この歳になって、やっと気づいたのかと言われるような
気づきがありました。
毎年、息子の命日が近づくと何か大切な気づきが
与えられます。
きっと、天国の息子が「お母さん、少しは成長しろよ」
と、思ってくれているのかもしれません。
私たちは、幸せになることを願って生きています。
不幸にはなりたくないって、誰もが思っています。
では、幸せってなに?と、自分に問うてみると
先ず思い浮かぶのが、健康で経済的にも困らず
ということです。
不幸はというと、その逆のことです。
でも、これって自分が設定した条件に過ぎない
のではないでしょうか。
幸せとか不幸って、感情なんですよね。
子どもを亡くした時、母は「あんたより不幸な人は
一杯いるんだよ」と言って私を慰めようとして
くれましたが、私は言葉にならないほど悲しく
死んだ方が楽だと思えるほど苦しかったけれど
不幸であるとは、一度も思えなかったのです。
支えられて生きているということを、感じていた
からです。
幸せや不幸が条件でなく、感情であるなら
どんな時でも、幸せを感じることが出来る筈です。
そのことに気づけば、版画家のボクネンさんが
言っているように、私たちは少しの不幸に
引っ張られてしまうけれど、しあわせの方が
遙かに多いんですよね。
幸せや不幸が感情だということ、
こんな簡単な事に、やっと気がつきました。
何だか、すごく心が軽くなりました。
これも天国の息子からの贈りものかな…
有り難う!創
あなたを想う時、涙もでるけど
母さんは、幸せです…