・・・・・・・・・・「かぜうどん」

うどん屋と酔っ払いの絡み、最高。

こんな二人が愉しんでいる隣で私もうどんを啜りたくなる“夜泣きのうどん屋”
“うどん”それも讃岐うどんではなく、ズルズルと啜ることのできる
こしのないうどんが食べたくなりましたな。


三、桂佐ん吉・・・・・・・・・・「稽古屋」

聴きなれた、小文枝さんの「稽古屋」とは随所で違いが・・・。
一番は踊りのお稽古のところがいたって丁寧に。

佐ん吉さん、踊り姿、艶やかというより、まだ硬さがあって
ぎこちなさが漂う。

踊る姿が艶やかになったとき、佐ん吉は本格的噺家になってるんでしょうな。


四、桂南天・・・・・・・・・・・・「幸助餅」

南天さんの「幸助餅」聴けるなんて、ラッキー。

でも、団朝さんあたりだともっと泣かせてくれるのに、
そこまで湿っぽくならないのは、やはり南天さんのキャラか。

どこかで、“ニタッ”と笑ったり“チョッカイ”の科白を入れたりして、
南天味の薬味をいれはるのに・・・・。

ネタがネタだけにいたってオーソドックスに、それが南天さんも私たちも
過度の緊張感で続く、息抜きのない南天さん落語・・・それが逆に薄味に。

大好きな南天さんだけに、期待が大きく、
改めて南天さんに何を求めているのか、
自問自答した「幸助餅」でおました。


道頓堀太郎寄席~南天の会~
2014年2月25日(火)午後7:00開演
道頓堀ZAZA 


一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「寿限無」
二、桂南天・・・・・・・・・・・・「かぜうどん」
三、桂佐ん吉・・・・・・・・・・「稽古屋」
四、桂南天・・・・・・・・・・・・「幸助餅」







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ちいさな言葉~俵万智

2014-02-24 23:18:01 | 本の少し
ちいさな言葉
クリエーター情報なし
岩波書店

☆☆☆☆

小さな言葉という題から、ちょっとした言葉、小粋な言葉を想像していたのだが、
実は、俵万智さんのお子さんの覚えたての一つひとつの言葉。

幼稚園の時、「早くしないと、時間がなくなっちゃうよ」と叫ぶ万智さんに、
「何がなくなっちゃうの・・。」「時間が」「時間って、何」、抽象的な概念ってどう説明するの。
いったい人はどうやって理解するのだろうか。

ほんと、考えればる考えるほど哲学的・・・・でおます。


また、あるときお子さんのお気に入りが「付けたしことば」というもの。


「子ども版、声に出して読みたい日本語」のシリーズの「言葉あそび」にでていたもの。

「驚き桃の木山椒の木」「あたりき車力よ車曳き」「何か用か九日十日」
「(その手は)桑名の焼蛤」「(嘘を)築地の御門跡」と呪文のごとく。

まあ、落語には「ぎんなんって、どんなんって、こんなん」
とかのように頻繁にでてきますが。

「枕する? しない?」と聞く万智さんに、「うーん、まくらは、シナモン」の返事。
「じつは、あさから、なにもたべていないのじゃがいも」とどんどんでてくる
喋るの愉しくてたまらない、オリジナルの付けたし言葉。

凄い、子供時からこの感性・・・・
おじさんは「びっくり、びっくり、くりきんとん」でおます。

言葉の歌人である万智さんゆえに、はっとしたり、へーと感心したり、
子供の自由な発想に驚きの毎日・・・そんなちいさな、幼子の、言葉、がいっぱいでおます。



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ひさしぶりの海苔弁~平松洋子

2014-02-22 06:36:33 | 本の少し
ひさしぶりの海苔弁
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆☆☆

とっても素敵な料理、エッセイ本。

それも、B級グルメではないが鮭缶、海苔弁、油揚げ、目玉焼き、れんこん、なす。
かまぼこ、みようが、わかめスープ、湯豆腐、新たまねぎ・たけのこのステーキ、
きゅうりのサンドウィッチ、・・などなど、今すぐでも冷蔵庫を開けばあるものばかり。

まさに、女版、東海林さだおさんの「丸かじりシリーズ」。
入るお店も「孤独のグルメ」の様などこにでもあるお店。

図書館で借りた本なのだが、読む内に一度読んだ記憶が・・・・・
2013年10月発行だし、ましてや単行本。
平松さん、どこかで同じようなことを書いておられるのか・・・・

でも、とんかつ屋での女性客が、衣を身ぐるみ剥がし、中の肉だけ食べている
題の「全裸のとんかつ」は覚えていないが、確かこのシーン読んだことがあるぞ、

平松さんの本を引っぱりだしてみるが、そんなところはないようだし・・・。

自分の記憶に不安に感じた時、おしまいのあとがきのところに「週刊文春」の文字。
そこには連載した第一回から第八十五回までをまとめた本ですと・・・。

たまに、散髪屋でみる、「週刊文春」・・・よかった、よかった、胸のつかえがスッキリ。

私にとっては、「謎が解けて、ホッと」のミステリー・エッセイでおました。

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まだふみもみずプロの尼さん吉朝庵野蛮な読書青春の上方落語
家族依存症車掌きらきらひかる保険会社が知られたくない生保の話意味がなければスイングはない




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ごるふ心~奥田靖己

2014-02-20 05:19:47 | 本の少し
奥田靖己のごるふ心―原点のスウィング、原点の愉しみ方
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社

☆☆☆

続いてまたまた、ゴルフの本。
これは、スポーツコーナーの本棚からパラパラと中身を見ながら選んだ本。

こちらでは、腹に入るヒントが盛り沢山。

少し紹介すると、

「ゲーム心」・・・ゴルフとは相手と競うゲームであり、
このゲームを愉しむことがゴルフの本来の姿。
勝ちたい・・・負けたくない・・・。そんなハラハラドキドキを感じながら
ゲームすることこそゴルフの愉しみです・・・・と。

「仲間心」・・・ゴルフの腕前に関係なくマナーのできてる人は皆から好かれます。
そしていつも周りには感動を共有できる仲間ができます・・・と。

「切り替える心」・・・ゲーム中のミスショットの唯一の対処法。
それはミスショットを忘れることです。すぐに気持ちを切り替えて
次にどうするかを考えることです・・・と。
自分の背中より後ろのことは忘れる・・。

「アドレス」・・・こんな球筋でこういう軌跡を描き、
あそこに落下させそこで止める。打つ球の絵がはっきりあれば、
は自然にそのための構えをしてくれるはずです・・・と。

このあと「テークバック」 「トップ」 「ダウンスウィング」 「フィニシュ」と
続きますが、あまり書きすぎると著者の営業妨害になってはいけないので
これぐらいで・・・・

ゴルファーで興味のある方は一度目を通されることをお勧めいたします。


「体の動きは考えず、ただただクラブを振りたいものだ」

早くその極致に達したいものです。


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72へのゴルフ・メンタル術~角田陽一

2014-02-18 04:55:27 | 本の少し
72へのゴルフ・メンタル術―心の力でパープレー!
クリエーター情報なし
ベースボールマガジン社



図書館へ行ったら、新刊図書の棚にゴルフの本。

まず最初に読んで上手くならなけばと思い借りて読んだが・・・。

ゴルフはメンタルが重要と常々言われていますが、良いスイング技術があってのこと。

ゴルフは心技体の3本柱の上に成り立っていて、どの1本が弱いと傾いてしまうと、

本を読んで、メンタルだけ鍛えれば強くなる、上手くなると考えた自分が恥ずかしい。

でも、書評は☆・一つ。


スイングは心から始まる。

“リズムよく振る” “イメージよく振る”ことに没頭。

今、まさにレッスンで実行していることでおます。

今年中に良いスコア、良い結果はでるのでしょうか・・・・。


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昭和元禄落語心中・第5集~雲田はるこ

2014-02-16 11:32:37 | 本の少し
昭和元禄落語心中(5) (KCx ITAN)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

待ち遠しい「落語心中」の第5巻。

「どうらく息子」と共に楽しみにしている落語漫画。

今回、帯にこの「昭和元禄落語心中」が
文化庁メディア芸術祭漫画部門・優秀賞を受賞と、
読むことが少ない限られた漫画が受賞とは、こちらまでうれしくなる。

過去の「八雲と助六」の完結編。
でも、その終焉はあっけなく終わる。

再び、現在に戻って与太郎が助六を襲名。

今と昔が、交錯して物語が進んだのは昨日見た映画「永遠の〇」と同じ。
まあ、映画の方は今の時代があるのには過去の人の色んな思いの延長上にあるんですよ、と。
良い映画なのに入りが少なくて、今映画の人気ってこんなものかとがく然。

この本、「落語心中」では、作家の先生が、

「師匠や先代、先々代、あまたの名人、大師匠が全身全霊で磨き上げた古典に
挑むってことは・・・・・それを今君がやる利点は?」と助六に聞く。

「確かに名人の録音もたくさん残っている。寄席に来なくても簡単に名人芸を楽しめる」
「けど、君が亡くなった大名人達に勝っているところがひとつだけある」
「君は生の高座を客に見せられる」
「やっぱり落語は生で見てこその芸。伝わる情報の量が違う」
「そこに落語の魅力の秘密があると・・・」

昔のままでありながら、今、生で伝えられること自体に価値があると・・。

Then & Now、その時があって今がある。

そんな一日でおましたな。


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すごい経営者のすごい趣味~佐藤豊美

2014-02-14 20:53:00 | 本の少し
すごい経営者(トップ)のすごい趣味
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

☆☆☆

経営者の趣味、仕事一辺倒と思われながら
どんなに忙しい人でも、どんなに責任ある立場の人でも、趣味はある。

仕事と趣味の両立だけではなく、何らかの形で仕事に影響しているのではないか。

10人の方のそれぞれの趣味をあげると
“ワイン”“スキー”“街歩き”“マグロ捕り”“歌うこと”
“将棋”“アートを作ること”“スポーツ(バトミントン・スノーボード)”“水泳”
“ゴルフの一日を過ごすこと”

例えば、“ゴルフの一日を過ごすこと”というのは単にゴルフのプレイが目的ではなく、
近くのゴルフ場へ車で行くのではなく、電車で二時間もかけて遠いゴルフ場へ、

気のおけない仲間とプレーし、風呂上りにレストランでワイワイと「19番ホール」を楽しんで、
たまには帰りの電車の車中を「20番ホール」として帰る事も・・・・丸一日掛けて愉しむ。

ゴルフというスポーツで健康的に過ごすことであり、友と酒を酌み交わす場であり、
読書する時間である・・と。

朝6時に家を出て、夜8時に帰るまでのすべての時間が趣味としての大切な時間だと。

すべての方に共通しているのは、時間の過ごし方、すなわち趣味でも仕事でも、
すべてが“生き方”そのものなんですな。

経営者の趣味が問題ではなく、すごい経営者の方は趣味もすごいということ、
集中して物事に熱中できること、その情熱が大切なんでしょうな・・・。


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まだふみもみず~檀ふみ

2014-02-12 01:57:07 | 本の少し
まだふみもみず
クリエーター情報なし
幻冬舎

☆☆☆☆

檀ふみさんのエッセイ集。

仕事で訪れた、イギリス、オーストラリア、アフリカ、カナダ、そして日本。
それぞれの土地で感じたこと、逆に他国の地で思う日本、自分自身を・・・、好エッセイでおます。

各項の初めに、“あやし”“あさまし”“ゆかし”“すずろなり”
“あはれでをかし”“いとかなし”のいにしえの言葉を使いながら進める。

ふみさんも言っているように、“百人一首”ではないが、
中学、高校で覚えたことは今でも結構思いだせるもんですな・・・。


春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山

田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ

天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも

花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに

これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関

天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ

ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは

ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ

大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立

いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな

瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわかれても逢わんとぞ想う



と今思い出せるのはこれぐらい、でも、これでは十人一首ですな。


それよりも、中学一年生の時に毎月生で聴いた仁鶴さんの落語。

“七度狐”“池田の猪買い”“向う付け”“延陽伯”“金の大黒”“崇徳院”“青菜”

は私の落語の原点・・・・一語一句、未だに覚えていますな。


今から思えば、もっと違うことをきちっと勉強しとけよということ。


まさに“雀百まで踊り忘れず”でおます。


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第6回・大爆笑・ラジ関寄席

2014-02-10 23:26:47 | ラジ関寄席

道頓堀角座

少しでも落語ファンを増やそうと、グループ会社の方をお誘いして角座へ。

開場前に着いたのですが、待ち時間その5分の寒いこと、長いこと。

でも、その横には野外でそして立って飲み食いしている“俺たちのイタリアン”の店。
この寒い季節、どなたさんも大変ですな・・・・。



幕が開くと最初に、ラジオで“ラジ関寄席”の進行役の小川恵理子さんが登場。
今月誕生月とのことで、舞台の小川さんへファンの方からお酒のプレゼント。

そして、お誕生月いうことで、今日お越しになっている方で2月生まれの方に
来月の“ラジ関寄席”のペアチケットをプレゼント・・・
三名おられました、実は私、その中の一人、ラッキー。


一、桂咲之輔・・・・・・・・・・「平林」

咲之輔さんの六年前の初高座に近い時に聞いたのも、この「平林」、進歩ですな。
大師匠の三代目春団治師匠の言い回しが随所に感じるのは、やはり一門。

旦那さんなんかは年を取りすぎているぐらい落ち着いており、
逆に定吉はかわいさが薄れている・・・様な。

あと、2、3年すると、咲之輔さんの味付けができてくるんでしょうな。
ほんま、若手の進歩にはが離せませんでおます。


二、桂福矢・・・・・・・・・・・・「手水廻し」

斜めに構えた福矢さんらしさが少なく、おとなしめの「手水廻し」

マクラでの方言の小噺をふりながら、田舎言葉も少なく
長頭を回すところもおとなし目。

田舎味の松喬さんや、雀々さんの強烈な長頭回しが頭の隅にあって・・・
その中間は、いずれにしても印象が薄くなりますな・・・。


三、桂一蝶・・・・・・・・・・・・「昭和任侠伝」

この前の、今の三代目の春蝶さんの「昭和任侠伝」を聴いたとき、
先代の二代目春蝶さんのが懐かしく、おもしろかったと想い出に残っていたのに、

今日の、一蝶さんのは、先代春蝶さんのとセリフ廻しはほぼ同じ、
でもおもしろさは半分。

先代の、噺の構成が楽しいのではなく、やはり噺っぷりが・・・・
噺家としての噺っぷりが上手というのを・・・・ああ、再確認。

失礼ながら、今日の「昭和任侠伝」は、懐かしさはありながら、一蝶一短でおました。


四、桂福楽・・・・・・・・・・・・「煮売屋」

“大当たり”、良かったですな。福楽さんの「煮売屋」。

久しぶりの衝撃、噺の変化球に、笑いのセンスが満載。

今回、福楽さんの高座は二回目なんですが、
今迄、何をしていたのやら、後悔・・・・でいっぱい。

早く、他の噺も聴きたい・・・。

3月28日は東京だし、2月28日は月末で都合はつくだろうか・・。

今年は、何をさておいても、福楽さんの落語・・・・聴くぞ。


五、森乃福郎・・・・・・・・・・「転失気」

森乃福郎さんのおとなしめの「転失気」。

京都のお方は、お上品で、おならの噺も「スゥ―」。

なんとも、つかみどころのない福郎さんの「おなら」いや、「転失気」でおました。


次回のメンバーは、どなたなんでしょう・・・。
今回は、春団治一門だけに、笑福亭だっしゃろか・・・。


第6回・大爆笑・ラジ関寄席
2014年2月10日(月)午後7:00開演
道頓堀角座

一、桂咲之輔・・・・・・・・・・「平林」
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・「手水廻し」
三、桂一蝶・・・・・・・・・・・・「昭和任侠伝」
仲入り
四、桂福楽・・・・・・・・・・・・「煮売屋」
五、森乃福郎・・・・・・・・・・「転失気」



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プロの尼さん~露の団姫

2014-02-08 06:16:26 | 本の少し
プロの尼さん: 落語家・まるこの仏道修行 (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

落語と尼さんの二足のわらじ。
でも、七割は仏道修行のおはなし。

プロ(落語家)でありながらアマ(尼)。

女子高生の時に夢中になった落語と法華経。

落語たのしさよりも、仏教の素晴らしさをとうとうと述べる。

本業はと聞けば、この本からは、落語もできる尼さんとの答が。

団姫さんの高座、講釈垂れて、説法臭いって・・なるんかいな

どんな落語になるんやら、

これから、聴く耳、見る目がちょいと変わりそうでおます。



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吉朝庵~上田康介

2014-02-06 21:24:16 | 本の少し
吉朝庵: 桂吉朝夢ばなし
クリエーター情報なし
淡交社

☆☆☆☆

吉朝さんの息子さんが、生前お父さんにご縁のあった方々に、
親父である吉朝さんの話をおうかがいしてまとめたもの。

お茶目で普段からいたずら好きで、運転免許の写真を撮りに行く時、
モーツアルトのようなカツラを被って免許証をつくってしまう。

小学生の子供と一緒に花火をしていて普通では飽きて、ロケット花火を地面に置いて
火をつけて民家のゴルフの練習している庭先へ直撃・・・オッサンがオッサンに怒られる。
帰ってくると「ヘッヘ、怒られたぁ」・・・・まるで、落語の“初天神”の親子。

ものまねが上手いんで、いろんな人の声でいたずら電話をかけまくる。
あるときは新聞記者で米八さんへ、雀三郎さんの家には米朝師匠で・・
相手のチョチョマウ姿を見て愉しむ。

ある小さなホールでの独演会では、高座に上がった吉朝さん、
「私、携帯電話嫌いですねん。よう、落語をやってる時に客席で
鳴ることがあるでしょう、あれ、他のお客さんにも迷惑やし、
こっちの気分も悪い。ですから、今日もし客席で鳴ったら、その時点で
落語やめて帰りますから。」と、客席が静まりかえった一瞬、会場のどこかで
「トゥルル」という携帯の呼び出し音、客席の空気が凍りついた次の瞬間、
吉朝さんモソモソと懐に手を入れると、携帯電話を取りだして
「ああ、もしもし。いま、落語やってんねん。すんだらじき帰るわ」
とだけ言うと電話を切り、知らん顔で落語を始めた・・・。

つまり、高座のソデの弟子に言いつけて携帯に電話をかけさせた。

すべてが落語、おもしろいなと思ったことは何でもしてみないと気が済まない。

でも落語は上方の江戸前といわれるぐらいの本格派。
もし、生きておらえれたら、米團治かはたまた米朝襲名の一番手。

吉朝一門は好きな噺家さんばかり、でも実は、師匠の吉朝さんは生では聴いたことなし。

CD引っぱり出してきて、十八番の「ふぐ鍋」でも今日は寝ましょうか。


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野蛮な読書~平松洋子

2014-02-02 03:05:07 | 本の少し
野蛮な読書
クリエーター情報なし
集英社

☆☆☆☆☆

最高の書評本。

旅行に持っていく本、ハンバーガーショップで読む本。

紀行文なのか、本を読む作者の周りの風景がと思いきや、
一度ページをめくれば、本にどっぷり集中する。

上手な噺家さんがマクラのはなしから本題に入っていくように、
本の紹介に自然に導かれる。

私たちが日常、車内で読むときなど、ふとページを閉じて窓の外を見たり、
目を閉じて車内放送を彷徨う気持ちで聞いていたり・・・・
そんな普段読んでいる様をありのままに書き綴ってくれる。

それでいて、いつのまにか、103冊もの本を紹介。

その本に相応しい、シチュエーションって何。

そんな、朝にはZelenkaのSonata、昼はStamitzのClarinetConcerto,
夜はBrahmsのClarinetSonataと音楽でもこだわって聴いていると、
本まで、朝昼晩で読みかえなければと、そんな気にさせる「野蛮な読書」。

一冊の本を大事に読む・・・・帯で皆さんがおっしゃっていられるように、
再読のススメ・・・・まさにこれまた再読・・間違いなしの本、

必ず買って手元に置かれることをお奨めいたします。


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ABCラジオ上方落語をきく会

2014-02-01 19:48:30 | 落語



ABCラジオ上方落語をきく会


久し振りのドラマシティ、900人の会場は大入り満員。

初めての公開録音の現場に、それも生放送。
時間内に収めるのがいかに大変か。

そんな貴重な体験を、でもそれ以上にトリの文珍さんは別として、
今の上方の中堅どころの落語家さんばかり、ほぼベストメンバー。

充実の落語会の始まりです。

まずは、フロアーディレクターのスタートのキューとその5秒前の拍手の練習から・・・。

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・「子ほめ」

吉の丞さん、実はチケット販売の時には、お名前はなかったのですが、
今日の生放送に入る前の音声調整も兼ねての、前座役で登場。

「私のは、放送されませんのでお気楽に・・・
でも、出来が良ければ後日なみはや亭で使って頂けそうなので、よろしく」と、

良かったでっせ。

省くところを上手く省き、どっしりとした良いデキ。
是非、ラジオでもう一度聴いてみたいです、朝日放送さん。

落ち着いた高座、前座がよければ、落語会は締まりますな。


二、桂春蝶・・・・・・・・・・・「昭和任侠伝」

「昭和任侠伝」、お父さんの十八番。
でも、今の春蝶さん、交番の巡査さんはミナミの帝王の竹内力で登場。

刺青を入れるとこなんぞは、オカマチックに。

でも、よろしいな「鶴田おじき」に「妹のさくらはもう寝たかい」
「おまえ角の八百屋の子やないか」などのキマリ文句。

それで云うと、「今、停電じゃ」のサゲを聞きたいというと、歳がバレますかなぁ。


三、桂南天・・・・・・・・・・・・「動物園」

定番の、大阪のオバチャンのマクラでスタート。

ほんま、南天さんの「動物園」、レジェンド、伝説ともいえる高座でおましたな。

でも、見て楽しい南天さんの「動物園」、ラジオでどれだけ伝わったのか。

両手で前足を表現・・・その間隔でいろんな動物の違いが、
揃えると猫や虎、ちょっと広げると犬、更に広げるとカバ、最大にするとワニ。
観察力の鋭い南天さんの凄さ。

まあ、2014年の上方落語をきく会での、南天さんの「動物園」最高、
・・・・・・・・まさにレジェンドでおます。


四、桂文華・・・・・・・・・・・・「八五郎坊主」

じっくりと聴かす文華さん、
大爆笑の笑いの空気が残っている中で、やり難そう、

見た目が、がらっぱちの文華さん、
主人公の八五郎、もっともっとハジケて欲しかったですな。

いたっておとなし目の文華さんの「八五郎坊主」でおました。


五、笑福亭三喬・・・・・・・・「初天神」

最初のおやっさんが便所へ行っているときに、新町へ行った時のことを
おかんに喋る寅ちゃん。天神さんへ出かけるまでのところをたっぷりと。

飴屋をひやかし、みたらし屋をひやかし。
そこで、袖を見て、「あと、何分」、「ええ、三分」「三分で、凧揚げしまひょ」

大急ぎで、凧を買い、親子で凧を揚げ、二人ともオヤッサン怒られ、
「こんなんやったら、お父たん、連れて来なんだらよかった」まで
こんな急いだ揚げたのに立ち会ったのは初めて、三喬さん凧揚げの名人ですな。

生放送の時間内に収めるというのは、こちらもヒヤヒヤ。
結構スリリングで、別の愉しみありましたで。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・・「不動坊」

持ち時間が23~25分。「不動坊」長い噺だけにマクラも無しで即、
「利吉っさん、居てるかいな」でスタート。

そこそこ、ハナシを端折りながらドンドン噺を進める。
風呂屋に着いてからか、少しペースダウンだが、でもいつもより早め。

利吉の家の裏に行く、雪のシーンも冬の風情のあるところだが、
時間に追われて駆け足でせわしない。

落語の“生”の良さは、・・・・お客さんの笑いの“間”に、
落語家さんが微妙に次の台詞の“間”を調整してくれるところ・・・。
その数秒の“間”が微妙に・・・・落ち着きないものに。

長い噺を短く縮めるのは、ほんま難しい作業みたい。

絶妙の“間”が信条の、本寸法、行儀の良い鶴二さんの落語。

完璧なだけに、落語がそうであるように、
時間に追われる録音は、落語本来の良さが損なわれますな。


七、桂文珍・・・・・・・・・・・・「けんげしゃ茶屋」

割烹着を出てきたので、おばあさんの落語かと一瞬思ったが、
今話題の“STAP細胞”の“小保方春子”さんの姿で。

この辺の、遊び心はやはりたいしたもの、さすが吉本の芸人さん。

「けんげしゃ茶屋」の“けんげしゃ”とは験担ぎの験(ゲン)を気にする人のこと。

主人公の村上の旦那さんのへんこな遊びが、文珍さんと重なりあって
まさに、嵌っているような噺。

どんどん遊びがエスカレートしていきますが、
食べるものでも、鯛の刺身に飽きて、夏は鱧、秋は松茸といい、
正直あまり美味しいとは思いませんが、風流というか洒落が過ぎるというのは
紙一重という・・・・そんな噺。

癖のある「けんげしゃ茶屋」、こんな噺だけに、
文珍さんで初めて食べさせて貰えて、良かったの一席でおます。


ABCラジオ上方落語をきく会
2014年2月1日(土)17:30
@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ



一、桂吉の丞・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂春蝶・・・・・・・・・・・「昭和任侠伝」
三、桂南天・・・・・・・・・・・・「動物園」
四、桂文華・・・・・・・・・・・・「八五郎坊主」
五、笑福亭三喬・・・・・・・・「初天神」
仲入り
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・「不動坊」
七、桂文珍・・・・・・・・・・・・「けんげしゃ茶屋」

三味線・・・内海英華・吉川絹代
お囃子・・・桂阿か枝・笑福亭喬若

司会:三代澤康司・伊藤史隆




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