ドラムコースの発表会ばかりは、
ピアノソロのようにはいかない。
ドラムソロでトントコドンドンは
すごいプロでないととても聞かせられない。
だからドラムコースの発表会はバンドを組みます。
ベースとギターは教室の主旨に賛同いただける先生にお願いする。
ドラムはいま習っている皆さんです。
そしてヴォーカルの必要な曲に関しては
ヴォーカルはドラムの人が自分で身内なり友人を探してくることになっている。
ヴォーカルコースの人に頼めないこともないが
ヴォーカルコースの人が上手すぎるとせっかく張り切って叩いているドラムが
かすんでしまうから、それ以外で出来るだけ探します。
身内なら上手でもそうでなくても納得できます。
友だちも仲良しに歌ってもらうならそれは感謝であります。
さてこの度の発表会で
頼んだ友達(二人。ツインボーカルです)が、とっても乗り気でもちろんその友だちは
教室の生徒さんではありません。
のりのりの友だちは、衣装をどうしようか・・とかそのお母さんまでとても楽しみで
乗り気なんだそうです。
どうやら頼んだドラムコースの人はその乗り気のパワーに圧倒されて
お母さんから「娘のドラムの発表会なのに 頼んだ友達のヴォーカルの発表会みたい。
娘が気乗りしない できないといっている」と相談を受けた。
バンドはチームワーク。
お互いに引き立てあうものでなければいけません。
ヴォーカルさんが、ドラムが気後れするぐらいのりのりなら
それに負けないように練習するしかありません。
ヴォーカルは前で歌うのですから目だって当たりまえ。
バンドに華を添えてもらう存在です。
しかしドラムがしっかり全体をキープしないと
ヴォーカルも冴えないものになってしまいます。
ましてや、ドラムさんが自分で探して頼んだボーカルなんでしょう。
楽しそうに参加してくれて反対に感謝してくださいね。
バンドのあり方がまだ理解できないお年頃の娘さんならまだしも
お母さんがそのように思うなら、教室の主旨とバンドの楽しみ方を理解されていないようで
とても残念です。
もしドラムがかすむと思うなら、
それはこれから上手くなるチャンス、
いまはその過渡期でいい経験が出来るときなんですよ。
ドラムが上手だったら全体が引き締まります。
それは聞いてるお客様に全部わかることですからと
説明して、どうやらわかっていただけようです。
次回のレッスンの楽しみにしていますからね。
発表会をすると、いろんな事があります。
大勢いればいるほど、それだけいろんな思いが交錯するものです。
でもそんな中に身を置くと音楽以外のことでも成長できるのです。
発表会のテーマは「音楽の輪」
音楽をするのは人ですからそれは「人の輪」と同じことです。
私は輪を決してきつく束ねたりしません。
余裕のある輪の中で少々形が違ってもみなさんにつながっていただき
楽しんでいただきたいです。