電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

映画「スゥイング・ガールズ」の舞台、高畠高校を訪問

2005年05月29日 20時07分26秒 | 散歩外出ドライブ
地元紙のニュースで、映画「スゥイング・ガールズ」の舞台となった旧高畠高校が一般公開された、という記事(*)を読み、物好きにも今日出かけてみた。結果的には昨日だけの公開で、新校舎に移転しひっそりとした旧校舎は、映画にあるよりももっとのどかな風景だった。窓からガラス越しにのぞくと、「教室の表示を外さないでください。町教委」という貼紙が貼られた職員室入口や、「会議・出張」と表示された校長室などが見えた。この老朽校舎は、やがて取壊される運命のようだが、最後に思わぬ映画出演という出来事があり、ずっと人々の記憶に残るのではないか。
(*): 「スゥイング・ガールズ」の舞台、高畠高校一般公開の記事

なんでも、監督が「撮影のため学校を借してほしい」と依頼に出向いたとき、応対した校長先生と教頭先生が、その場で即決でOKしたのだという。その後の「スゥイング・ガールズ」ブームは、地元の活性化にずいぶん貢献しただろう。
私も封切日に見たが、実に面白かった。誇張もあるが、あんなにハッピーで、音楽を楽しむ様子を描いた映画とは思わなかった。この秋、10月1日に封切られる藤沢周平「蝉しぐれ」を見ることと、この「スゥイング・ガールズ」をまた見てみたい、というのが今年の映画の目標だ。
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古いマシンを利用する雑誌記事の観点

2005年05月29日 10時39分11秒 | コンピュータ
雑誌 Linux World の7月号に、退役マシンのリベンジ・マッチとする特集があった。この手の記事は、LinuxMagazine や 日経Linux などでも一時よく取り上げた企画だが、今回はその観点が面白かった。
以前は、古いマシンでも Linux で使えますよ、という内容が中心の企画が多かったが、内容は結論的に言うと「デスクトップ用途ならテキスト編集程度、サーバとしては充分使えます」というものが多かった。
それが、今回は使用できるマシンのスペックがしだいに上がって来たこともあり、
(1)軽量デスクトップ・マシン、(2)音楽CDリッピング・マシン、(3)ネットワーク監視サーバ、(4)電子辞書サーバ
という想定で組まれている。現実的に、音楽CDリッピングをしばしば行っている世代が、中古とは言えリッピング専用マシンなどというものを別途用意できるほど経済力があるのか、という点で疑問はあるが、CDを次々と取り換えながらリッピングを先に行い、CPUの暇を見てゆっくりエンコードを行うようスクリプトを変更する、という考え方は面白い。
EPWING規格のCDを利用した電子辞書サーバというのは面白いけれども、現実問題としてインターネット上に各種の辞書がある以上、それほど専門的なものでなければ、あまり意味はないような気がする。
むしろ、PentiumII/IIIやCeleronの350~450MHzといったゾーンの、爆発的に普及しリースアップ機があふれている機種に対する「軽量デスクトップマシン」としての評価が、意外に辛いのに驚いた。
実は私の現在の主力機(FMV-6450CL3)が、まさにこのゾーンであり、絵に描いたようにぴったりあてはまるからだ。だが、GnomeやKDEはもちろん、Mozillaは統合環境で重くて無理があるのかは、疑問だ。メモリを(64+256=320)MB積んだ私の環境では、起動に時間はかかるものの、スクリーンショットのように運用に特に問題はない。より快適性を求めるならば、FirefoxやThunderbird等を中心にした選択肢もありますよ、というスタンスが妥当なのではないか。

私自身が使っていて感じる最大の問題点は、外部スピーカに接続したとき、常時ノイズが乗ること、すなわちサウンドカードのS/N比の悪さだ。FMV-64xxシリーズのようなビジネス用省スペース機の用途からみて、サウンドカードに音楽再生を想定してはいないのだろう。むしろ、日常的に音楽CDを楽しむためには、実際どんな工夫が必要か、といった観点がほしいと思う。
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