~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんとの再びの出会い~森岡書店写真展

2018-01-29 22:25:13 | 日記

春はまだ遠い気がしますが、確実に陽がのびて

きて、それだけで嬉しい気持ちになります。

しかし、雪国の人には笑われそうですが、

この連日の寒さには、本当に参っています。

初女さんの、半ねん雪だからと言っていた言葉を

思い出し、北国の人は辛抱強いなと、つくづく

思いました。

もうすぐ、初女さんのご命日です。

命日が近づくと、いつも以上に色々な思い出が

立ち上がってきます。

前に読んだ池田晶子さんの言葉が、今読み返して

みると、本当に少しだけれど以前より深く心に

沁み込んできます。

『生とか死とかいうものも、そう思われて

いるほど確かなものでは、実はない。

自分と宇宙というものも、そう思われて

いるほど別なものではなく、案外おなじような

ものなのである。

地上の時間は、宇宙の時間に比べてあまりに

短いという言い方を、しばしば人はするけれど

そんなことは決してない。

地上の時間と宇宙の時間は、この人生の

この魂の最深部において、明らかに相交わる

相交わったそこを、努めて生きようと

することが、地上にて永遠に生きるという

そのことだ。

そして、地上にて永遠を生きた、そういった人は

その意味でも、やはり死ぬということがない。

なぜなら、そういった人々と我々とは

その永遠の時間において幾度も出会うことに

なるからである。

           池田 晶子   

何度も読み返していると、少しづつ霧が晴れて

来ます。

1月31日から2月4日まで、初女さんの写真展

あります。

永遠の時間において出会う初女さんとの

出会いが、ここにもきっとあると思います。



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