夏真っ盛りのブルガリア・・・ 毎日気温は30度を越え、天気予報では32度なんて言ってるけど、ホントは40度近くあるんじゃないの? という毎日です。からりとした天気なのでまだいいのですが、それでも夜は暑くて寝苦しい・・・
そんな暑い夏の日、急に用事ができたのでソフィアから60kmほど離れた高原の町サモコフへ出かけることになりました。以前はしょっちゅう行っていたこの町も、ここの所数年、ほとんど行ってないな~
ソフィアからクネクネした川沿いの山道を走ること約1時間、サモコフの街は、土曜日ということもあってのんびりとした雰囲気が漂っています。冬はスキーリゾート、夏は高原の避暑地で有名なボロベッツという町の玄関口、バックパッカーの姿もちらほら。ここ何年か行かなかった間に大型スーパー「ビラ」や「サモコフモール」なるものもでき、やはり少しずつ変わってきているのでしょう。バスセンター(アフトガーラ)も建物が新しく、きれいになっています。でも、変わっていないものも・・・
街の中心、バスセンターのすぐ隣には古いジャーミヤ(モスク)。そして交差点の真ん中にあるチェシマ。高原の湧き水はとても冷たくておいしい!! ソフィアより少し涼しく感じても、それでもやっぱり暑いので、街の人たちはここに立ち寄っては水を汲み、水を飲み、そして身体や髪を濡らして冷やしていきます。
それから、何よりも変わってなくてうれしかったこと!! それが、バスセンターの敷地にあるピザ屋さん!! ここは以前からの大のお気に入りでしたが、味の方は・・・ 変わっていないかな?
見ていると、たくさんの人がこのピザを買いにやってきます。一つは受け取ってすぐにほおばりはじめ、あといくつも袋に入れてもらってお家に持って帰って食べるようです。丸い鉄皿で焼かれるピザ!! きゅうりのピクルスとマッシュルーム、ハム、カシュカバル(とろける黄色チーズ)ののった全部のせで2レバ、「アソルティ・ス・グビ」(ソーセージとマッシュルームにカシュカバルがのったもの・下の写真)で1レバ60!! そんなに高くないのにおいしい~。大繁盛のせいでどんどん回転!! ひっきりなしにジェットオーブンからでてきます!! お店のお兄ちゃんに「繁盛してるね!?」と聞くと、「ボロベッツにはウマいモンがないからね!」との事。避暑地のリゾートでは何でも高いだろうし・・・
ブルガリアではよくこんなピザスタンドにはケチャップ、マヨネーズ(!)、そしてマスタード(?)がたいてい置かれていますが、このお店は「シャーレナ・ソル」(ブルガリアの典型的ハーブソルト)とチリパウダーのみ。それをババッとかけて日陰に行って食すことに・・・
パクリっ!! ム~っ、焼き立てでウマいっ!! フカフカの生地だけど、ミミの所はカリカリのサクッサク!乗っかったチーズがトロ~~リ。そして具がジューシー!!! ああ、久しぶりの味!! あ~、1個じゃ足りないよー
だけど、このピザ屋は気がつかなかったというか、まだ04年頃は無かったのか?
写真で見る限り、おいしそうですね。
ところで、サモコフのジャミーヤ、中に入って見学してみると、小生は本当にびっくりしました。丸天井の真ん中に、ダビデの星が書かれていたのです!!イスラム教のはずが、ダビデの星の天井???ともかく不思議でした。元来昔は、イスラムとユダヤは仲が良かったらしいし、このようなことがあり得たのでしょう。でも、未だに謎です。
ブルガリアの数少ないおいしい”小腹充足アイテム”と言えば、ピザとドネルケバブ位しか知りませんがその中でも”ここがおいしい情報”は貴重です。
サモコフには7月17日のブログにあった高速道路”リューリン”を使わずにイスカル湖畔の82号線を行かれるかと思いますがサムコフ郊外のおいしい魚料理を食べさせるレストランは行かれましたか?
とても安くておいしいためか地元の人であふれてました。名前は覚えていませんがソフィアに向かって道路の右側。森に囲まれた小さな店ですがほとんどの人が表の席で料理を楽しんでいました。
「ブルガリアの歴史シリーズ」の中に何回かサモコフのことが出てきたので、モスクの中も是非見てみたかったのですが・・・ 休みでした。モスクの扉には「営業時間」まで書いてあるし・・・
Shiggyさん、こんにちは。こちらのコメントへの返事、忘れてました。すみません。
ソフィアからサモコフまではおっしゃるとおりイスカル湖のそばを通る道を使いましたよ。途中いくつか雰囲気の良さそうなレストランがありますね。一番有名なのはイスカル湖畔の「シュタルキロヴォ・グネズド」(だったかな?コウノトリの巣、という意味です)、お気に入りのレストランです。鯉やナマズのフライが出てきますよ(笑)