おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ヴホッドとヴォドメル ~住居棟の自治会と近所づきあい

2012-12-14 15:55:03 | ブログ

Entrancewithnewdoor
リューリン4丁目の比較的ビンボーな庶民の住むウチの住居棟の「ヴホッド」つまり入り口のドアが新しくなりました!! ワ~イ♪ でも、隣のヴホッドと同じヤツをつけたのはマネ? ちなみに隣のほうは「ドモフォン」(インターホンとドアのオートロック解除)付きでずーっとゴージャス(笑。ウチのヴホッドのはタダのベル。そしてならない家も多いのでは?もちろん部屋からドアを開けてあげることは不可能・・・) 

このドア、ちなみに900レバもしたそうで、お金を集めるのにずいぶんと係の人は苦労していました。ワタシは借家人だからホントは何もしなくてもいいのかもしれないけど、何だかオモシロそうなので、いつもこの住居棟の自治会にはなんだかんだで顔を出しています。

先日、この入り口のところに貼紙がありました。「O月×日夜7時から”サブラニエ”をします。」

「サブラニエ」とは集会のこと。同じ入り口を共有するご近所さんで形成される自治会で何かを決めるときにするのですが、ドアを付け替えた今、今回は何の話?

「えーっと、まず水道メーターのことですけど・・・」と、係の女の人が切り出します。 「セルギ!! いつになったら水道メーターをつけるの?アンタのトコだけヨ!! 水道メーターがないのは!!」

セルギとは6階、ウチの真上(ウチは5階)に住むオッサンです。聞くと、この共産時代に作られた建物、ヴホッドAとウチのヴホッドБは共同の水道メーターを1つ持っているのだそうです。この両方の自治会で、自分のアパートに水道メーターをつけていないのはセルギのところ1軒だけ。つまり問題はこういうことです。

「全体の上水道利用量」-「水道メーターをつけているアパートの合計利用量」=「セルギのアパートの利用量」

となるわけです。が、セルギはこの分すべてを払っておらず、ソフィア市水道局によると、「足りない分は残りの住民全部で頭割りにして払え!!」、というわけです。そんなのイヤダーーーっ!! というのが他の水道メーターをつけている人々の意見。(っつーか、そんなの「あたりまえ体操」です。笑)

セルギは「ウチは毎月8立米分ちゃんと払ってる!! それ以上は絶対に使ってない!!」
「っつっても、それを証明できないでしょーがーっ!!!(怒)」

と、ワーワー、ギャーギャー・・・

ところで、以前にも書きましたが、このセルギ、実は配管工で、水道メーターなんてたぶん自分でだって簡単につけられるはず。第一、趣味が「レモント」(修理、家の改装)で、うちはいつも上から「ガリガリガリガリーっ、ゴゴゴゴーっ!!」と何か工事をする音がするし、壁に水漏れのシミは出来るし・・・ たぶん、これは自分の家の配管に関して不法行為をやってて、それで、水道メーターをつけてそれを検針の人に見られたくないのでは? ワタシの頭の中でグルグル想像がふくらみます(笑)

Grefikazapochistvane
ブルガリアではこの自治会運営に関して日本より細かい法規定があるようです。各ヴホッドは「レモント」のために基金を持っておくことや、年末に「プラビーテル」(=自治会長)から会計報告を受けること、後は最近の貼紙のように「雪の日にはきちんと掃除をすること」などなど・・・ でも、日本と同じくまあまあ隣人と知り合っておくことは防犯の面からも大事ですのでメンドくさがらずにいるのは全体としてプラスになるんじゃないかな?と思っています。


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