「隣りの芝は青く見える」と云うことわざがあります。
ことわざの示す意味もそうですが、実際遠目に見る芝生は綺麗に見えるものです。
何故かと云えば、小さい物が良く見えなくなるからと、横の低い角度から見ると綺麗に見えるものなのです。
実際、近くに寄ってみると・・・
こんなのが沢山生えています。
これはコニシキソウと云って、野鳥が種を落として行ったりして必ず生えて来ます。
芝刈りしても地べたに這いつくばって生えるので刈り取れません。
分かり易い映像とすれば、砂利に生えた状態を見れば分かります。
根は直根で地中深くまで伸びて、夏の猛暑で水不足になっても地中の水分を吸い上げて元気に育ちます。
でも、芝刈りをした後では写真には写りません。
30分くらい掛けて残った大きな株だけ引き抜いて集めるとこんなにも大量に駆除できます。
そうは云っても、これだけの芝生面積を毎日除草する訳にもいかず、とにかく種が出来て落ちる前に小まめに芝刈りをするしかないです。
そして、目立って大きな株は見つけ次第根ごと引き抜きます。
写真右下に芝刈りで逃れた大きな株が有りますね。
意外と、伸びて葉が大きく広がった物より芝刈りを実施後に残った株を見つけて引き抜いた方が楽に抜けます。
私の経験から、増やさない様にする方法は以下のとおり。
・芝に充分肥料をあげて密集させる
(雑草にも栄養は回りますが、芝の方が生育が良いので雑草が負けます)
・できるだけ芝に水切れをさせない
(コニシキソウは根が深いので芝が水切れしてもコニシキソウは元気)
・頻繁な芝刈り
(コニシキソウは一年草なので種を付けさせなければ翌年は半減します。
芝の方が勢いが良いのでコニシキソウは芝が伸びると持ち上げられて浮いて来るのでその時を見計らって芝刈りすると効果的)
・目立つ大きな株は早めに抜き取る
9月に入って、コニシキソウにも良い環境になって来たみたいで凄い勢いで伸びて花を咲かせるので、最近は4日毎くらいに芝刈りをしています。
お陰様で、ここ数日は殆ど見なくなりましたが、気温が下がって来た事が要因の可能性もあって油断大敵。
来年は減ると良いなぁ。
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この記事を見て[「芝用の除草剤使えば良いのに」って云ってる方居ると思います。
過去に芝キープと云う除草剤を使った事ありますが、一旦は消えますがまた出て来て、より以上に増えたリ芝もやっぱり多少の影響が有って葉が薄緑になったり、場所によっては枯れる事もあります。
それに、芝刈りで出た葉は堆肥場へ入れますが、除草剤を使った芝の葉は入れれられないので困ります。
折角の堆肥場内の微生物や菌が死んでしまいます。
それに、芝生は見るためだけの場所ではなく、孫たちの遊び場でもあるのでそんな場所に除草剤なんて撒けませんね。
自然を大切にする手法で管理するのが芝にも人にも一番良い方法なんです。