~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

医療と生き方

2013-04-06 23:14:06 | 日記
私は病気になっても病院には行かず、近所の鍼灸治療院の先生に

診てもらうのです。

凄い先生で、その先生がいたから引っ越して来てしまったのです。

人の持っている自然治癒力を最大限引き出してくれるのです。

早朝でも、夜中でも「先生助けて!」と飛び込むと嫌な顔一つ

せず診てくれるのです。

息子もこの先生には絶対の信頼を寄せていて、親が言っても

聞かない事でも、先生に言われると「はい。」と素直に聞くのです。

昨日は、息子が体調が悪いというので、夕方治療室に行きました。

1歳の頃から診てもらっているので、もう殆んど身内の様なのです。

治療が終わると、ご飯でも食べていかない?と言われ、親子二人

ラッキーという感じで夕食まで御馳走になりました。

その時、古くからの先生の知り合いが来ていて、末期癌の兄を

治してほしいと話していました。

その人は医者である弟の指示を受けて治療をしてきたけれど

良くならないので、妹さんが西洋医学とは真逆の治療をしている

先生のところに、先日癌のお兄さんを連れてきたということ

なのですが、先生はこういう治療は本当に本人が望まなくては

難しいと話したのです。

すると、その妹さんは「近所のTさんは、癌であと一ヶ月と

言われたのに、先生が毎日治療に行ってよくなってるのに、

うちの兄は診てもらえないの」と、言うのです。

先生は「私はいつでも全力で治療してるから、誰も差別はして

ないのよ」と言うのですが、先生の言おうとしていることが

相手に入っていかないのです。

その時「山さんならどう思う?」と、先生に聞かれたのです。

私も主人の母がリウマチで長い間患い、薬の副作用に苦しんで

いたので、何度も母にアプローチしましたが、ダメでした。

その時、医療とはいのちにかかわることだから、どういう

医療を選択するかは、その人の生き方なんだと思ったのです。

周りがいくらこっちの治療法の方がいいと言っても、本人が

決断しないと、後悔が残ってしまうのです。

私は「どういう医療を選ぶかは、その人の生き方だから」と

答えたのですが、これも通じたか…

でも、黙って聞いていた息子には伝わっていたようで、帰る途中

「俺、Y先生に言ってること正しいと思ったよ」と言って

ました。

小さい頃から、具合が悪くなると寝ずに手当してきた甲斐が

あったとな、感じた一瞬でした。

Y先生には、みんなを診取って欲しいので120歳まで生きてと

言っている私ですが、昨日はそれをさらに延長して

「先生、大地までお願いね」と言うと、「いやだよー、大地は

天国からパワー送るからね」と言って笑っていました。

先生の傍に引っ越してきて良かったと、今さらながら思う

私です。


コメント (2)
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