そろそろ露地物のとうがらしも収穫期。きごしょう(葉とうがらし)も夏から秋が旬。
小さな実や白い花の付いた葉とうがらしをお店で見かけるようになりました。
実家のほうではピーマンの葉でも作るのですが、お醤油味で煮ると美味しいものです。
『きごしょうのさっと煮』
・きごしょう(葉唐辛子) 1袋(1束)
(大き目のボウルに一盛りといった量ですが、煮てしまうと かさが減ります!)
まず下ゆでして水にさらすと、アクが抜けてより食べやすくなると思います。
・ちりめんじゃこ 30グラム
<煮汁> しょうゆ・みりん・だし汁 各4分の1カップ(50cc)
<作り方>
まず茎から葉と実をもいで、硬い葉は取り除き、洗います。
(下ゆでする場合は、ここで。)
煮汁を煮立て、ちりめんじゃこと水気を切った葉・実を入れて「落とし蓋」と「きせ蓋」をして、弱火で葉が柔らかくなるまで煮ます。(ときどき菜箸などで、混ぜながら煮ます)
(「さっと」といっても15分ぐらい煮たほうが、くたっとして美味しいです。煮ていくうちに苦味も落ち着いていきます。硬い葉の時は、煮詰まらないように水を少量足しながら少し長めに煮て下さい)
彩りにカラーピーマンや赤万願寺とうがらしを入れると、より美味しそうに見えます。
じっくり煮汁がなくなるまで煮含めて「佃煮」にしても、ご飯がすすみます。
じゃこの代わりに、ちくわや油揚げ・牛肉でも美味しいです。
大きめの実は半分に切って、種を取り除いて。
<追記>
「きごしょう(葉とうがらし)ってどんなもの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、名前のとおり「唐辛子の葉」なんです。
私が近くのスーパーで買う「きごしょう」(写真右)は、甘味種のとうがらし(ししとうなど、「辛とうがらし」でないもの)の葉なのか、軟らかく辛くない品種です。
「葉とうがらし」という名前だと、「辛いのかな?」って思うのですけれど。そういえば、京都・鞍馬の「葉とうがらしの佃煮」も、辛くないですね。
実家で祖母が作ってくれた「葉とうがらしの佃煮」は少しピリ辛でしたから、とうがらしの種類によるんでしょうね。
葉を食べるために作られた「京唐菜(きょうとうな)」という新品種もあるそうです。
こちらも辛くない葉とうがらしだそうですよ。ミネラルやビタミンCも豊富だとか、嬉しいですね。