あらためて、吉田妙子さんの司会に感銘を受けた。彼女はやはり只者ではない。幸子さんをい労り、彼女の身の上を語り、舞台進行上の些細なところをうまく誘導しているその姿に驚いた。幸子さんの当時の声は澄んでいて、「恋路花」「母の面影」「運命(さだみ)」、そして「ああ、夢どぅやる」を歌い、海のチンボーラーは滑稽で、冒頭の那良伊千鳥 (ならいちどり)の曲にあわせた踊りも素敵だ。圧巻はカチャーシーだが、カメラが舞台に向いているので、ステージから降りて、彼女がいかに愛楽園の観客とかかわったかが映っていないのが残念。
幸子さんが踊のために準備している間、吉田妙子さんの語りがあったが、それが面白くて、あらためて聞き惚れた。様々な沖縄の地域言葉を披露していたのである。彼女はやはり凄い!長いことラジオパーソナリティーをやってきた語りの面白さは失われていない。役者の凄さを感じさせる。
おそらく愛楽園は独自に動画で記録していたので、もっと詳細が観れると思う。所長の野原医師もかけつけて下さり、恐縮。私は習って二か月の太鼓で応援したつもりだったが、太鼓の音は小さかった。カチャーシーの時は大きく叩いていたが~。
録画された映像は貴重だ。大城幸子の存在を語る上で欠かせないものになった。
この間撮りためていた録画映像を4台のカメラからデータを取り出してもらった。
「染屋の恋歌」のリハの様子。
月桃が咲く5月 月桃の花は沖縄戦を思い出させる!
アリアケカズラはこれから半年間咲き続ける。