心の中に後藤さんのことがずっとあります。
今日、電車を降りた時にお父さんといた小さな男の子が
「おうちへ帰りたい!」と言っているのを聞いた時
囚われの身に在る後藤さんのことが思い出され
ました。
後藤さんは、どんなに家に帰りたいと思っている
ことでしょう…
自分の命の期限を言わなければならない
後藤さんの張り裂けんばかりの心を思うと
苦しくなります。
ふと開いたダライ・ラマの本に「手段がないときに
最強の慈悲の心」という言葉は書いてありました。
どういうことでしょう…
ダライ・ラマ法王の知人のチベットの僧侶が18年間
中国の収容所で強制労働を強いられ、命の危機も
あったそうですが、インドで再会した時に法王が
「辛いことはありませんでしたか、危機を感じたことは
ありませんでしたか」と、聞いた時に、その僧侶は
「中国の役人たちに対して、自分の慈悲の心を
失ってしまう危機を感じた」と答えてそうです。
人間の心は邪悪にもなるし、崇高にもなるということ
でしょうか…
兎に角、後藤さんが無事帰ってくることを祈り
邪悪な心に占領されている人達の心が
清まることを祈ろう