おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

東日本大震災後のブルガリアへの郵便事情・・・

2011-04-24 23:58:25 | ニュース

福島第一原発の放射能の件、日本の皆様、とくに被災地の皆さんもご心配のことと思います。その影響がブルガリアにもこんな形で出ているというお話・・・

先日、私書箱を置いている郵便局に、何か郵便が届いていないか確かめに行くと・・・ 小包などを仕分けする基地から手紙が届いています・・・ なになに?何ともオフィシャルな手紙のようですが。Letterfrompost

開けてみると、「日本から郵便物が届いていますが、EUの決まりの為、食品衛生局の局員と税関の立会いの下で開けて検査しなければなりません。個人で消費するためのものである旨宣言した場合のみ受け取ることができます」と書かれているようです。以前、ソフィア中央郵便局で税関立会いの下郵便を受け取ったときは、肉や乳製品に対しては厳しい様子だったけど(受け取った荷物に韓国の辛ラーメンが入っていて、そのパッケージの写真が引っかかった! でも、辛ラーメンに肉は入ってないけどね。)、海苔やひじきなどの海藻類、そして唐辛子などの調味料やお茶なんかはほぼフリーパスだったのに・・・

手紙に書かれている電話番号におそるおそる電話してみると、そこのシェフ(偉い人)が電話に出て、「食品衛生局の人が明日来るから、明日来れるか? ソフィアからクリミコフツィに行く道に大きな敷地の基地があるんだが・・・」 エエ~ッ、そんなに遠くに?! それにそこだったら昨日ドライブから帰ってくるときに通ったところなのに・・・ でも、しょーんなかタイっ!行きまっしょ!

次の日、ソフィアの西の端から渋滞を通り抜けてソフィアの町の東の端、それも高速道路の入口近くにある基地まで行って、面会してみると、「食品衛生局の人たちのアシがない。この費用は受け取る側持ちだ。車で行って連れてくるか?」 エエ~ッ・・・ それってまたソフィアの街の真ん中まで行ってここまで帰ってくるってこと? 早く言っててくれれば、こっちに来るときに乗せて来たのに・・・ でも、これもしゃーないナー・・・

食品衛生局の人たち(チャーミングなお姉さんと若い兄ちゃん)を乗せてもう一度ソフィアの東の端へ。どうもこの二人の話によると、フクシマの放射能が問題で、日本からの食品をすべてチェックしているらしい。そして日本からの食品は結構ブルガリアに郵送されている、とのこと。郵便基地の中をあちらに行ったりこちらに行ったり。ああでもない、こうでもない、こんな遠いところまでいちいち来れるか! など、税関の人と食品衛生局、そして郵便局と三つ巴で喧々諤々・・・ 私は中身をチェックするとき、一つ一つ内容を、「これはお茶、これは乾燥した魚を細かく挽いたもの(ふりかけのこと・・・)、これは海草・・・」なんて説明する役でした。でも基本的に「ここ(郵便の基地の内部、そして税関)は部外者立ち入り禁止なんだから、もうちょっとどうにかしてよ!! 15個くらいたまったら中央郵便局の税関に送ることにしたらいいんじゃないの!?」と言うことになったようなならなかったような・・・

帰りに食品衛生局の人たちをもう一度事務所に送っていくとき、「あなたがもう一度あんな遠いところに明日荷物を引き取りに行かなくてもいいようにしておいてあげたわヨ。ブルガリアでは海草とか調味料とか手に入らないのっ?!(ちょっと怒)。しばらくは食べ物を日本から送ってもらわないことネ。」と言われてしまいました。まあ、ごもっとも・・・

日本からブルガリアに郵便物を送られる際はご注意ください!

コメント (2)
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