『三人寄れば、物語のことを』(上橋菜穂子 + 荻原規子 + 佐藤多佳子 著 青土社)を読んで気になっていた「シロガラス」シリーズ(著:佐藤多佳子 偕成社)。
3冊まとめて読んで、3巻目の後半を読み進めるにつれ、新井素子先生の『いつか猫になる日まで』を思い出しました。
まったく違う物語です。
でも、女の子3人と男の子3人の合計6人というところや、6人が6人それぞれに特長があるところ、そして初めは馬が合わなかった皆がだんだんと仲間になっていくところ……、年齢とか設定は違うけれど、読んでいたら無性に『いつか猫になる日まで』を読みたくなったのでした。
『いつか猫になる日まで』は、集英社のコバルトシリーズ(コバルト文庫)から1980年に出版されました。愛蔵版が、1996年に出ています。
表紙にも「SFコメディ」と書いてある通り、楽しく読めるSFです。
新井素子先生の独特の一人称の語りと、ふんわり優しい恋愛要素がプラスされて、SFなのにラブコメなのです。
今、こんな優しくて温かい「SFラブコメディ」ってあるのかな。とにもかくにも一度読んだら忘れられない1冊です。
さて、「シロガラス」は、3巻目の最後で物語が大きく動き出します。
これからどうなっていくのか気になるところですが、自分を見つめなおす「成長の物語」として次の巻も楽しみです。
<関連サイト>
・「シロガラス」シリーズ
著:佐藤多佳子
偕成社
『シロガラス1 パワー・ストーン』
『シロガラス2 めざめ』
『シロガラス3 ただいま稽古中』
3冊まとめて読んで、3巻目の後半を読み進めるにつれ、新井素子先生の『いつか猫になる日まで』を思い出しました。
まったく違う物語です。
でも、女の子3人と男の子3人の合計6人というところや、6人が6人それぞれに特長があるところ、そして初めは馬が合わなかった皆がだんだんと仲間になっていくところ……、年齢とか設定は違うけれど、読んでいたら無性に『いつか猫になる日まで』を読みたくなったのでした。
『いつか猫になる日まで』は、集英社のコバルトシリーズ(コバルト文庫)から1980年に出版されました。愛蔵版が、1996年に出ています。
表紙にも「SFコメディ」と書いてある通り、楽しく読めるSFです。
新井素子先生の独特の一人称の語りと、ふんわり優しい恋愛要素がプラスされて、SFなのにラブコメなのです。
今、こんな優しくて温かい「SFラブコメディ」ってあるのかな。とにもかくにも一度読んだら忘れられない1冊です。
さて、「シロガラス」は、3巻目の最後で物語が大きく動き出します。
これからどうなっていくのか気になるところですが、自分を見つめなおす「成長の物語」として次の巻も楽しみです。
<関連サイト>
・「シロガラス」シリーズ
著:佐藤多佳子
偕成社
『シロガラス1 パワー・ストーン』
『シロガラス2 めざめ』
『シロガラス3 ただいま稽古中』