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国指定重要無形文化財琉球舞踊の人間国宝は志田さん、玉城さん、佐藤さん?

2017-01-05 15:43:49 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

琉球舞踊から人間国宝の誕生の噂が聞こえてきますね、2010年に国指定になって7年になります。そろそろですね

志田房子先生 - (琉球舞踊 重踊流)

https://www.youtube.com/watch?v=Al82SOf4moY玉城節子先生(琉球舞踊・玉城流翔節会)

http://www.geocities.jp/takaryuokinawa/pro.html佐藤太圭子先生(琉球舞踊・太圭流)

ご三人がご一緒に人間国宝に認定される可能性は高いのでしょうか?単に憶測ですが、女性3人が実現するのは快挙ですね!芸能のヒエラルキーが権威に捧げられる芸の宿命的特性と共に、文化伝統の継承の価値が付随してきますね。

沖縄の琉球舞踊の形は戦後、そして復帰後かなり変容し、形が統一され、かつ反動的な型の崩れもあるようですが、人間の身体や感性が時代の空気と共に少なからず変容していくのも自然の理でしょうか?

ご三人の中でお1人を選ぶとするとやはり玉城流の玉城節子先生ですね!組踊もお芝居も優れた技量を持ってやってこられた方ですね。玉城盛義さんの愛弟子だった方ですね。芯の強さと気品、伝統芸の魅力を全身全霊で担ってきた方ですね。

戦前の名優達は組踊、沖縄芝居、そして琉球舞踊に長けていた方々です。ご三名の中では節子先生だけがその意味で「沖縄芝居小屋」から誕生し、継承されてきた琉球舞踊をオーセンティックauthentic【真正】に継承されていると言えますね。もちろん琉球王府時代の琉球舞踊(宮廷踊り)は近代において大衆の目線に晒され、磨かれていったのですね。矢野輝雄先生も玉城盛重や渡嘉敷守良さんの証言を書いていますね。近代の方がはるかに優れた舞踊だとー。

その近代の舞踊を中心にになったのは沖縄芝居役者ですね。彼らが雑踊りを創作してきました。舞踊は芝居小屋とそして近世から近代へと遊廓のお座敷でジュリによって継承されてきたのですね。芝居小屋の舞台と遊里のお座敷です。その両者の位置が大きいですね。そこではやはり玉城盛義さんの力が舞踊では大きいですね。渡嘉敷守良、新垣松含の力も大きかったといえます。中でも遊廓の女性たちに舞踊の指南をしたのが盛義さんですね。大きな役割をになったのですね盛重さんも上江洲フミさんに諸屯などの指導をしていますね。お筝だけではなく、美らジュリの女性への舞踊の指導もしているのですね。大城立裕先生の新作組踊「花の幻」はそのことをメタファーとして描いています!

ところで、節子先生の中城若松などの組踊の舞台や琉球歌劇の舞台は拝見してきました。しかし志田先生や佐藤先生の組踊や琉球歌劇などの舞台はほとんど拝見したことがありません。創作舞踊はまた別のお話ですね。琉球舞踊は芝居小屋で、戦前継承されてきたのが大きな流れですので、その辺の多様な舞台への挑戦は大きな意味をもっていると考えるのですが、どうでしょう。歴史の推移を見る必要があります。

 


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