このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
万葉集より、橘諸兄(たちばなのもろえ)が天平勝宝七年(755年)五月、丹比国人邸での宴に招かれた際、国人の長寿を言祝(ことほ)ぎ、庭に咲いていたあじさいに寄せて詠んだ歌
あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ
(あぢさゐの やへさくごとく やつよにを いませわがせこ みつつしのはむ)
訳「あじさいが八重に咲いて行くように、きみも八千代に長くお健やかであれ 花を眺めるたびきみを懐しく思おう」
千年以上前の歌なのに、相手へのまごころがよく伝わってきますね。