『発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと 気づいて・育てる超早期療育プログラム』
著:黒澤礼子
発行:講談社
小学校でボランティアをしていると、気になるお子さんに出会うことがあります。
関わっていて思うのは、「もっと小さいときから、何か手助けできていたらよかったのじゃないか?」ということ。
小学校に入る前からの支援の必要性を感じることが しばしばありました。
「子どもは放っておいても勝手に育つ」というのも一つの事実ではありますが、小学校入学時の「困り」や「疎外感」「劣等感」を少しでも少なくできることがあるのであれば「やって損はない」のではないでしょうか。
この本は、表紙にもあるように「0歳から」「小さいうちだからこそ できることがある!」という考えで書かれています。
けっして「発達が気になる赤ちゃん」だけではなく、全ての赤ちゃん・子どもたちに有効な、親子のコミュニケーションのためのプログラムだと感じました。
保護者だけでなく、保健師さんや保育士さんへのメッセージもあり、乳幼児からの「療育(治療+教育)」の必要性が伝わります。
そして、乳幼児だけでなく、もう少し大きくなってからでも、気付いたときから参考にできる1冊だと思います。
まず、巻頭に「赤ちゃんの発達で気になることがありますか?」というチェックリストがあり、気になる項目がどの章で取り上げられているか紹介されています。
巻末には「1歳6ヶ月検診表モデル」も掲載されています。
本文イラストもカバーイラストと同じで、エピソードの紹介や遊びの例も、やさしい温かいイラストになっています。
特別な対策が必要でないお子さんにも「おこなってプラスにこそなれ、マイナスになることはけっしてありません」と書かれています。難しい療育の方法が紹介されているわけではありません。家庭で、多くの保護者ができるちょっとした工夫がほとんどです。
たとえば、
・子どもを見守り、気付いてあげること
・次の段階に、スモールステップで進むこと
・落ち着いた環境を整えること
・大人が伝え方を工夫すること
・一度に多くを要求しないこと
どれも、どんなお子さんを育てるうえでも大事なことだと思います。
そのほかにも、家庭でできる子育てのヒントがたくさんあるので、多くの保護者の皆さんに読んでいただきたいと思いました。
産婦人科の待合室にも置いてもらえたら……と思う1冊です。
著:黒澤礼子
発行:講談社
小学校でボランティアをしていると、気になるお子さんに出会うことがあります。
関わっていて思うのは、「もっと小さいときから、何か手助けできていたらよかったのじゃないか?」ということ。
小学校に入る前からの支援の必要性を感じることが しばしばありました。
「子どもは放っておいても勝手に育つ」というのも一つの事実ではありますが、小学校入学時の「困り」や「疎外感」「劣等感」を少しでも少なくできることがあるのであれば「やって損はない」のではないでしょうか。
この本は、表紙にもあるように「0歳から」「小さいうちだからこそ できることがある!」という考えで書かれています。
けっして「発達が気になる赤ちゃん」だけではなく、全ての赤ちゃん・子どもたちに有効な、親子のコミュニケーションのためのプログラムだと感じました。
保護者だけでなく、保健師さんや保育士さんへのメッセージもあり、乳幼児からの「療育(治療+教育)」の必要性が伝わります。
そして、乳幼児だけでなく、もう少し大きくなってからでも、気付いたときから参考にできる1冊だと思います。
まず、巻頭に「赤ちゃんの発達で気になることがありますか?」というチェックリストがあり、気になる項目がどの章で取り上げられているか紹介されています。
巻末には「1歳6ヶ月検診表モデル」も掲載されています。
本文イラストもカバーイラストと同じで、エピソードの紹介や遊びの例も、やさしい温かいイラストになっています。
特別な対策が必要でないお子さんにも「おこなってプラスにこそなれ、マイナスになることはけっしてありません」と書かれています。難しい療育の方法が紹介されているわけではありません。家庭で、多くの保護者ができるちょっとした工夫がほとんどです。
たとえば、
・子どもを見守り、気付いてあげること
・次の段階に、スモールステップで進むこと
・落ち着いた環境を整えること
・大人が伝え方を工夫すること
・一度に多くを要求しないこと
どれも、どんなお子さんを育てるうえでも大事なことだと思います。
そのほかにも、家庭でできる子育てのヒントがたくさんあるので、多くの保護者の皆さんに読んでいただきたいと思いました。
産婦人科の待合室にも置いてもらえたら……と思う1冊です。