知る人ぞ知る、音楽よろず相談所みたいな教室です。
「娘がわからないところがあるので教えてください、
楽器を持たせますので」とお母さんから連絡が。
レッスンはいつものピアノからコルネットに変更。
さてさて 何がわからないのか・・。
私は過去に金管経験があるだけでなので、どこまでご期待に添えるか
とても怪しいのですが。
金管のバンドにそれも最近マーチングに力を入れだした小学校。
来年は6年生でパートリーダーをするありさちゃんは
責任感があってまじめなので、
わからないところは早めにクリアしたいと思ったのでしょう。
楽譜を見せてもらって、すぐわかりました。
吹けないのでなくて、楽譜が難しすぎて読めないのです。
細かいシンコペーションで、16分音符やタイの連発。
細かい裏打ち等。
メロディーやリズムを1本で同時やまたずらして担当する譜面でしたので
これは楽譜の読み方から練習です。
まだピアノのレッスンではそんなリズム、動きは出てきていません。
楽譜をみて読めるか(音の高さ、 リズム等)
どこまで音楽を感じ取ることができるか・・
ソルフェージュ力の強化ですね。
「ソルフェージュ」って????のありさちゃんでしたが
レッスンでは特別にそのような言葉は使っていないので
当然でしょう。
言葉の説明をしてから
今何をする必要があるのかを納得してもらって
まずはマウスピースだけの練習で
その複雑なリズムが刻めるどうかでしょう。
それが出来たら実際の音出しは学校でできると思います。
もう1曲はこれまた 複雑なファンファーレでして
和音を感じる力も必要でした。
ピアノでそのファンファーレを弾いて
カッコいいコルネット(トランペット)のイメージを作りました。
普段のレッスンでソルフェージュ力をどこまでつけられるか
その力をつけるかより、その前になぜ必要なのかを
詳しく説明する時間を取りたいくらいです。
難しいトランペットの譜面に出会ったのをいい機会に
いろんな面を強化していきましょうね。