首都の田舎村ナデジュダ区・・・ 最近の大河ドラマで関東の武将の城下町の話が色々取り上げられますが、意外とそういう街はセレブな雰囲気。最近の東京周辺の再開発などで、以前は「皆が住みたい、地価が上昇中、セレブでおしゃれな・・・」なんて言われていた区域にも変化が生じているとか。
それとは関係ないかもしれないけど、ナデジュダ区も実はけっこうそういうところかも。東京でいうと「世田谷」とか・・・ 地下鉄の延長に伴い、その辺に住む人たちは労せず所有財産の価値を上げてもらい、「うちの庭先にマンションを建てたら完売」、「通り沿いに貸店舗を月何百レバで貸してる」、「相続したアパルタメント、月何百レバで貸すって出したらたくさんの電話が来た」などなど・・・ リューリン区の方が先に地下鉄が通ったのに、比較的最近地下鉄の通ったナデジュダ区の方が金回りがいいような・・・ だからなのか、相変わらずぶっきらぼうで、自分たちは「ソフィアンツィ」(ソフィアっ子)、「ストリチャーニ」(「ストリッツァ=首都」からきた言葉で、いうなれば「都民」って感覚かなぁ・・・)という自負が強いのは・・・?
この地区のイメージアップに貢献する(?)「セヴェレン・パルク」(北公園)。どこの公園もそうですが乳母車を押して若い夫婦が涼と木陰を求めてやってきます。年金生活者世代も多いっ!! あ、だけど、この公園内でリューリンのパザールやイヴァン・ヴァゾフ劇場の前の公園にいるようなシャフ爺(チェスをするおじいちゃん)集団は見ないなァ・・・ この辺の人たちはチェスをしないのか?
ちょっとしたきっかけでこの辺で立ち話になった70代くらいのナーデャ。娘は英国に行ったきりめったに帰ってこないし、電話で話しても「もう今は時代が違うのっ!!」と話が合わない・・・ とグチってました。で、夫も亡くなり今は一人暮らし。1日中家にいても話す相手もナシ。
じゃー、公園に出て来たらっ!? ここは涼しくっていいよねっ!! 住居棟は、種類にもよるけど南向き、特に南西向きは死ぬほど暑いっ!! もう話しするのも聞くのもイヤっ!!になるほど暑さで気が滅入るから・・・ 暑さを逃れてきた人たちが思い思いに涼んでいるの、見てるだけでも面白いヨっ!
公園での過ごし方はみなそれぞれあまりに自由・・・ 木陰のベンチでたたずむのは定番ですが、
中には大胆に草の上に横になる人や、何と!!
木の間にハンモックをかけて昼寝するつわもの(?)も!!
これは気持ちよさソ~♪
子供たちは暑くても元気!!
日本のゴム跳びに似た遊び、こっちにもあるんですねぇ!
もう少し年が上になると卓球・・・台の下にはビールのペットボトルが!!
気持ちい~公園の木陰で気ままに過ごす・・・ ある意味とてもぜいたくな時間。夏は始まったばかりです。