朝の散歩の途中で、よく登校途中の子供たちと出会うんだが、そのたびに気持ちがつらくなる。
なんでって、ほとんどの子供が、嘘だからなんだ。
みんなかわいい顔をして、長く伸びた手足をしている。それね、本当は自分のものじゃないんだよ。
誰かから盗んできて、自分にくっつけているんだ。
解脱者が増え、人類が愛に目覚めて、時代はどんどん進んでいく。それなのにまだ、子供たちは嘘の自分を生きようとしている。
それが悲しい。
また、女の子はよく髪を結んで、かのじょと同じ髪型してるしね。
きれいになりたい、かっこよくなりたい。そういうことばかり考えて、自分の姿を改造するのは馬鹿なんだよ。
いつになったら、人間は本当の自分で生まれて来るんだろう。