~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

ベルギー小日記その1

2010-11-28 18:50:39 | 日記
11月18日(木)

出掛ける時、主人もタクシーに乗り込み、まるで娘を一人旅させる

父親のような顔をして駅まで送ってくれました。

電車の車窓から、ずーと空を見ていたら、雲の向こうに神々しい程の

光を感じました。

神様がそして息子が確かにいると、思えました。

初女先生との出会いが蘇ってきました。

悲しむ事にも疲れ果てていた私を、すべて受けとめて下さった

初女先生…

初めての出会いも11月でした。あの時から7年、このように先生の

お伴をして外国に行くなんて、誰の計画にあったことでしょう…

初女先生にお会いすると「お世話に成ります。」と深々と頭を下げられ

ドキドキしてしまいました。

11月19日

出発を待っていた時、先生が「出て来る前に、大切な方を亡くされた

人から、私の本を読んで元気になったと手紙が来たの。

時間がなかったから、簡単にだけれど返事を出してきたの」と言われ

私の時もそうだった。先生はどんなに忙しくても、心を尽くして

おられるんだなと思いながら、「先生、きっとその方どんなに

喜ばれるか、私もそうだった…」と話しました。

飛行機の中では、先生の隣の席でした。

座席に座って飛行機が離陸するまでに、もう初女先生は熟睡して

しまい、前に座ったスチュワーデスさんが、先生を見て

もう寝ちゃったの、という身振りで、おお笑してました。

私は、日々これ以上出来ないという所まで、働かれている先生の

お姿を、まざまざと見た気がしました。

89歳の初女先生との初めての旅の始まりです。





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