「発表会の選曲」で検索すると、たくさんありますね。
先生の悩みや、お母さんの悩みがいっぱいです。
どこも同じなのね、なんて悠長に言ってられません。
教室でも選曲の真っ最中。
真っ最中といっても、ちびっこたちの選曲は実質2ヶ月前くらいに。
長く練習すると飽きてしまうので。
練習上達をグラフにすると(ここでは書けませんが)
徐々に上達して、暗譜ができて大丈夫かな(第一ピーク)と思っていても
しばらくすると、こんな箇所でミスするなんて・・と思うような
気の緩みと、なんとなく手だけで覚えてしまったようなときは
また下手になったように感じる時期(仮想下降)が来ます。
そこからまた、更なる完成度を目指して仕上げにもって行きます(第二ピーク)
ちびっこの場合は、第一ピークの翌週くらいに発表会が来るように、
レッスン回数を考え、風邪などで休むことも
考慮してすこし余裕をみて、練習開始日を開催日から逆算します。
そうそう、それだけでなくみんなの普段の練習態度も考えますよ。
性格にもよりますが、発表会だからいつもより張り切って練習する子が
残念ながら少ないような気がします。
私のモチベーションのかけ方がよくないのかな。
それとも、日常も発表会も生活の一環として捉えて
リラックスして楽しんでいるのならそれはそれで良いのですが。
ましてやこの度の6月ではゴールデンウィークが1ヶ月前にあたりますので
その間の気のゆるみまで考えているのですよ。
早くから、この曲がしたいと楽しみにしている子もいますので
そんな場合は、曲だけ決めて、まだ練習はしないようにしています。
少し大きい子になりますと、
先生の選曲。本人の希望。保護者様の思い。
この3つが上手くかみ合わないとなかなか決まらないのです。
ピアノの曲はほんとにたくさんあります。
ピアノのために作曲された曲であれば、
気持ちをこめて表情豊かに弾くとどれも素敵な曲ばかりです。
譜読みと手を動かすことに精一杯、やっとこさで弾くような選曲に
ならないよう気をつけたいです。
選曲にまつわることを書き始めたら、きりがないくらい
裏話?秘話?がありますが、それはまたの機会にしまして、
簡単だなと思っても完成度の高い演奏を目指したいですね。