電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

寒河江の2の堰ぞいを歩く

2005年05月20日 23時02分39秒 | 散歩外出ドライブ
素晴らしい快晴の金曜日、一足先に郊外を歩いた。今日は、寒河江市まで足を伸ばし、2の堰ぞいを歩いた。寒河江川の雪解け水を引き込み、実に水量が豊富だ。水車も軽やかに回っている。遠くに見える月山から朝日連峰に続く残雪の尾根が、すでに初夏の様相だ。周囲の畑もサクランボが小さな緑の実を付けている。つつじ公園からチェリーランドまで、地元の人しか知らない生活道かもしれないが、散策すると実に気分がいい。チェリーランドでアイスクリームを食べたが、気温が上がっていたので、たいへん美味しかった。

歩きながら、携帯CDプレーヤーで、ホルストの「惑星」を聞く。ロリン・マゼール指揮フランス国立放送管弦楽団及び合唱団の演奏。街中の騒音の中では「火星」の出だしの低音部、イヤホンではほとんど聞き取れないが、昨年かなり流行した「ジュピター」の元となった「木星」など、盛り上がるところはイヤホンでもまずまず楽しむことができる。
昔、初めてこの曲を聞いたのは、ワルター・ジュスキント指揮セントルイス交響楽団による演奏のLPだった。このときは、最後の「海王星」の女声合唱が、弱い音なのにどうも再生音が割れたようにびりつき、LPの再生の難しさを感じた。しかし、CDになり、カートリッジの汚れやホコリなどの心配もなくなり、澄んだ女声合唱が消え入るように終わる余韻を充分に感じることができる。
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