~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

お米の命

2013-04-02 21:50:14 | 日記
初女先生は、ご飯が上手に炊けるようになったら、それはすべてに

通じると言われていました。

それ程、ご飯を美味しく炊くのは難しいということです。

私は、厚手のお鍋でご飯を炊いていますが、毎日蓋を開ける時は

ドキドキします。

真ん中が盛り上がったご飯が炊けた時は、それだけで心が明るく

なります。

たまに、主人が「今日のご飯は美味しいなー」なんて言った時には

ヤッターと飛び上がりたいほど嬉しくなりますが、滅多にありません

ご飯を炊くのは、どうしてこんなに難しいのだろうと思った時、

初女先生の「お米のひと粒ひと粒も、生きている『命』です。

 その日、その日によってお米の状態も違いますから。」という

言葉に出会いました。

私はお米を「生きている命」とは思っていませんでした。

でも、お米を水に浸しその給水状態を見ていると、寒さが

厳しい冬は給水に時間がかかっていたのに、春が近づき

水が温んでくると、給水時間が確実に短くなるのです。

植物がまだ堅い蕾にある時も、お米は春の訪れを感じて

いたのです。

お米は生きているのですね。

先生は、ご飯が出来あがるまでの工程ひとつひとつを、

慈しみ育むように大切に扱っているそうです。

だから、あんなに美味しいご飯が炊けるんですね。

イスキアのご飯茶わんは大きいのに、美味しくておかわりして

しまいます。

お米が、生きている命だから、おむすびを結ぶ時はそのお米の

ひと粒ひと粒が呼吸できるように、ということなんですね。

「直さん、おむすびはご飯の炊き方よ」と言われた先生の

お言葉が、今頃になってずしんと来ています。

明日は、美味しいご飯が炊けますように…

コメント
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