阪神淡路大震災から、今日で26年に
なります。
震災の前日の赤い大きな月を
今でも覚えています。
火事で燃えてる街の映像…
地震の恐ろしさを、初めて知った
気がしました。
あれから26年。
令和は有事の時代と言っている人が
います。
本当にそうかもしれません。
初女さんは、人さまに起こることは
自分にも起こると言われてました。
先のことは神様しかわかりません。
だから、今を生きるということですね。
感謝を沢山見つけて、今を生きること
ですね。
コロナ禍の中で福を見つけて行かなくちゃ
コロナ福で生きなくちゃ!
美輪明宏さんが言ってました。
「幸せになるためには、感謝すること!
目が見えること、歩けること、
話せること…
当たり前のことはないんです。
何でもいいから感謝することを見つけると
立ちどころに幸せになれます、」と…
成程と思いました。
感謝は幸せになる魔法の鍵かも
しれません。
初女さんも『自分の「いま」に満足し、
そのことに「感謝」の気持ちを持つこと。
そういうふうに考えれば、自由な気持ちに
なれるはずです。』と言われています。
初女さんはいつも「素直に、明るく
感謝の心」を心掛けて来たそうです。
色んなことがありますが、この心で
行けば、コロナ禍がコロナ福に
なるかもしれません。
幸せになるのは、簡単なことなんだ!
感謝を見つけよう~
わたしが運転免許を持っていると
聴いた人の反応は、皆「信じられない~」
から始まるのです。
ランディさんなんて、ひえ~と
のけぞってました。
そうなんです。運転すると言っても
自転車で行ける範囲限定!
昔、子どもを初めての病院に連れて
行くとき、主人に自転車で行ってみたら
と言われ、自転車で下見をしてから
車で行ったことがあります。トホホ
今日も緊張して運転していたのですが、
すれ違う車のドライバーが、一人なのに
みんなマスクをしているので、
びっくりしました。
何か感覚が変になってないかしら?
コロナ、コロナでマスクをしないと
不安になってしまうのかしら…
そんなことを考えていたら、
私の行動って、殆ど不要不急かも
と、思えたのです。
そうしたら、歌人の馬場あきこさんが
そのことを短歌にしてました。
賛同を得たようでうれしくなりました。
『マスクしてコロナ
ウイルスに
抗えば 不要不急の
ものら輝く
馬場 あきこ』
随分長い間、私は魂と心は一致してる
と思ってましたが、何か変!
という思いは、いつもどこかに
ありました。
これは聞いた話ですが、
大化の改新の頃は、心という言葉が
なくて、”ころころ”と言った
そうです。
ころころ変わるのが心のようです。
魂には、内なる神が宿っている
とも言われます。
中村天風先生は、魂には
宇宙を創造した神の一滴が入っている
と言われ、魂に心を合わせて行くこと
を伝えています。
それには絶対積極、つまり
正しい心、清い心、尊い心、強い心
明るい心、温かい心で生きることだと
いうことです。
今日、この6つの心を思っていたら
初女さんに”母の心”が、全部入って
いることに気が付きました。
初女さんは魂と心が一致していたから
あの圧倒的な愛が溢れていたんだな~
と、思いました。
この愛を、誰もが魂に持っている。
それが内なる神、大いなる宇宙の一滴
何か、そんなふうに思えるのです。
これは真理だと…
もう一度初女さんの言葉を反芻したいと
思います。
耐えがたきを耐え
忍びがたきを忍び
許しがたきを許し
あたたかい太陽を
思わせる
やさしい言葉
冬のきびしい寒さにも
値する愛情ある助言
慈しみの海のように
涙を流して共感する
なごやかな風を
思わせる雰囲気
それが愛
愛とは母の心
佐藤 初女
今日は成人式。
コロナ禍の為、中止になったり
オンラインなったり…
思い描いていた成人式とは違うものに
なったと思います。
息子の成人式は物凄い大雪で
女の子が着物に白い長靴を履いていたのが
忘れられません。
そして、大学の入学式は、東日本大震災で
中止でした。
結婚式は緊急事態宣言の翌日…
節目節目に何かあるのです。
人生って、そういうものだよと
言われているような気がします。
私たちは、目的に向かって進んで行く
ということを、学校で教えられて
きましたが、大人になると、そうは
行かないということを、体験させられます。
挫折を味わったり、自信を失ったりして
やがて、強さは”しなやかさ”で
あることを知るのです。
本当の優しさは、強さの裏打ちが
あってのものだと分かった時
やっと大地の上に一人で立った気が
しました。
ことあるごとに読み返す初女さんの
言葉が今も私を支えてくれています。
すんなり、するすると幸福に
なることはなくて
生きていれば、何度でも繰り返し
苦しみがやってきます。
けれども苦しみは苦しみだけに
終わることなく
いつか喜びに変わります。
苦しみなくして刷新ははかれません
真の幸福は、苦しみの中にあってこそ
実感できるものです。
佐藤 初女
緊急事態宣言が出た翌日が、息子の
結婚式となりました。
息子は入籍し一緒に暮らしだして
1年以上も経つので、
今さら結婚式も…と思ってましたが、
昨日で考えが変わりました。
人は色んな節目を通過し、乗り越えて
人生を歩んで行く、その節目を意識
することが大事だって、息子の結婚式で
気づかされました。
どんなにささやかであっても、
その節目が、新たなる一歩を生み出す
そんなふうに思えるのです。
夫は、親族紹介の時から声を詰まらせ
最期の挨拶は、最初から涙、涙…
でも、親の子に対する愛情が
見事なまでの直球で伝わり、皆さんの
心を響かせました。
コロナ禍での結婚式でしたが、
やっぱり目出度いことはいい!
と、実感しました。
スライドで、兄との写真が映し出された時
私のテーブルは全員が泣いて
しまいました。
でも、弟の晴れの日を天国のお兄ちゃんが
一番喜んでいるのかも…
見事に晴れ渡った空に、兄の笑顔を
見たような気がします。
感謝一杯の佳き日でした。
テレビをつけると、コロナのことが
最初に目に飛び込んできます。
日に何度もコロナのニュースを
観ていると、何だか変になりそうで
最近は、ラジオでクラッシックを
聴くことを始めました。
心が落ち着き晴れ晴れとしてきます。
やっぱり音楽はいいですね~
先日、初女さんを最も理解している
Kさんと電話で2時間近く話しました。
その時の話題は、コロナ禍で知った
初女さんの「足るを知る」でした。
仏教でいう「知足。足るを知る」です。
私たちは、便利さや快適さを求めて
求めて、気が付けば地球の環境を
ズタズタにしていました。
初女さんは、よく「私ってつましいの」
と言ってました。
最初の緊急事態宣言が出た時、
あまり買い物へも行かず、お茶も
空地へ行ってヨモギやドクダミ、笹
などを摘んできて作りました
(今も続いていますが)
以前は、体に良いという高いお茶を
飲んでましたが、「身土不二よ」
近くにあるものを…と言われ毎朝の
草摘みが始まりました。
摘む前に必ず「お茶にするので下さい」
と、声をかけて摘むのです。
こういうささやかな行為が幸せと
なって行くのをコロナの自粛期間に
感じることが出来ました。
つましいことが豊かさに重なると
実感しました。
初女さんは「知足。足るを知る」は
「いまに満足すること」に近いのでは
ないかと言われています。
『自分の”いま”に満足し、
そのことに”感謝”の気持ちを
持つこと。
そういうふうに考えれば、自由な
気持ちになれるはずです。
一度、望みを脇に置いて、
すでに与えられているもの、
手に入れているものを見直して
みるのもいいでしょう』と…
私もコロナを機会に今までの生活を
見直してみようかと思います。
日本という国は経済を回すためには
消費が不可欠!という考えを
貫き通して今日まで来ましたが、
本当にそうなのかな…
消費は美徳なんて言葉を生み出し
原子力の平和利用という言葉のもとで
被爆国である日本に原子力発電所
をどんどん作ってしまいました。
もしも私たちが、初女さんが
言っていた”つましい生活”に
目を向けたら、物も電力も
こんなにはいらないんじゃないかな。
Kさんは「自給自足ができないから
冷蔵庫にものがあるうちは
買わないことにしたの」と言って
ました。
初女さんは「いまを満足することは
”いまを生きる”に通じるところが
あると、言われてました。
二度目の緊急事態宣言で、私たちが
何に気づき行動できるかが、
問われている気がします。
息子の結婚式がコロナの為に8月から
1月9日に延期になりました。
今の状況をみると、8月にしとけば…と、
思いたくなりますが、これも必然かも
しれません。
東日本大震災のボランティアサークルで
知り合った二人が、コロナの只中に
結婚式を挙げるということ…
きっと二人は、来て下さる方に
結婚式があげられることに、
感謝しないではいられないと思います。
二人のこれからの生活が感謝から始まる
そのことに、意味があるのかなと
思っています。
コロナ禍の今、「当たり前のことは
ないんだ」と、言う言葉をあちこちで
耳にします。
このことを世界中の人が実感している
ということは、それが集合意識となって
これまでのあり方を大きく変える
エネルギーとなって行くのではないかと
私には思えるのです。
当たり前のことはない!と思えたら
そこから感謝が生まれて来ると
思うので…
このコロナで、何に気づくかということが
とても重要になって来ていると思います。
東日本大震災の時に、日本中が
立ち止まったけれど、立ち止まった
遅れを取り戻すかのように、同じ道を
加速して進んできたのです。
同じことを繰り返さない為に、
何に気づいていくかが、大事であり
もしかしたら、その答えを宇宙から
求められているのかもしれません。
瀕死の状態の地球という星に生きる
私たちは地球人なのですから…
今朝、坐った後に突然来たのです。
”内なる神は愛”という言葉が…
以前もありましたが、今回は
まるで雷に打たれたように来たのです。
初女さんのあの圧倒的な母性は
愛の賜物でした。
初女さんの”母の心”を読んだら
ポロポロと涙が溢れてしまいました。
魂に宿る、内なる神のひと滴である
この愛は、誰の魂にも宿っているのだと
思います。
私たちは成功するために生まれて
来たのではなく、経験するために
生まれて来たのだといいます。
何より魂の成長の為に…
初女さんが言われた「私には心がある
心を差し出すことなら、お金も技術も
ない私にもできます。
それに、心は汲めども汲めども、
尽きることがありません。
そう思い至った時、私の心は喜びで
満たされました…」
この心こそ、愛なのですね。
目が覚めた気がしました。
耐えがたきを耐え
忍びがたきをを忍び
許しがたきを許し
あたたかい太陽を思わせる
やさしい言葉
冬のきびしい寒さにも値する
愛情ある助言
慈しみの雨のように涙を流して
共感する
なごやかな風を思わせる雰囲気
それが愛
愛とは母の心
佐藤 初女
12月30日、田口ランディさんと
ある老師の家の掃除に行きました。
天木越えをして、もしかして
”ぽつんと一軒家”?と、不安に
なる遠さ…
着くと、よく建っているなという感じの
お住まい。
老師は、何も気にせず笑顔で
炬燵の入っていました。
ランディさんは、老師と話しながら
さりげなくゴミをゴミ袋に入れ
私は「トイレお借りします」と言って
こっそりトイレ掃除を…
老師のお話を聴いてる時間が殆どで
これといったお掃除は出来ませんでした。
”こころの時代”にも出られ、外国に
坐禅を教えに行っていた老師の
今の暮らしぶりに驚きましたが、
翌朝になってわかったんです。
私たちは観念で見てしまうから、
あれだけの老師が、この生活を…
と、思ってしまいますが、観念を
外せば、満面の笑顔の老師が…
老師は老師を生きているって思えました。
帰る道中に、素晴らしい富士山が見え
日が暮れると海に満月が、
そして月の道が…
花札の猪鹿蝶ではないけれど、
”富士山”と”月”と”老師”
もう、最高でした!
観念が、いかに自分の眼を曇らせるかを
知りました。
2020年12月30日は、きっといつまでも
私の心に残っていると思います。