絶品な食べ物は?と聞かれたら、私はこの「しその実の醤油漬け」を候補に挙げます。
この製法を編み出したのが自分のブログによれば2011年の秋。
ヘタなレシピに頼ったり、自分で試行錯誤しても思うようなシソの実漬けが出来ずに数年経過し、ふと思い立って「めんつゆ」を使ったら、もう最高の「しその実の醤油漬け」が完成し、早8年目8回を迎えました。
なにせ、年に何回も作れるものではなく、この季節限定ですからね。
毎年、シソの風味を春ごろまでいろんな食べ方して楽しめます。
納豆に混ぜても美味しいし、そのままご飯の上に掛けて食べても良し、冷奴に乗せても美味。
さて、今年も頑張るぞ!! と云って、昨日朝からモクモクと作業開始。
手順。
(1)シソの実の採り頃を吟味
花も咲き終わって、葉っぱが少し赤くなり始めた頃が採り時。
袋の中に種が出来始めています。
あまり置き過ぎると、種が大きくなりすぎて種の袋も緑ではなく赤っぽくなってしまうので、青いうちに採りましょう。
それと、やっぱりこの手のモノは自分で作った無農薬が明確なシソを使いましょうね。
私の畑は一切の農薬と化学肥料を使わずに作っています。
(2)収穫
はさみで一本づつ採ってバケツに入れていきます。
私の場合、何時も2本の青シソを
植えてます。
がさがあるため、ザル程度では2本分の苗分は入りきれません。
今年も大きなバケツの2/3くらい採れました。
(3)実を取る
手でしごいて実だけをザルに落とします。
この時、素手で行なうと指にシソの実の成分が付いて黒く着色して、2,3日落ちなくなってしまうので、必ず手袋をして行いましょう。
左手で先端を持って、根元に向かって右手で軽くつまみながら引くと、簡単に実だけがザルに落ちます。
凄い本数なので、1時間くらい掛かります。
(4)水洗いとあく抜き
実だけを取り出したら勢い良く水道水を出して埃などを洗い流します。
その後、ザルの下にボールを置いて、10分くらい水に浸けてあく抜きをします。
水が少し赤っぽくなります。
(5)水切り
ザルをボールから取り出して、2時間くらい水切りをします。
最初に数回ザルをトントンと叩いて大方の水を切ってからそのまま2時間くらい置いておくと、かなり水を切ることができます。
完全に乾燥させるわけでは無いので、振っても水が落ちなくなれば大丈夫です。
(6)蓋付きの容器に移し変える。
こんな量入る? と思われるほど小さなビンに先程のザルの量が全部入ってしまいます。
因みにこのビンは500ccの大きさです。
スプーン等で押しながら詰めていきます。
これだけ押し付けて入れても底に水が溜まったりはしません。
もし水切が不十分で底に水が溜まるようなら、一度、新聞紙にシソの実を広げて再度ザルに戻すと殆ど水は切れると思います。
ビンの中間くらいしか無い場合でも、スプーンで良く押し付けて上部を平らにして置いてください。
手で、押し付けると手に実がくっ付いてしまって落とすの面倒ですから、丈夫なスプーンがお勧めです。
(7)昆布つゆを入れる
失敗を重ねてやっと編み出した「究極の簡単レシピ」の「昆布つゆ」を入れます。
先程の手順でよく押し付けて平らにした部分までめんつゆを注いでいきます。
あまり入れすぎても、もったいないですから浸るくらいにします。
なお、めんつゆは3倍に薄めて使うものをそのまま原液で使います。
くれぐれも、薄めなくて済むめんつゆは使わないでください。 恐らく塩分が薄くて日持ちしないかも知れません。
●△*○*△●
出来上がり~~!!
左の器のシソの実はこの日の刺し身に付けて食べるために取っておきました。
このビンを冷蔵庫に入れてチビリチビリ使って行って、約半年くらい食べられます。
作った翌日から使えます。
再度、私の使用方法を列挙しますと・・・
・あったかいご飯の上に載せて食べる。 <美味>
・納豆に混ぜて食べる。<絶品>
・冷奴に乗せて食べる。<美味>
・生ナスのスライスに載せて食べる。<絶品>
・ナスの漬物に載せて食べる。<絶品>
・キューリの一夜漬けに載せて食べる。
・酒のつまみにそのまま食べる。<もったいない>
私は、納豆が一番美味しいかな? 次はナスとの相性が凄くいいですね。
他にも、いろんな食べ物に合います。
自分で組み合わせを楽しんでみてください。
なお、注意点としては、めんつゆに浸っていない(浮いたりして)部分は黒っぽくなりますが、何の問題も無く食べられます。
黒いからと云って捨てないでください。
めんつゆに浸っている部分は、何時までも青々としています。
では、皆さん。早速作ってみましょう。