(ヤマサのHPより引用。)
ネギとしらたきを煮てダシで食べると、それだけでおいしい。ネギで体が温まる。
江戸時代には、そこにイノシシの肉を入れた。当時は四つ足を食べるのは仏の道に反していたので、イノシシ鍋を「薬食い」と呼んで、あくまでも薬として食べていた。
明治になってから牛鍋が盛んになった。これは紛れもなくすき焼きだった。ただし、しらたきとか焼き豆腐は入れなかった。生たまごは付けていた。
ネギとしらたきだけでもおいしいのだから、そこに牛肉や焼き豆腐がはいると、とてもおいしい。冬は鍋料理、とくにすき焼きに限るだろう。
※今日の短歌
十本の指は両目を覆うとき不満になってズレようとする
工藤吉生(仙台市)