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~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

古典に学ぶって…

2014-10-11 11:13:41 | 日記

今朝「サワコの朝」に、雅楽奏者東儀秀樹さんが

出演されてました。

雅楽を現代音楽とコラボさせて、独自の音楽の世界を

展開している東儀さんですが、その方が「古典は凄い

100人東儀秀樹が集まっても、出来ないと言ってました。

私は、やっぱりそうか!と思いました。

書もそうです。

私たちのお稽古は臨書といって、古典の書を見て

書くのですが、やっぱり永い時を経ても残って来たものは

凄いです。

墨は絵具と違い、墨の黒さ潤いが時間の経過の中に

埋もれていないのです。

王義之の書は、1本の線の中に、悠久の時が

流れているような気がします。

東儀さんが、古典の凄さを語っていましたが

書も同じです。

どうやってもかなわない古典をなぜ求めていくのか

私は、書を初めて日が浅いので、そのようなことを

語れるほど、古典と向き合っていないのですが

帰るべきべきところが、古典にあると思えるのです。

私たちのDNAの中には、筆の歴史が流れている

のは確かです。

筆は硬筆と違い、心のありようまでも伝えるものです。

今日、田口ランディさんのツイッターを見たら

筆で手紙を書いていると言ってました。

筆を持ち、自分の中に刻まれている筆の歴史を

体感することも、秋の夜長にお勧めします。

習字が大嫌いだった私が、書を始めたのは

きっとこの刻まれた歴史が、無意識の中に

存在しているからだと思います。

 

 

 

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