そうだった・・・ブルガリアで春を告げるこの日、街がお花であふれる日・・・
その日をたまたま過ごすことになったベトナムはハノイ。ベトナムと言えば天秤棒で商品をいっぱい積んだ売り子さんがいっぱいいる雰囲気がありますよね。ここはお花を売る売り子さんたちが特に多いのかなぁ、と思っていました。
ツアーガイドさんが「今日は女性の日だからいっぱいお花を売っているんですよ」・・・あ、そうだった!ベトナムも共産主義国家だった!今はEUに入っているブルアリアでも旧共産体制からの伝統(?)で「国際女性デー」の3月8日は道端でお花を売る人たちや花束を持った女性たちであふれる日だったんでした。
ブルガリアでもベトナム人にけっこう会ったなぁ・・・ ソフィアはナデジュダ区でバインミーを売るお店によく通ったり、ペルニックやラドミルで「ベトナムスキ・ブロコベ」があったのを思い出します。そして一度日本で、ブルガリアに住んでたというベトナム人とブルガリア語でお話ししたなぁ。なんだかなつかしいブルガリアを感じます。
「ブルガリアを感じる」といえば、ツアーガイドさんが連れて行ってくれたハノイの観光名所、「ホーチミン廟」。共産体制あるあるですよね。
ソ連が「お兄さん」の国々で、ファシズムや植民地支配から国を解放して共産体制を確立した著名な指導者が亡くなったら建てられる・・・ もちろんロシアは「レーニン廟」、ブルガリアでは「ゲオルギ・ディミトロフ廟」でした。今は民俗博物館になっている「王宮」のすぐ前にあった「ゲオルギ・ディミトロフ廟」、アタシがブルガリアにいたころはもうすでに無くなっていました。共産体制が崩壊した後、爆破されたんだって。今は公園になっていて、チェスをする人たちや、冬にはクリスマスマーケットが立つのでよく行ったなぁ・・・ ガイドさんによるとホーチミン廟はレーニン廟の設計をもとにして建てられたんだとか。
街の中に、共産国でよく見たタイプの像もあって、なんだかなつかしく感じます・・・
その日は金曜日で廟自体には入れませんでしたが、3月8日の「国際女性デー」で、アオザイなどの民族衣装や素敵なドレスで着飾った女性たちの団体さんたちが廟を背景にいっぱい写真を撮っていました。
なぜその日にアタシがベトナムにいたのか、ツアーガイドさんがついてたのはなぜ?そしてハノイではどこに行ったか、それは・・・