~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

おむすび

2010-11-06 08:01:57 | 日記
私は、ずーと三角のおむすびを作ってきました。

崩れないように、ぎゅっとむすんだ三角おむすび。

息子が最後に食べたのも、そんな三角おむすびでした。

初女先生のおむすびを食べた時、おむすびってこんなにふっくら

しているんだと、驚きました。

先生に教えて頂き、やってみたのですが丸いおむすびにならず、

どうしても三角おむすびになってしまうのです。

先生は「私は三角が出来ないの。丸くなっちゃうの」と言ってました…、

それから、丸いおむすびを目指してきました。何とか丸く

にぎれるようになっても、今度はふっくらが難しいのです。

ふっくらだけれど、食べて崩れないというのが…

これが出来ず、とうとう息子に「お母さんのおむすび、崩れるから

もう、作らなくていいよ。」と言われてしまいましたが、それでも

ひたすら、作り続けました。

そしてやっと、ご飯の炊き方に一つの鍵があると分かったのです。

今ようやく、先生のふっくらにはほど遠いですが、丸くてそれ程

堅くなく、崩れないおむすびに、たどり着きました。

初女先生の新刊「あなたに喜んでもらえるように」の本の片隅に

先生がおむすびを結んでいる手の写真がありました。

そういう写真は、今まで何度も見ているので珍しくもなかった

のですが、写真に添えられている言葉に、はっとさせられました。

「おむすびをにぎる手は「心」の形です」と書いてあったのです。

実際に作ってみると、本当に「心」のかたちをしているのです。

三角おむすびは心のかたちにはなりません。

おむすびは「心」の形なんだ!と思って作ったら、少しふっくらが

初女先生に近づきました。

先生は、「おむすびをにぎる時、食べてもらう人のことを思って

にぎられるんですか?」という質問をうけると、「私は美味しく

できるように、一心に作っています」と言われます。

もう、にぎる手が心そのものになっているのですから、真っ直ぐに

心に届く「おむすび」になるのですね。

「心」をかたちにしたのが、初女先生の「おむすび」なんですね。
コメント
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