モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

今年最後の妻女山へ。陣場平へ。堂平大塚古墳へ。玄関に飾る松をとりに登る(妻女山里山通信)

2023-12-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 玄関に飾る松をとりに妻女山へ。御用納めも済んだので森林組合や獣害駆除のハンターも入らないでしょう。ついでに陣場平や堂平大塚古墳へ異常がないか見に行きました。それにしても暖かい。

 妻女山松代招魂社でびっくり。なんと拝殿がありません。前回瓦屋根を壊していたので屋根を葺き替えるのかなと思っていましたが建て替えるのですね。驚きました。どんな立派な社ができるのか楽しみです。

 妻女山展望台へ。西方の長め。右に丸い茶臼山。右奥に虫倉山。標高1000mぐらいの里山には雪がまったくありません。今日の最高気温は9度。無風なので日向は暖かく感じるほどです。

 茶臼山の左奥には白馬三山。手前の尾根にはJAの建物と左には信里小学校の校舎。あんな山の上に小学校!?と思うかもしれませんが、結構広い校庭もあります。手前には葡萄畑とワイナリーも。中腹を左へ行くとバスクチーズケーキで有名なロンディネッラがあります。森でないところは多くが林檎畑。

 東の松代方面。奥の根子岳や四阿山にも雪は少ないですね。菅平のスキー場はオープンした様ですが。昨年から世界中で豪雨や大干魃が続いていますが、気象学者は2022年1月16日に起きたトンガの海底火山の大噴火の影響を挙げてています。なんと大気中の水蒸気の10%にあたる膨大な量の水蒸気が大気中に放出されたのだそうです。リビアの大豪雨とかありました。豪雨の横では乾いた下降気流が起きるそうで、そのためアンデスやアマゾン川が干魃になっています。チチカカ湖は2メートル、アマゾン川は10数メートルも水位が下がっています。

 展望台から後方、南側。下に松代藩が建てた善光寺地震の慰霊碑があります。

 展望台の地図はあまりにひどくてでたらめなので載せません。松代城へ行くと近くの観光案内所で御城印が買えるそうです。

 長坂峠手前から北の眺め。千曲川の向こうに川中島。飯縄山と戸隠連峰は雲の中。

 長坂峠から見る斎場山(旧妻女山)。上杉謙信が最初に本陣とした山頂は古墳(円墳)です。左には榎(えのき)が何本かありおます。根本の落ち葉の下にはオオムラサキの幼虫がいるはずです。

 陣場平入り口のインセクトホテル。越冬のための昆虫のホテルです。鞍骨山へ向かうという二人が登ってきました。熊は大丈夫でしょうかと。普通なら冬眠する頃ですが今年は暖かいので。でも里に下っても食べ物はないので大丈夫でしょうと。

 冬枯れの陣場平。上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる場所。妻女山里山デザイン・プロジェクトが貝母(編笠百合)の群生地を保護しているところです。夏に球根を大量に移植したので来春が楽しみです。満開は4月の10〜20日頃です。開花情報はこのブログでお知らせします。満開の様子は左のアーカイブで4月をご覧ください。

 堂平大塚古墳へ。以前傷ついた子鹿が中に隠れていたことがあったそうです。今日はだれもいませんでした。

 その脇にあるログハウス。今月の納会で使わせてもらいました。一応掃除もして草も刈ったのですが、周りの藪や雑木は処理した方が良さそうです。

 下山の途中で森林組合が伐採した大きな赤松が。根本に木材腐朽菌の大きなキノコがあるので、いつ倒れてもおかしくないものでした。クヌギやヤマザクラも伐採されていました。春先に湿雪が大量に降ると倒木が出るのでそれも処理しないといけません。来春はどんな気候になるのでしょう。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリックもう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 直木賞作家、山崎豊子の『沈... | トップ | 冬のニューウェーブ信州の郷... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アウトドア・ネイチャーフォト」カテゴリの最新記事