おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

日本茶に合うブルガリアのお菓子は? その2

2009-05-19 16:48:09 | ブログ

「日本茶に合うお菓子がほしいゾ!」にお返事をいただきました。そうそう、コレ忘れてましたよ。書く寸前まで憶えていたんだけど・・・

Lokum 「ロクム」!! 別名、「ブルガリアン・デライト」つまりは「ブルガリアの悦び」・・・ まあ、英語では「ターキッシュ・デライト」=トルコの悦び、なんだけど。もともとはオスマンの言葉で「のどの悦び」だったんだって。 言ってみればシレネ(白チーズ)とギリシャのフェタチーズの関係と同じで、バルカン全体にあるけど、「これは自分のところがオリジナルだ!!」って言ってるような・・・ クルミが入っていたり、ローズウォーターを使ってバラの香りがするものがあったりします。求肥に似ていて、コレは日本茶に相性よさそうです。

Sladaksalam スーパー「HIT」で買い物をしていると、こんなお菓子を見つけました。以前にPazar.jpで作り方を紹介されていた「スラダク・サラム」。 そのまま訳すと甘いソーセージ!? エエ~ッ、て感じですが、別に甘いものが腸詰されているわけではなく、ラップで丸い筒状に整形されてソーセージの形に見える、というものです。お店ではこの写真の「オレヒ・イ・メド」(=クルミとハチミツ)味のほかに、「キャラメルとクルミ」、「チョコレート味」などなど、さらにはその詰め合わせもありました! 冷やして作るのでこれからの時期のおやつにいいかも。でも、ビスケットを砕いて混ぜてるし、バターやバニラも入ってるから日本茶との相性はどうかな・・・

そして、今回の目玉はこれ! 

Pishmanie 「ピシュマニエ」!! 日本の友人から「探してくれ」と頼まれていた一品です。これもトルコのお菓子。

この「ピシュマニエ」、名前だけ言われて探すことに。 どんなんだろう? どこに売ってるのかな? トルコ食材店だったら売ってるのかな? なんて考えていろいろ探し歩きました。ジェンスキー・パザールとか、その近くのアラブ系のお店とか・・・ でも、アラブ系のお店では「アラブのお菓子はあるけどトルコのお菓子はないよ」とあっさり・・・

そんなある日、近所のスーパー「ビラ」でなんとなくお買い物をしていて、チョコレートやバフラ(ウェーハス)の並ぶコーナーを何気なく見ていると、アアッ!!! なんとここに! 何とも「灯台下暗し」・・・

箱には英語で「フロス・ハルヴァ」・・・ ハルヴァというとナッツやゴマの味のするお菓子。羊羹のように四角く整形されていたり、パンに塗るようにスプレッド状になっている物もある小麦粉や油を使ったお菓子です。不二家の「ミルキー」のような歯ざわりだけど、もうちょっとやわらかくて、口に入れると濃厚でまったりとした後ひき味・・・でも、歯の詰め物には気をつけて・・・ ってな感じ。ピシュマニエってそれが糸状になってるの? ええ?どんなの?

開けてみると、かわいい毛糸玉のような・・・ 小さかったのでポイッと口に放り込みました。思っていたよりもみっちりと巻かれているような感じで、口の中で濃厚な味がとろけていきます。ウ~ム。これはなかなかイケるゾ。でも、これ、ホントはほぐして食べるんだって・・・

これらのお菓子、やっぱりトルコ由来、というか、このバルカン全体に共通する物なんでしょうね。この地方で一般的なのは小さな手鍋に細かく挽いたコーヒー豆を入れて直接煮立てた、ドロッと濃厚なトルココーヒー。いまでは砂糖をドカドカ入れて、コーヒー自体を甘いお菓子に負けないほど甘くして飲む人が多いけど、その昔はこの苦いコーヒーに砂糖を入れずに飲んでたんだって。そしたらこの甘いお菓子たちによく合うだろうね。ということは、濃い目のお茶、いっそのことお抹茶にはよく合うかな? 

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