電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

カーステレオとマイカー歴について

2005年05月26日 22時02分08秒 | Weblog
運転免許を取得して30年くらいになるが、この間に乗った自分の車は四台である。
最初の車は、C-10型の Skyline 1500 セダンであった。ハイオクタン専用エンジンを積んだこの車、ベンチシートが固く、長時間の運転では背中が痛くなったけれど、東北自動車道をとにかくよく走った。コラムシフトも便利だったが、十万キロを走破し、Nissan Auster 1600 セダンに乗り換えた。
新車には、ナショナルのオズマというカセット・カーコンポを搭載し、後部窓部にフォステクスのオーディオ用スピーカ・ユニットUP-103を埋め込み、LPからカセットに録音して、のびのびした音を楽しんだ。出力が大きく、迫力ある音で楽しめ、マーラーの交響曲を全曲車内に持ち込み、一番から十番まで、順に聞いていったりもした。素直なFR車らしく、運転もしやすかったが、13万キロを走破し、ガソリン車の燃費経済性と雪道の運転に難があり、次は燃費の良いFF車を、と考えた。
三台目は、片道40~50キロと長くなった通勤距離に対応して、Nissan Pulsar 1700 diesel セダンに乗り換えた。このときも、SONY のカセット・カーステレオを導入、某社の据え置き型スピーカをセット、FM放送とカセットテープで音楽を楽しんだ。ディーゼル車の性能は予想以上に満足できるもので、リッターあたり22キロも走る燃費経済性(*)と、1500回転以上を保てば結構力強い動力性能であったが、市販スピーカの音質は予想外にこもった音で、UP-103ののびのびした音に慣れた耳にはやけに冴えないものに感じられた。ただし、CDからカセットに録音した音は鮮明で、その点は良かった。
ディーゼル車も九年目に入り二十万キロを走破するに及んで、四台目は Nissan March 1000 に乗り換えた。本当は、同じ Pulsar のディーゼルにしたかったが、ディーゼル規制の動向が不透明なのと、ガソリン車でもコンパクトな車種なら燃費経済性(*)も同等のレベルを維持できるのではないかと考えたからだ。結果的には通勤が至近距離に変わり、それほど燃費経済性を気にしなくともよくなったのだが、コンパクトできびきびした走りは fun to drive という言葉を鮮明に思い出させてくれる。カーステレオは、初めてFM/CD タイプを装備し、前席ドア・スピーカで音楽を聞く事になった。CDがありがたかったのは、冬の荒れた圧雪デコボコ路面でもテープのように音が揺れないことだ。特に、ピアノ曲等にその恩恵を感じることができる。また、ハンドル下部のアンダーダッシュにCDを入れておくことができ、収納も比較的容易である点もありがたい。
(*): 2台の車の燃費記録
現在の車ももうじき十万キロを走破する。大学生の子どもがお古を狙っていることもあり、年内には車を更新しなければならないが、次はセダンにして、リア・パーセル・トレイに埋め込むタイプのスピーカを併用して、CDを存分に楽しめるようにしたいものだ。
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