ちびっこのレッスン。
お母さんがついてきても、
それはそれはヤンチャで手を焼くことがあります。
お母さんが ピシャと叱る。
先生にまかせたのだから どこまで叱っていいものやら。
下の子の子育てにちょっと疲れて叱る気も起きない?
または,やんちゃが気にならない。
基本的な生活に関することはおかあさんにピシャっと叱ってほしいですが。
お母さんの対応もそれぞれ。
私は?ピアノの下にもぐって出てこない。
あら そこ長いこと掃除をしてないのよ、ふき取ってくれたのね。
もしくは いい曲を聞かせてあげるから~ って だまして(笑)
ガンガンひいてうるさく感じて
出てくるまで待つ。
好みの曲でそこでじっと聞いているようならそれでよし。ピアノのレッスンなのにドラムを真っ先にたたき始める。
そりゃすごいですよ。げんきよくこんにちは~と言ったら最後、
突進する子がいます。
これもたたくのを飽きるまで待ちます。
レッスンの大半をたたいてすごす事になります。
あまり長く飽きないと、リズムカードをでしてきて ドラムでレッスン。
タンバリンやカスタネットよりダイナミックでいいかも。
ピアノの前に座ったのはいいけれど・・・。
弾いてうまくいかなかったら、
バシャ~ンとピアノを叩く。
あら いい音ね。 先生も実は小さい頃こんなことしてたし、
大人でもしてみたかったのよ。
わたしもいっしょに バシャ~ンとピアノを叩く。
どっちの叩いた音が長く聞こえるか、競争です。ピアノの前に座ったのはいいけれど・・・。
延々 弾きたくない、弾けない言い訳をいう。
こどもの言い訳は、次は何がでてくるのか聞くのが楽しみ。
言うことがなくなるまで聞いて待ちます。
待っている間に、
この子は何を考えているんだろ、
何をしてほしいのかな、
今日はどこまで注意をしたらいいのかなと考えます。
いろんな子どもたちの様子をうかがうと、
子どもを通じて 先生が試されているように思います。
今の姿から、将来どのように成長するのか、
想像する楽しみもあります。
そばから見ていると、ピアノのレッスンをしない先生ですが、
「待つ」ことが時には必要だと思うのです。
これは、お母さんがいても、いなくても同じ態度で接します。
いる いないで差をつけると子どもは敏感に感じます。
お母さんも・・。
うちのヤンチャ息子に つきあってくれてありがとう。
いつになったらレッスンしてもらえるのかしら。
思いも様々でしょう。
なかなか本題のレッスンに入れないと、
次第に、家庭でお母さんが、
レッスン時のルールを作って
子どもさんに約束して連れて来てくださるように
なります。
待つことは、お母さん育てでもあるのです。
ただし 以上のことはさすがに若い頃にはできませんでした。
長女が小さい頃、天真爛漫で(よく言えばですが)、
家でも外でも手に追えないヤンチャでした。
うつ手がなく、様子を見ているしかないこともありましたし、
いちいち叱るのもしんどいときがありましたから。
まあ その子が一応 普通に育ってくれたから、
他のお母さんにも 今は待ってくださいと言えるようになったと思います。
最後に付け加えると、
これぐらいのヤンチャならしてくれた方が安心です。
こちらも対策を考えますから後でスムーズにレッスンがすすみます。