電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

早大のオープンコースウェアでTexという誤記を発見

2005年05月14日 20時45分54秒 | コンピュータ
先日、しばらくぶりにLinux雑誌を購入してきた。IDGジャパン発行の『月刊LinuxWorld』6月号である。アスキー社のLinuxMagazineが廃刊になって以来、しばらくLinux雑誌を購入していなかったが、今月の同誌の付録が"VineLinux3.1ディレクトリ・マップ"というもので、参考までに購入してみたものだ。
私の現在の環境も、VineLinux3.1を中心にしているものだから、このディレクトリはどんな役割なのだろうと興味を持っていたが、へぇ~と少しばかり知識が増えた。もちろん、だからすぐに何かが変わるわけではないけれど、妙なディレクトリにファイルを置いたりしないようになるだけでも進歩かな、と思っている。
また、今日はちょっと出かける前に apt-get update と apt-get upgrade して行ったので、帰ったら終わっていた。VineLinux2.5 のあたりから可能になっていたと思ったが、apt-get コマンドが使えるようになったのはたいへんありがたい。

ところで、今日のスラッシュドットジャパンの記事で、国内の大学のオープンコースウェアを紹介していたので、いくつかの大学をのぞいてみた。東大や京大などは、専門的な内容らしく、とても読みこなせる内容ではなかったが、早稲田大学の2003年の『IT入門』の"Study Materials"の『文書作成ツール 講義と演習』のうち、"TexとHTMLとグラフィックス" という表記が気になった。タイトルだけでなく、本文(*)も同じ誤りが統一的に見られる。開発者のD.Knuth教授は、正確な表記ができない場合はTeXと表記することを求めている。天下の早稲田大学の学生向けの入門的な教育で、初歩的すぎる間違い。たぶん、本稿の執筆者はふだんWindows中心で、Unix系やTeX/LaTeXなどはあまり知らないのかもしれない。
(*)Texという誤記が見られるページの例
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検診結果が来た

2005年05月14日 10時03分56秒 | 散歩外出ドライブ
今年の検診結果が届いた。全く何の異常もない、とのこと。「異常無し」は、職場でわずかに二人だけだという。「五十代では希少価値ですよ」とも言われた。幸いなことである。
今朝は、ごみ収集日。早朝からごみ袋をぶら下げて、区のごみステーションまで運んだ。田んぼに水が入り、もうすぐ田植えが始まるようだ。リンゴの花つみが終わり、写真のように間引かれて数は寂しくなったが、薄く色づいたリンゴの花が美しい。自宅に戻ると、万歩計は1000歩を越えていた。朝食のあと、自家製ヨーグルトにバナナを入れて食べた。食後のコーヒーがおいしい。朝の音楽は、テレマンのヴィオラ協奏曲とリコーダー組曲など。エトリンガー指揮のカペラ・イストロポリターナの演奏するナクソス盤。親しみやすく、何度聞いても印象的な音楽だ。

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レコード音楽の集め方がどう変わったか

2005年05月14日 08時57分57秒 | クラシック音楽
学生時代、といってももう30年以上も前の話だが、好きな音楽のLPレコードを集めはじめた。はじめは廉価盤中心で、後に就職してからはレギュラー盤も購入できるようになった。このあたりは、単純に財布の中身の問題で、わかりやすい話だ。
で、集めた曲目はどう変化していったか。最初は、特に傾向らしいものはなく、その時々で興味を持ったものや、話題になったものを少しずつ購入し、聞いていった。モーツァルト、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ドヴォルザーク、シューベルト、バッハ、マーラー、プロコフィエフ、という具合だ。少しずついろいろな作曲家の音楽を知り、自分の好みを作っていった時期だろう。
この頃、よく聞いたLPには、コロムビア・ダイヤモンド1000シリーズでブレンデル(Pf)のベートーヴェンのピアノソナタや、グラモフォンの廉価盤でフルニエ(Vc)とジョージ・セル指揮ベルリンフィルによるドヴォルザークのチェロ協奏曲、コンサートホールのシューリヒト指揮によるバッハのブランデンブルグ協奏曲などがある。
その後、ある程度ゆとりができると、少しずつテーマをきめて収集するようになった。ジョージ・セルの録音を意識して集めるようになったのは、この頃からだろう。セル指揮クリーヴランド管弦楽団によるモーツァルトの交響曲や協奏曲の愉悦感、ベートーヴェンやブラームスの交響曲や協奏曲の気宇の大きさとほのかなロマンの香り、ヘンデルやコレルリの豪華な音響美、リヒャルト・シュトラウスの管弦楽曲の精緻な輝かしさ、コダーイ、プロコフィエフなどの現代曲の明快さなど、今でも手にするとそれぞれの時代が懐かしく楽しい。
大半はCDで再び入手できたが、中にはLPでしか聞けないものもあり、LPもまとめて捨てられない。このあたりは、中年の「もったいない」症候群だろうか。

現在のCD収集は、多くを聞く時間的なゆとりもなく、また収納場所の問題もあり、ある程度厳選するようにしている。LPとCDそれぞれ数百枚程度の、自分で記憶しておける規模で、くりかえし聞きなじんでいく楽しみはまた格別である。
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