日本から遊びに来てくれたゲストが、「マケドニアに行きたい!!」というリクエスト!! オオッ、私も行ってみたかったゾ!! そういえば、近々マケドニア人の彼氏と結婚が決まった友人のエミリア(頻出のペルニックの「エミリア」ではないですよ・・・)もいるし、私が車を出せばみんなで行けるなあ~。私のほうは、以前ブルガリアに住んでいた友人のローランドとクラウディアが、マケドニアの首都スコピエに住んでいるので、彼らのところに泊めてもらおーっと!!
マケドニア・・・ FYROM=「旧ユーゴスラビアのマケドニア共和国」なんて呼ばれたりします(以下、マケドニアと表記・・・) 行ってみたかった理由は・・・ まず言語が近い!! エミリアが彼氏のマケドニア人シュキーを紹介してくれたとき、話してみるとほとんど通じた!! シュキーは本当にいい人で、こういう感じの人が住んでる国なら行ってみたいな~と・・・ ま、あんまりブルガリアとは言語も文化も違わないだろうし・・・
ペルニックのヒゲおじさんバリュや、元大家のゴショをはじめ、多くのブルガリア人(ペルニック人?)は、「マケドニアとブルガリアはまったく同じさ!! だって同じ国だッ!!」とブルガリアのVMRO(内部マケドニア革命組織=ブルガリアの右翼団体。マケドニアの与党も同じ名前のようですがまったく関係ないらしい・・・)みたいなことを言ってますが、それホント?! 百聞は一見にしかず、ですからね。
キュステンディルを抜け、ギュエシェヴォの国境へ。ず~っと昔(といっても5年前・・・)に国境までは行ったことがあったのですが、そのときとは少し様子が違う・・・ ブルガリア側の建物は何だかきれいになってる・・・ EUに入ったブルガリアと入っていないマケドニアの違いか・・・ そして前あった免税店は今は廃墟・・・ でも、国境警察の対応の違いは以前のまま!! ブルガリア側の係官は横柄、ぶしつけ、そして仕事が遅い!!(怒) 同乗者のパスポートと挟んであった書類をごちゃごちゃにして返してきました。それに対してマケドニア側は丁寧で英語も通じる・・・ わたしたちの前にトルコからのバスが通過中でその検査のせいで少々時間はかかりましたが、それでも国境だけで2つの国民の違いが伝わってきました。
さらに行くともっと違いがくっきり!! まず、道に穴がない!! そして気候もソフィアより暖かいな!! 花ももう咲いてる!! 日本の桜やボケのような花がいっぱい咲いています!! クマノヴォという町からスコピエまで高速道路を走りますが、その道端にはニワトリが放し飼い!! スコピエ市内は・・・ 道に穴がない!! ゴミが散らかってない!! 家並みもどちらかというとギリシャっぽかったり、アメリカの2X4住宅のような感じの一軒家も結構多く、家の周りのフェンスも低くて、なんともオシャレ~な感じ?
旧市街へも行ってみました。アレ?何、この「ちがうっ!!」って言う感じ!! 暖かいのもあるのでしょうが、人々の雰囲気が・・・ 道端のカフェに人がたくさんいるのは一緒だけど、みんな笑顔で談笑してる。ソフィアではこういう場面では苦虫つぶしたような顔して話してて内容はお金の話か文句を言っているか・・・ 楽しそうに笑顔で話してる人って少ないんですよね。
同じような言語を話す隣同士の2つの国・・・ この違いは単に旧ユーゴスラビアだったかソ連の衛星国だったかどうかの体制からの影響の差なの?車もソ連製のラーダはあまり見なくて、ユーゴスラビアで造られていた「ユーゴ」という車がいっぱい!! ルパン3世が乗っていたフィアットの「チンク」にソックリだけど、ちょっと間延びした車も時々現役で走っています!!(コレって、「500=チンク」じゃなくて「600」らしい・・・「まるで荻野目洋子と荻野目慶子だ!」ってたとえた人がいましたが・・・) 政治の話はよく分かりませんが、首都だけ比べると、「汚くて穴だらけで人々がクラーい方」と「きれいで暖かくて人々が笑ってる方」って感じ? ただ・・・市内の車の運転のコワさと、駐車マナーの悪さは共通でした(怒)。