先週の8日(土)娘夫婦が住むマンションから
アップライトが運ばれて来ました。 ピアノは娘の練習用に用意したものでしたが、
1年生になった孫の所帯でマンションが手狭になるし
今までピアノがあっても ずっと実家で娘も孫も練習していましたから
実家に引き取ることにしました。
すぐ近くですから トラックに載せることもなく
台車でゴロゴロとやってきました。
縁側から搬入。
鎮座するのは 座敷。
ピアノ運びプロの川本ピアノサービスさんは 手際よく設置してくれました。
そして今週12日(水) 調律に来てもらいました。
結構 ほったらかしにされておりましたので
まずは 埃とりの掃除から。
こちらは 教室のピアノメンテを一気に引き受けてくれる
いつもの黒田氏。 一気にといっても このピアノをあわせて3台ですが・・・。
いつもの発表会やコンサートのホールのピアノの仕事も
頼めば見学させてもらえますが、そのときはグランドピアノの調律です。
黒田氏が アップライトをさわっているところなんぞ
一般家庭に入れてもらえない限りなかなか見学できませんので、
見学希望者が1名。
こみいったところの 研修中です。
調律の仕事も、調律の専門学校でならう以外に
もう ピアノで実地経験あるのみ。
そして 人様の技術を見て聞いて盗んで学ぶ 職人さん的な仕事です。
「先生! 見学させてもらっていいですか」
そう わざわざ断りを入れてくれましたが
見学者は 元生徒の 現調律師のボス。
そして 黒田氏とは知る人は知る 夫婦なんですが、
自分の旦那さんを尊敬し 改めて教えを乞うなんて なんてすばらしい。
「いいよ どうぞ勉強して下さいよ」
おかげさまで ほれぼれするような 気持ちよい音がするピアノによみがえりました。
こだわって手に入れた、小ぶりだけど落ち着いたバランスの良い音がする
ボストンUP118。 メンテしながら長くお付き合いしたいピアノです。
早速 孫が 保育園に行く前に練習。
座敷のこの場所は 私にとっても思い出の場所。
いまから50年以上も前、初めてピアノを買ってもらっておいた場所もここでした。
この場所で練習したのですよ。
あの頃の椅子は 丸くてくるくる回る椅子でした。
椅子のカバーも作ってみました。