先日「今年は寝る際にエアコンなしで網戸で寝ようか」とブログしましたが、その後の連日の暑さの中、深夜は風が無いと暑くて寝苦しいし、明け方は冷えて寒くて目が覚める状況で睡眠不足気味でした。
気温変化が大きくて体にも良く無いし、風邪なんかひいたら流行り病と疑われても面倒だし・・・
結局、例年どおりに私の書斎のエアコンを点けて寝る事に戻りました。
寝室のエアコンを点けると、冷たい風で目が覚めたり、送風音が気になって眠れなかったり、乾燥し過ぎて喉が痛くなったりします。
それを全部克服出来る、2年前に編み出した隣の部屋のエアコンを利用する方法。
右が寝室で左が書斎で、書斎のエアコンを点けていると寝室は程良い爽やかなそよ風が漂って来て、しかも送風音も全く気にならないし湿度も50%程度で一定です。
それに今年はバージョンアップしました。
段ボールに取っ手を付けて寝る時には床に近いところの冷気が階段に行かない様にしました。
この段ボールの高さはベッドより20cmくらい高くて丁度寝ている体の高さくらいまであります。
今までは25度設定だったけど、26度設定でも充分になりました。
レースのカーテンを付けようかとも思いましたが、とりあえずの実験として手軽に捨てようと思っていたダンボールで確認です。
点けたまま寝たって、高気密+高断熱+低ロス熱交換の24時間換気システムの家なので消費電力はほんの僅かだし、朝1Fに降りても1Fも涼しいです・・・・
実際、エアコンは定常運転でややもすれば送風だけで室外機のコンプレッサーも停止または僅かに回っているだけです。
えッ!!
えッ!!
これってもしかして昼間も2Fのエアコン一台で1F含めて全部冷えるのでは・・・
昨年まで10年間は、風が有る午前中は窓を開けて過ごして、風も無く暑い日は1Fのエアコン1台で過ごして来ましたが、1Fの部屋はリビング、和室、キッチン、ダイニング全て1台のエアコンだけで充分涼しく快適でしたが、2Fに上がると階段の中央付近を過ぎると雲が湧くんじゃないかと思うほど温度差が凄くて暑いです。
なら、2Fのエアコン1台で冷やせば逆に家中涼しくなるんじゃないの?
消費電力が気になりますが・・・
消費電力が気になりますが・・・
頭の中で講釈垂れる間に、実際にやれば分かるでしょう。
深夜ずっと2Fの書斎のエアコンを1台点けているので、朝リビングに降りても涼しいですし、当然壁や窓、床も熱を持ったりしていません。
1Fの室温は2Fのエアコン設定温度の26度です。
なら、このまま窓開けずに継続してみよう・・・
一応、1Fには扇風機を1台用意して空気が全部屋を循環するように回します。(家の設計段階で、そう出来るように間取りを作ってあります)
おおっ!
いいじゃないですか。
午後になってもずっと涼しい!
2Fも全部屋涼しいし・・・
外気とは程良い気温差。
いいじゃないですか。
午後になってもずっと涼しい!
2Fも全部屋涼しいし・・・
外気とは程良い気温差。
湿度が下がるのでより涼しく感じるのでしょう。
気になる消費電力の状況は・・・
これは7月7日のデータで、朝8時以降出掛けていて日中居なかった時の完全に冷蔵や24時間換気システムの基本消費だけになっています。(下向き部)
(深夜帯の大きな消費はエコキュートとリーフの充電です)
次が、2Fのエアコン1台を24時間稼働してる時の消費電力グラフです。
13時くらいに増えてるのは昼食の支度と、枇杷葉茶を煮出すためのキッチン回りでの消費です。
深夜帯はエコキュートの消費があります。
この日は日中、外気が35度くらいの日でした。
エアコン1台で家丸ごと涼しいけど、消費電力は極僅かです。
もう、始めて10日くらい経ちますがここ数日は外気も涼しいのでエアコン電力消費はほとんど有りませんが、湿度が50%程度で一定なので窓を開けるより格段に過ごしやすいです。
ただ、この状況は
高気密+高断熱+低ロス熱交換の24時間換気システム
の家でのデータですので、勘違いされませんように。
更に、風の流れを充分考慮した間取り設計にしているので1F部は扇風機1台だけ稼働しておくだけで2Fから降りて来る冷気を全体に回せています。
そんな訳無いだろうと思われるかも知れませんが、そう言った複合的な効果でこのような状況が作れています。
運用方法は冬の床暖房と同様に、夜間に冷えた壁や床を外気で温めない様にずっと締め切った状態でエアコンを運転し続けた方が消費電力が抑えられる気がします。
今の季節は朝6時から夕方5時くらいまで天気が良ければ自家発電だけで買電量ゼロで過ごせるのも良いですね。
でも、建てて10年間も何故気が付かなかったんだろう。
きっと「そんな訳ないでしょう」的な潜在意識がどこかに有ったのかも知れませんね。