今日は8月から通っているバラ販売店「那須ヒロガーデン」の講習会でしたが、このお店の15周年記念と云うことで、特別ゲストとして「木村卓功」さんと「入谷伸一郎」さんの二人の先生方が来られてバラ対談をして頂きました。
会場は10分前でほぼ満席。
始まるとこの写真の後ろの座席にも空席はありませんでした。
先ずは、このお店の何時ものバラ講座の先生「高木大輔」さんがご挨拶。
この方の講座はとても分かりやすくためになります。毎回ありがとうございます。
その後「これからのバラのトレンド・流行」と云うことで対談が始まりました。
テレビ収録の対談の様な感じですかね。
私はバラ始めたばかりで詳しくは無いですが、木村先生はNHKの趣味の園芸でも有名なんですね。
入谷先生は京成バラ園芸の苗木栽培の総責任者で二人とも日本トップのバラの専門家です。
対談は休憩無で2時間30分にも及んで、皆さん最後まで真剣に対談の内容を聞いていました。
私も予約席で前から2列目で雑念無く対談に没頭出来ました。
お話しの内容は
・「ノックアウト」品種の優れた対病性について
・新品種「リサリサ」の紹介(今年の銀賞受賞品種だそうですスペイン語で「笑顔」の意味)
木村先生が育種したバラで、第16 回ぎふ国際ローズコンテストにて「銀賞」
(上記行クリックして、結果発表のPDFファイルを参照)
PCCSで言うと、p4+(ペールトーンの赤みのだいだい)でしっとりしたとても上品な色のバラですね。
・バラの苗を冬の寒さに強くする方法
・「コルデス」品種の対病性と姿良さの両立
(クリスティアーナとウェディングベルズの紹介)
・レイヨンドソレイユ(黄色)の無農薬栽培と他のバラと咲く時期ズレによるメリット
・ディープボルドー(赤)、レモンティ(黄色)の紹介
・岳の夢(コルデス品種、赤)の紹介
・グレーテル(コルデス品種) 色の変化、繰り返し咲き
・ビバリー(赤)無農薬、3~4年で成熟してベイサルシュート更新しなくなるので木を切らないこと
・フロキシーベビー ヒップが付く、繰り返し咲く
・シャングリラ、ワルキューレ(赤紫)、薬害出るので薬はあまり使わない
・オーラ(赤紫)つるバラ
・パリス 切り花で一本千円で売られるバラ(香りが良い)
・ニーファ 白、ピンク、オレンジなど一本でいろんな色の花が咲く
・育種の話
種の作り方、時期、交配、試験方法など貴重な写真を見せて頂きながらのお話しは大変興味深いものがありました。
・ベト病 夏の終わりに肥料をやりすぎるとメタボで秋雨時に病害
・貝殻病 冬がカイガラムシ退治の絶好の時期・マシン油
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お話しの大半は対病性の良い苗の重要性と品種の対談でした。
とても興味深いお話しも沢山あったし、非常にためになった対談でした。
来て良かったと思います。
私が8月に購入した「ビバリー」が対病性が高いバラだと聞いて安心しました。
下の写真が今朝の私のところのビバリーです。
葉っぱも艶々で病気は全く出ていません。
「恋むすび」は今日の話題には出ませんでしたが、こちらも全ての葉っぱが艶々でとても元気です。
明日には見ごろの開き加減になると思います。
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ヒロガーデンの話題に戻って、講演終了後に再度お店の温室に入ってバラを鑑賞してきました。
これが、話題の「ノックアウト」品種のバラですね。
確かに花自体は枚数も少なく華やかさが少ないですが、凄い対病性で何もせず放っておいても年中花が咲くそうで、遠くから眺める花としてはとても良いらしいです。
今回の対談の話題には出ませんでしたが、「マリーアントワネット」と云う品種のバラが凄く良い香りを出していました。
実は、今日の話題にあった「レイヨンドソレイユ」と云う品種が、黄色いバラで対病性に優れたバラだと聞いて、黄色いバラを一本欲しいと思っていただけに、GETしました。
このバラは、6号鉢に入っていたので近々8号鉢に植え替えないと駄目なので、またその時ご紹介します。