院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

新型インフルエンザに寄せて・その2

2009-06-17 17:32:41 | Weblog
 マスコミは、わが国の新型インフルエンザ感染者が600名を超えたと騒いでいる。

 なぜそんなに騒ぐのか、気が知れない。お金で換算すれば分かりやすいので、そうしてみると、わが国の人口は1億2千600万円である。それに対して、感染者は600円である。感染者がどんなに少ないか分かるだろう。

 今は少なくても、感染爆発が起こると大変だという論もあるだろう。でも、感染爆発は通常のインフルエンザで毎年起こっている。1000万人である。

 1億2千600万円に対して、1000万円は無視できない数字である。

 ものごとには軽い重いがある。そのへんを取り違えているのが、今回のマスコミの態度であり、厚労省の態度である。

 余談だが、ヒトからヒトへ感染するごとにウイルスの毒性が増加するというのは、何の根拠もない、言ってみればデマである。