このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今日はまたNPO法人なごやか理事長の職員面接に立ち会うことになった。
特養の介護員だったという若い女性だ。
理事長がウチ(なごやか)を知っていましたかと尋ねたところ、ハイと答え、高校卒業後、入職して初めて担当についた利用者様が、GHジョバンニから転居された方だった、と言った。
もちろん理事長もその方についてよく覚えており(今年に入ってから亡くなっていた)、ひとしきりお人柄について話した。
彼女は続けた。
「その方の生活記録にファイルされていた、GHからの退居サマリーが詳細かつ丁寧で、また、お部屋にあったホーム生活時の写真アルバムからも、なごやかさんでは温かい支援がなされていたのだろうなと見てとれました。以来私は自分なりに、そのような支援が実現できるよう努力してきました。」
理事長は目を細めて喜び、言った。
「わかりました。それでは採用で結構です。
ぜひ、これからその努力の成果を当法人で生かしてください。
―それにしても、どこで誰に見られているか、分かりませんね。」