おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

早春ドライブ② ~世界遺産!! 「マダラの騎士」

2011-04-27 18:30:59 | アート・文化

シューメンはトルコ系住民の多いところ。実はトルコ系のレニの実家はここから50kmほど北西にあるラズグラッドという、これまたトルコ系住民の多いところです。最近、とにかくトルコのものに対して反対しがちなブルガリアですが、実際にはたくさんのトルコ人やトルコ系の会社、商店の存在無しにはやっていけないのも事実です。

料理上手なレニは朝ごはんにクレープを焼いてくれました。そこで質問!!

Katma 「ねえ、レニ。ブルガリアではこういうの(クレープのこと)を ”カトマ”って言ったり”パラチンカ”って言ったりするけど、どう違うの?」

するとレニは、

「カトマはトルコ語で、パラチンカはブルガリア語よ。どちらも基本的には同じだけど、カトマはムリャーコを入れて、パラチンカは水で小麦粉を溶くの。」だそうです。「ムリャーコ」は牛乳のこと。そうだったのか~!!

美味しい朝食をお腹いっぱいいただいた後は散歩だ!! ステフチョはさらにシューメンに来てからの友人、ラファルとオーラも呼んでいました。人数が多くて楽しいゾ!! みんなでGO!!Entrance

Bigcave Smallcave まずは、「マダルスキャ・コンニック」へ。何とこれ、世界遺産にもなっている、昔の人が彫った巨大なレリーフです。このあたり、山全体が大きな岩でできているように見えます。昔ここにあった洞窟や横穴を利用して人々が住んでいたそうな・・・ 大きくて広い洞窟は「妖精の神殿」だったそう。とても音響がよくて、古代の劇場並みによく響くので、今では時々コンサートが行なわれたりするんだって。その横の小さな洞窟はサブ調整室になるのかな? 上のほうの穴ほど偉い人が住んでいたんだそうです。敵が侵入しにくいからね。

Konikwithstand この騎士のレリーフ、日光がちょうどあたってよく見えたら周りにギリシャ文字らしきものが彫られているのが分かります。Konik

このレリーフだけでは終わらない!! さらに上へ上へと登ります。すると昨日見たのと似ている要塞跡が岩山の頂上に!! やっぱりこの要塞にも教会があったらしく、いまでもだれかおまいり(?)しているようです。石の上にお花の模様があるの、わかります?Churchonthetop

でも、シューメンの要塞と違うのは、この城壁の下は・・・ 

Walloncliff 何もナイっ!! 落ちたら助かるはずもない断崖絶壁・・・ コワすぎるぅ~。生まれて初めてかもしれない、こんなゼッペキ!足がガクガクして、もう前に行けないなんて・・・ ここもシューメンに来たら行ってみてネ!!

この二日間のシューメン周辺はすごい風!! この辺は風がとっても強いところだそうです。「周りに何もないから風が吹き抜けるのよね。」 ソフィアは高度ゆえにちょっとどこよりも気温低めだから、きっとシューメンのほうが温暖に違いないと思っていたのに、もう一枚セーターを持って来るんだったとちょっと後悔。風は東のほうから吹いてくるとか。つまり黒海側から!!

Trainandhighway 「ここから1時間でヴァルナの海に着くワ!! 夏のヴァカンスのときには寄ってねっ!」と、レニとステフチョ。もう少しで東からの海風は熱風に変わり、またあの灼熱の季節がはじまるんだな~。そうしたらまたいつか来よう!!

コメント (3)
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