MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『きみがしらないひみつの三人』

2014年09月17日 | BOOKS
『きみがしらないひみつの三人』
ヘルメ・ハイネ/作・絵
天沼春樹/訳
徳間書店


 それぞれの人の中に住んでいる「ひみつの三人」。
「アタマはかせ」と「ハートおばさん」と「いぶくろおじさん」。

 人が生まれてから死ぬまでの3人の働きぶり、そしてチームワークを知ることで、誰もがひとりぼっちじゃないような気がしてきます。
3人がバランスを取って仲良く暮らせるようにすることが私たちの幸せにつながるんだと、子どもたちにも伝わる1冊だと思います。
 人が死んだあとの3人の過ごし方は子どもよりも大人の心に響くんじゃないでしょうか。

 娘はアタマはかせの夜の仕事のところに、とっても興味を持ったみたい。


 原題は「DER CLUB」。
 「CLUB」は「クラブ・チーム」という意味ですけれど、「こん棒」という意味もあります。
 本の中のあちこちで3人がそれぞれ手に持っているものを示唆しているのかなぁと思ったりもします。
コメント
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