熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

ヨーロッパ旅行記~フランス編(アルザスの美しい村巡り~リクヴィルとリボーヴィレ)

2019-06-17 04:13:36 | 海外旅行
エギサイムの次に訪れたアルザス・ワイン街道沿いの町は、リクヴィル。
村の入り口にある役場から鐘楼まで数百メーターのメイン通り沿いには、エギスアイムと同じように中世の家並みが続きます。






幾ら何でも鮮やか過ぎ。


店の入り口に掲げられている看板も、それぞれ特徴があります。


リクヴィルの次は、リボーヴィレへ。
毎年9月に開催される「笛吹の祭り」が名物の村。








家並みの向こうの高台には古城が見えます。


コウノトリをあしらったオブジェ


カラフルな木組みの家もそろそろ見飽きてきたところでワイン街道沿いの村巡りは終了です。

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ヨーロッパ旅行記~フランス編(アルザスの美しい村巡り~エギサイム)

2019-06-16 05:02:41 | 海外旅行
コルマール滞在2日目はワイン街道沿いの町や村を散策することに。

まず訪れた先は、エギサイム。
国内で開催される「花の町コンクール」で優秀な町に与えられる「花いっぱいの町」の最高ランク「4つ花」の評価を受けている美しい町です。


観光案内所で貰ったパンフレットによると、4世紀にローマ人によって初めてここエギサイムにワイン用のブドウの苗が植えられたとのこと。アルザスワインの原点ということになります。

町が建設された頃は2重の城塞に囲まれていたとのこと。
外敵から守るために、高台に村を建設したり、城塞で囲んだりと大変な時代だったんですね。


落ち着いだ色調の木組みの家が軒を連ねています。




玄関扉上の石には、家主のイニシャルや建てられた年、家主の職業を現す記号などを刻んだそうです。


石畳が歴史を感じさせます。


礼拝堂が建つ町の中心広場


一軒一軒、観光客の目を楽しませてくれます。
町を上げて美しい景観を維持しようとする住民の熱意が伝わってきます。






養鶏業も盛んだったのか、土産物店で鶏の置物をよく目にします。
こちらは鶏をモチーフにした看板


コウノトリを発見。子育て中のようです。


ところでカラフルな木組みの家ですが、建設当初からこうだったわけではなく、今のように鮮やかなパステルカラーに塗装されるようになったのは、比較的最近のようです。

イラスト解説によると、15~16世紀に建設された頃は、壁は至って地味。


17世紀に入ると窓枠が大きくなり、木の骨組みはアクセントに。


19~20世紀には壁をセメントで覆うことが風情とされ、一旦木組みはセメントの下に姿を消します。


そして数十年後、再び木組みが姿を現し、今のようにパステル調に塗装されるようになったとのこと。


確かに何百年も前に今のようなパステルカラーの塗料は無かったでしょうから当然と言えば当然。
ただ、今見られるカラフルな家並みは最近のことだったとは、ちょっと興ざめです。

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ヨーロッパ旅行記~フランス編(コルマール)

2019-06-15 04:38:31 | 海外旅行
ドイツやスイスと国境を接し、ライン川に沿って南北に細長く伸びるアルザス地方。
ブドウの産地としも知られており、ワイン街道と呼ばれるルート沿いには、ブドウ畑が延々と続きます。


このワイン街道の総延長は170キロ、そのルート沿いには100近い町や村が点在しており、中には昔の家並みを残す美しい町や村があり、2日掛けて幾つかを周ることにしました。

最初に訪れた町は、ワイン街道沿いの町として一番有名なコルマール。
この地方特有の木組みの建物など、中世からの町並みが残っています。




「小さなヴェニス」と呼ばれる一帯。
パステル調の家並みが運河の水面に映りこむ綺麗なところです。


どこも写真に収めたくなる風景です。




運河沿いの景色を堪能した後は町の中心部へ。
旧市内の中で一際目立つ大きな建物は、サン・マルタン教会。
12世紀から建設が始まり、ほぼ今の形になったのは14世紀とのこと。


コルマールが商業の中心地であったことを物語るゴシックとルネッサンス様式の旧税関の建物。建築に着手したのは1480年と言うから、見た目以上に古い建物です。


アルザスにはコウノトリが多く生息していて、高い屋根に巣を見かけます。


コウノトリや民族衣装をあしらったアルザスらしい看板


アルザスは歴史的にドイツの影響を大きくうけた地域だけに、木組みの家並みを目にすると、ここがフランスであることを忘れてしまう、そんな町です。






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ヨーロッパ旅行記~フランス高速パーキングでの出来事

2019-06-14 05:05:37 | 海外旅行
フランスの高速道路のパーキングで一休みの後、車に乗りこもうとした時、40代半ばと思われる男性が近寄って来て、「自分はイギリス人で、子供二人を連れてこれからフェリーでドーバー海峡を渡ってイギリスの自宅まで帰る途中だが、現金やクレジットカードの入った財布を無くした、IDカードも無い。ついては、自宅に帰りつくまでの金、200ユーロ(約2万6千円)を貸して欲しい。」とのこと。

車の中には確かに中高生らしき男の子二人が乗車しており、話しぶりも何となく悲壮感が漂っていて満更作り話でもなさそう。
とはいえ、こちらは日本人。どうやってお金を返すのか質問すると、帰ったら銀行から送金するとのこと。
一方、現金を持ち合わせていないと言うと、パーキングの施設内にATMがある。自分の情報は全てメモにして渡すと。

200ユーロと言えば大きな額ではないし、子供を前にして僅か200ユーロの金をだまし取ることも考えにくく、一旦は彼の頼みに応じてATMに向かったものの、最終的には I'm very sorry で断りました。

釈然としなかったのは、彼曰く「自分が逆の立場だったら助けてあげる」と、赤の他人からお金を貸して貰おうとしているのに態度がやや高飛車。
更には、イギリス人に頼めばと言うと、待ったが現れない、警察に話したが取り合って貰えなかった・・など。

幾ら英語が通じにくいフランスとは言え、同じEU圏の国民、やりようは他にもありそうな気がします。
イギリス国民として、フランス人に頭を下げたくないのもありそうです。

それにしても、日本の旅行者に高速道路上でお金を貸してくれは、やはり無理な相談と言うもの。ただ、当初こちらが日本からの旅行者との認識はなく、車のプレートにある国表記NL(オランダ)を見て近づいてきたようですが。オランダ人の多くが英語を話しますから。


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ヨーロッパ旅行記~フランス編(リヨン)

2019-06-13 05:06:34 | 海外旅行
アヴィニョンの次に訪れた町は、ローヌ川とその支流ソーヌ川との合流点に位置し、人口規模ではパリ、マルセイユに次いで3番目の都市、リヨン。因みに人口は約50万人でパリの約4分の一。

町の起源は古代ローマ時代まで遡り、14世紀にフランス王国に併合された後は絹織物の交易で発展した町、歴史地区は世界遺産に登録されています。

川沿いのパステルカラーの建物群の眺めが特に素晴らしく印象的な町です。






高台はフルヴィエールの丘


フルヴィエールの丘まではケーブルカーで2,3分。


高台の展望台からは眼下にリヨンの町並みが広がっています。
屋根や外壁の色が統一されていて整然とした町並み、日本には無い景色です。


フルヴィエールの丘に建つノートルダム(フルヴィエール)大聖堂。
歴史は浅く、1896年に献金により建設された、さほど大きくない大聖堂ですが、内部はこれでもかと言わんばかりの豪華な装飾に圧倒されます。


床一面に敷き詰められたモザイクタイル。
小さなタイル一個一個を手作業でよくぞ貼り付けたものです。




金箔を多用した天井画


全ての壁には聖書の一説に基づく絵画も。


祭壇もきらびやか。


お決まりのステンドグラスも見事。


圧倒されぱなっしのフルヴィエール大聖堂、権威の象徴とは言え見事です。

大聖堂の後は、少し下がったところにある古代ローマ時代、紀元前43年に建造された劇場跡を見物。
さほど原型を留めていないものの、収容規模1万人とのこと、その広さが伺えます。




フルヴィエールの丘を下った後は、世界遺産の歴史地区へ。
土産物屋やカフェが軒を連ねる旧市街の街並み。いささか雑然とした雰囲気。


旧市街の広場に建つサン・ジャン大聖堂、12世紀に建立


フルヴィエール大聖堂と比べると内部は至って質素


旧市街を抜けてソール川を渡り、少し歩いた場所にあるだまし絵で覆われた建物。


様々な日常の光景が描かれています。






リヨンは2回目の訪問ですが、川沿いの風景には前回と同じく感動しました。


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