6月7日は1日現地ツアーに申し込んで、ギリシャ世界の「ヘソ」(中心地)デルフィー遺跡の探索に 出かけた。アテネから180Kmのこの地に行くには、片道3時間を要した。車窓を漠然と眺めながら、乾燥 しているように見える荒野や、6月というのに残雪をいただく山並みなど、ギリシャの原風景を見ることが できて良かった。 デルフィー遺跡は古代ギリシャ世界のヘソと言われ、地中海諸国からアポロン神殿で行われる神託 (神のお告げ)を求めて、権力者達がお宝を持って集まったようだ。聳え立つ山塊を背景に厳かな古代・ 神殿を中心とする斜面の街は、集まった人々には冷厳新たかな神域と写ったことであろう。 遺跡は現在のデルフィーの街から数百m離れたところにある。 ツアーでは最初に、デルフィー博物館に入場し、出土品や建築物の解説などの説明を受けた。次いで 遺跡の見学に、坂道を上りながら廃墟となった遺構を見つつ説明を受けた。アポロン神殿と劇場跡を 見た後、自由行動となったので、遺跡最上部の馬車競技場まで150m程を登って見た。遺跡の競技場を 見物し、また高台からは厳粛な古代・デルフィー神域全体を見下ろすことができた。古代の王様達が 来たであろう地中海の港からの道を想像することができた。
以上です。
<参考> 海外旅行記 / ギリシャ 登録:2019.6.15
https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/d628f5b488fffe38e560fc2ec58512d0