おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリアのイースター・「ヴェリクデン」~終わった後が大変だ!!

2010-04-14 17:42:14 | アート・文化

ブルガリアのいわゆる祝日やお祝い事はけっこうウルサイことが多い!! クリスマスから新年にかけては爆竹やロケット花火の嵐だし、5~6月にかけて行なわれる卒業パーティー「アビトレントカ」は若者達が大声をあげて数を数えたり、街中を駆け回る!!

Paintedegg でも、この「ヴェリクデン」(=復活祭・イースター)は比較的静か~。それもそのはず。この時期は大きな休日になるので、学校も1週間以上休みになって、みんなセロ(田舎)に家族で集まってのんびり過ごすからでしょう。

さらにお祝いの仕方が静か~。まず、「コズナック」!! 卵をたくさん入れた甘い菓子パンを大量に焼きます。ラドミルの近くの小さな村ステファノヴォにおいしいハチミツや自家製のラキアを売るペトカばあちゃんがいます。何も考えずにその週の土曜日に行くと、このコズナック焼きに大忙し!! 

「卵15個も入れたのよ~!!」 ゴメン・・・ペトカばあちゃん、お客さんが来るから今日は大忙しなんだった・・・ ハチミツとラキアを売ってもらってそそくさと帰りました。

あと、どこのスーパー、肉屋でも「アグネ」(=ラム肉)を売ります。1kg13~15レバくらい。そして店頭には生首(じゃあないよね。皮はがれてるし・・・でも超グロ。目玉がこっち見てるし・・・)がいくつも並んでいます。今年は村で〆られてる子羊を見なかったな~。お店で買うと足1本(モモから足首)で40~50レバくらい!! 高ッ!! 豚肉の2倍くらいの値段ですが、買ってる人が!! まあ、お祝い事のためのものだからねー。

あと、お金がない人もけっこうやるのが、ゆで卵に色や絵をつけること!! これを一人1個ずつ持って「コツン!!」と当てて、どっちが割れるかによって運だめしをするのです。そのため、普通は10個一パックで売られている卵がこの時期には30個一パック!!

・・・で、案の定、この「ヴェリクデン」が終わると大量のゆで卵が余る、あまる、アマル・・・ あまりに余るので近所の悪ガキたちは外に投げて遊んで道がよごれるぅ~!! 第一、いつも「お金がない」って言ってんだから・・・「もったいないオバケ」がでるゾ~(笑)!! それにカップクのいいブルガリア人の多くは高コレステロールを気にしているので、もうゆでてしまった卵を一気食いするわけにもいかず・・・ で、このヴェリクデン後には、ウチにはいらなくなった卵が大量に押し付けられます。「お願い!! もらって!! 捨てるわけにもいかないし・・・」 じゃ、人数分だけゆでたら良かったジャン。ウチだって食べたらコレステロール上がるでしょ!!(怒)

Laminatedegg 今年もらった卵のうち1個は、それ用のシールがはってありました。でも、これってズルくない?「コツン!!」としても割れない!! これで「絶対優勝」じゃん!! そんなにこのゲーム、「勝ちに行く」ものなのかな?

コメント (2)
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